ストレートネックだからって
首に原因があるとは限らない
肩こりがひどかったり、首が痛かったり、ひどいときは頭痛まで出てきた時に病院で一度検査してもらうことがあると思います。
その時にレントゲンを撮って、その写真をみせられ「首がまっすぐでストレートネックになっているので症状が出ています」なんて言われたことないですか?
そうお医者さんに言われるとどうしても首ばかりが気になってしまうと思いますが、多くの人は生まれつき首が真っ直ぐなわけではなく、
またストレートネックだからってその首がまっすぐになった原因が、首だけにあるわけではないんです。
首がストレートネックで真っ直ぐになっているという今の結果ではなく、重要なのはなぜ?首がまっすぐになってしまっているか?というん部分です。
今回は首のカーブを取り戻すために、どうして首が真っ直ぐになってしまっているのか?の原因をお伝えしていきます。
首の筋肉はどこからつながっているのか?
これにもいろんな原因がありますが、その一つに首の筋肉の緊張があります。
首の筋肉が固くなってしまうと、その筋肉が首の骨を引っ張るためにその結果で首が真っ直ぐになってしまうことがあるんです。
それじゃあやっぱり首に原因があるんだと思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
たとえ首の筋肉が硬くなることで首がまっすぐになっているとしても、そもそもその首の筋肉はどこから始まっていますか?
これは身体の構造を知らなくても、あなたの筋張った首の筋肉を触って下のほうへたどっていくとなんか背中の骨にあたりますよね。
多くの場合この肩甲骨という骨にたどり着きます。
写真の緑色の骨です。
つまりこの肩甲骨の場所がよく身体の歪みなんて言われますが、歪んでいて多いのは外に移動すれば、そこについている首の筋肉の走行もわずかに変わりますよね?
筋肉の走行が変わるということはその筋肉に首が引っ張られて、首自体も歪んでいきます。
かなり大ざっぱな説明ですが、この肩甲骨の歪みが左右に起こればそうやって本来あった首のカーブは真っすぐ、つまりストレートネックになっていくんです。
肩甲骨をゆがませる筋肉
となれば、肩甲骨の位置をもとに戻して上げられればストレートネックは改善していくということですよね?
(まぁあくまで肩甲骨の歪みによって首がまっすぐになっている場合なので、なんでもかんでも肩甲骨が原因というわけではありませんが)
で、肩甲骨の歪ませる筋肉として胸の小胸筋という筋肉があるんですが、首の症状なのに、胸と首で離れているのに胸の筋肉が原因でストレートネックになることがありえるということです。
骨盤が歪むと首が真っすぐになる
また肩甲骨の歪み意外にも、ストレートネックになる原因として、骨盤の歪みがあります。
これもどういうことなのか?簡単に説明していくと、骨盤が後ろに傾いてしまったとします。
そうすると、
骨盤とつながっている背骨は、骨盤につられて背中から腰を丸めてしまいます。
こうなると頭はバランスをとるために本来の位置より写真のように前に出てしまうんです。
この時の首を見てください。かなりストレートに近くなってしまっていますよね。
もう少しわかりやすイラストだと、
骨盤が歪んで頭が前に行ってしまうと、上のイラストの左のように首がストレートネックになってしまいます。
このように骨盤の歪みも、一見首と大きく離れた場所に存在しますが、ストレートネックと密接に関係しています。
ストレートネックだとお医者さんに言われた場合、どうしても首の治療をしなければと思ってしまう方が多いですが、
あなたはこんな事実があってもまだ首だけ牽引したり、首の付け根に電気やシップを当てるだけの治療を受け続けますか?
ストレートネックという首が真っすぐの状態なのはあくまで結果です。
その結果をもたらしているのは首以外の部分に存在しています。
そこをどうにかしていかないと、首はいつまでたっても真っすぐのままなんです。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
コメントをお書きください