肩コリがとれないのは、わきのせい!?
肩コリがあって、たまに肩をマッサージしてもらいに行ったり、マッサージ器にあたったり、低周波を肩に当てても全然変わらないといった方もいると思います。
その中でも、もしあなたが仕事でパソコン作業やデスクワークだったり、家の家事で忙しいといった方であれば肩や首、背中だけでなく一度目を向けてもらいたい場所があるんです。
肩こりの原因となる前鋸筋
確かにコリを感じるのは肩や首のつけねかもしれませんが、実はこの部分のせいで肩がすぐにこりやすい状態になっているかもしれません。
それが前鋸筋という筋肉のつく部分。
この前鋸筋はこんなところについていて、
わきのちょっと後ろ側です。
上のわきの赤い部分から、肩甲骨の裏っかわ(ピンク色の部分)にかけてついています。
で、当店に来られる肩コリのお客様でパソコン作業など手や腕を酷使されている方はこの部分がすごく硬くなっているんです。
それでこの前鋸筋を緩めてあげるとその肩こりが軽くなることも多々あります。
どうして前鋸筋が固くなるのか?
肩コリなのにわき??って思われるかもしれませんが、
この前鋸筋は腕を前に突き出す時に働きます。
つまりパソコン作業でキーボードを打つ時の体制や、その状態でキーを打つ時の手や腕の移動の際に繊細に働いて位置を微調整してくれたり、腕をキープしてくれています。
また家事でも、拭き掃除や食器のなどの洗い物といった腕や手を使うときにも働いてくれます。
それが毎日続くことで前鋸筋が疲労し硬くなりはじめ、肩甲骨の裏までびっしりついているこの筋肉が固くなると、肩甲骨は動きが制限されてしまいます。
肩甲骨の動きが悪いと肩がこるというのは最近では何度か耳にされたことがありませんか?
実際その通りで、肩甲骨の動きが悪くなると肩甲骨につく肩周辺の筋肉が伸び縮みしにくくなり、血液の巡りが悪くなることで肩こりを発生させます。
また、前鋸筋が疲労してくるとその代わりに働いてくれるのが肩こりを感じるの大きな肩の筋肉なので、結果的に肩こりを感じるの部分の筋肉も余計な仕事が増えて疲労することでコリが出始めてしまいます。
前鋸筋も一緒にケアしてあげることが必要
こんな時に肩の凝った部分だけもんだり電気を当てたりケアしても、前鋸筋が硬いままだと、肩コリを感じるの部分の筋肉の仕事の量は増えたままだからすぐに疲労し、また肩コリが出てきてしまうんです。
なので、パソコン作業をよくする人や家事で忙しい人は肩のこったところだけ見ないでわきのあたりを一緒にケアしてあげてくださいね。
ここでは前鋸筋のストレッチをお伝えします。
前鋸筋のストレッチ
床によつんばいになり、手を肩幅より開いて肘を伸ばします。
そこから肩を入れ込むようにして胸を下げていきます。
脇から肩にかけてツッパリ感がでてきたところで15秒~20秒キープしてください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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