腰痛のストレッチだからって
腰は伸ばさない!?
ちょっと腰が痛くなってといった時にまずは自分でストレッチや体操をしませんか?
手軽にできますし時間だってそれほどかかりませんし、今はスマホなどで簡単にストレッチの方法を検索することができますし。
ただこの時に意識してもらいたいのが、なんだか思いっきりやったほうが効果がありそうだからと、腰痛だからって腰ばっかりグイグイと伸ばさないでください。
無理やり伸ばすと筋肉は緩まない
腰痛なのに?って思うかもしれませんが、これは腰に限ったことでなく他の部分でもそうなんですが、筋肉は痛みを感じるとそれをださないようにするために縮まって固まり動かないようにして、痛みがでないようにしようとします。
つまり、筋肉を緩めるためにストレッチなり体操を行っているのに、無理やり痛みのある筋肉をグイグイ伸ばすことによって反対に腰の筋肉が固く縮まろうとして伸びにくくなることがあるんです。
そうなれば、筋肉はいつまでたっても緩まないで、そのせいで本来の力も発揮できず、血液の巡りも悪くなり痛みが続いてしまいます。
なので、腰のストレッチや体操を行うときはまずは痛くない方向へ体を伸ばしていきます。
痛い方向へ伸ばす時もできるだけゆっくりゆるく、無理は禁物です。
腰痛でも腰以外の筋肉を緩めてあげる
そして、それより大切なのがたとえ腰痛だったとしても腰以外の部分も一緒にストレッチや体操で伸ばしたり緩めてあげることなんです。
そもそも、腰の部分を動かす時に、例えば体を前に倒す時に腰だけが動いていますか?
そんなことないですよね、背骨や股関節だったり関節以外でも前に倒れないよう踏ん張るために足の筋肉なりを使っていますよね。
そういった腰以外の部分が固くなることで腰の可動域は減ってしまいます。
可動域が減ると言うことは、腰の筋肉が伸び縮みすることが減るということなので、だんだん腰の筋肉までも固くなって行くんです。
ここがポイントで、腰以外の部分のストレッチや体操をすることで腰の動きもよくなるんです。
ちょっとややこしくなりますが、そもそもその腰の痛みも他の関節や筋肉が固まることで、腰が本来より大きく動いてその固まったところをカバーしようとし働きすぎになってでているといったことが多々あります。
とくにお尻や足の筋肉は腰の痛みに大きく影響しますので、痛みのある腰をグイグイとストレッチするのではなく、まずはこの部分のストレッチや体操を行ってください。
そうすることで腰の可動域も大きくなっていき、筋肉もしっかり伸び縮みすることができ緩みやすくなります。
腰痛で腰のストレッチを続けているのに一向に改善していかないときは、グイグイと無理に伸ばしていないか確かめてください。
そしてそれでも改善が遅いときには腰以外の筋肉もゆっくり伸ばして緩めてあげてください。
それで数日続けて痛みが変化したら、さらにそのまま続けてもらうことで腰の痛みは改善してきますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
コメントをお書きください