つま先をすった歩き方を改善するポイント
「それほど高い段差でないのにつまずく」「歩幅が狭くて歩くのが遅い」など足が上がっていなくて、つま先をすった歩き方になっていませんか?
朝の通勤の時や、夜にジョギングをしている時にウォーキングをしている人をみていると、結構つま先をすって歩くように、足がきちんと上がっていない方を見かけます。
自分でも気が付いている人もいれば全然気が付いていないという方もいるでしょうが、こういった人の体を見させてもらう整体をしている側からすると、すごくもったいなく思うんです。
そこで今回はつま先をすった歩き方を改善するためのポイントをお伝えしていきます。
つま先をすって歩くことのデメリット
つま先をすって歩くとなぜもったいないのか?というと、つまずきやすいとか転倒しやすい以外にもデメリットが多々あるからです。
つま先をすって歩くような歩き方は姿勢も崩れやすく限られた筋肉しか使われず、それによって代謝(カロリー消費)も下がります。
また骨盤の動きが減ってしまい腰や股関節などの筋肉が硬くなって腰痛がでやすかったり、背中が丸まりやすくなるのでそれによっても腰痛や肩こりが発症しやすくなります。
他にも、つま先をすった歩き方は一歩一歩ブレーキがかかるようなものなので、膝への負担も大きくなってしまったりしてしまうんです。
ウォーキング自体はすごくいいことなのに、つま先をすって歩くことで効果が落ちたり、予期せぬ場所に痛みを出す原因にもなってしまうんです。
つま先をすらないように歩くにはしっかり地面をける
なのでつま先をすった歩き方は改善していってほしいんですが、足をすって歩かないようにと言われたらあなたはどうしますか?
多くの方は膝を高く上げたり、太ももを高く上げようとすると思います。
これは間違いではないんですが、あまり極端に足を高く上げようとするとそれはそれでおかしな歩き方になってしまいます。
一度しっかり太ももを上げるように意識して、その歩き方を鏡やガラスに映った姿で確認してみてください。
どうです?兵隊さんじゃないんだから太ももだけを高く上げようとするのっておかしくないですか?
なので、つま先をすって歩く方に一度おこなってみてもらいたいのが、足を上げることだけを意識するのではなく蹴りだすほうにも意識をおいてほしいんです。
何なら蹴りだしだけでもまずは意識しておこなってみてください。
どうですか?地面をしっかり蹴るとつま先って自然と上がってきませんか?
というのも、しっかり地面を蹴って前への推進力をつけた状態でつま先をすってしまうとつまずいて転倒しそうになるので、反射的にいやでも足を上げようとすると思います。
まぁ上げないでおこうと思えば、そんな歩き方もできますがわざわざそんなしんどい歩き方をすることはないでしょうし。
地面をしっかり蹴って歩くメリット
このように、つま先をすってしまう方って足を高く上げることだけを意識してしまっている方が多いんですが、それと同じくらい大切なのが地面をしっかり蹴ることなんです。
体の構造的にも、しっかり地面を蹴ろうとすることで姿勢も安定しやすく、いろいろな筋肉を使うことで疲労を分散しやすく一か所に痛みがでたりしにくくもなります。
さらに詳しく言うと、お尻で地面を押すようなイメージを入れてもらうと、お尻の筋肉をつかえてさらに効果的です。
また、年々歩くのが遅くなってきたり周りより歩くのが遅いという方も地面をきちんと蹴れていないことが多いので、しっかり地面を蹴るように意識していただくと歩くスピードもあがります。
まとめ
街で歩いている人を見ていると、つま先をすった歩き方の人を多々見かけます。あなたは大丈夫ですか?
つま先をすって歩くと、カロリー消費が減ったり、姿勢が崩れて腰痛や肩こりがでやすくなったり、膝を痛めてしまうこともあります。
ですがこんな時に足を高く上げようと太ももだけ上げるように意識してもなかなかうまくいきません。
もしもつま先をすって歩いていて、それを改善しようとしているけどなかなかうまくいかないというときは、一度足を上げることではなく地面しっかり蹴ることを意識してみてください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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