頚椎症、頚椎ヘルニアに薬の危険性
あなたは頚椎症・頚椎ヘルニアの時に薬を飲む危険性について知っていますか?
首や肩から腕に痛み・痺れがあり、病院へいってレントゲンやMRをとって頚椎症や頚椎ヘルニアと言われたときに、ロキソニン、ボルタレン、リリカなどの痛み止めの薬を出された方は多いと思います。
当店にこられる頚椎症・頚椎ヘルニアのお客様にもそういった痛み止めをもらったと聞くことがほとんどで、頚椎症や頚椎ヘルニア、首、肩、背中、腕や手の神経痛を発生させる疾患に処方される事の多い薬です。
中にはそういった痛み止めを毎日飲んでいる方もいると思いますが、気を付けて欲しいのはそういった痛み止めで頚椎症や頚椎ヘルニアの痛みを軽減できたとしても、それはあくまで痛みをごまかしているだけだということを忘れないでください。
今回は頚椎症・頚椎ヘルニアの時に薬に頼ることの危険性についてお伝えしていきます。
今の時代、手軽に手に入って使用しがちになってしまっているからこそ参考にしてみてください。
痛みは体からの危険信号
そもそも痛みというのは脳が作り出している一種の防御反応から発生する感覚で、簡単にいうと悪いところを痛みによって知らせる危険信号のようなものです。
痛みがあれば動作の時に気をつけたり、ソーッと動かすようにしますよね?
このように体に何らかの問題が発生した時に脳は本人に悪い場所を知らせるとともにその部分を安静にさせるために痛みを発生させるんです。
薬は危険信号を無理やり止める
そしてロキソニン、ボルタレン、リリカなどの痛み止めの薬は、脳がだすその危険信号を無理やり止めてしまうわけです。
本来は「痛み」を出す事によって、動作による負担を頚椎症であれば首や腕にかかりにくくしている訳ですが、その「痛み」を無理やり薬で止めてしまうとどうでしょうか?
痛み止めを飲んで頚椎症の症状が消えたり軽減してしまったら、痛い時と同じ様に慎重に動いていますか?
まずできませんよね。ほとんどの方が痛みがなければ首や腕を意識せずに動かしてしまいます。
治ったのではなく一時的に痛み止めでごまかしているだけにも拘わらずにですよ。
中には痛みが消えたり減少しても、首や腕の使い方を気を付けているという方もいるかもしれませんが、それでも薬を飲む前の元の状態の時と同じレベルで動作を意識したり制限できる方はまぁいないでしょう。
なんせ痛くないんですから!
痛み止めは魔法の薬ではない
ただ、思い出して欲しいのは「痛み止めを飲む前の症状が本来のあなたの症状」だということです。
本来は強い痛みのせいでまともに動けない状態なのに、痛みがないからといって普通に動いてしまえばその負担により間違いなく頚椎症や頚椎ヘルニアは悪化します。
つまり痛み止めというのは、あなたを救ってくれる魔法の薬ではなく、悪化の危険性を兼ね備えた物だということです。
事実もともとの薬の強さでは痛みが消えなくなって痛み止めの量を増やしたり、それでも症状が変わらなくなったという方を何人も見てきました。
これは一つは薬に慣れてしまうということもありますが、痛みをごまかして首や腕に負担をかけすぎ悪化した結果でもあります。
だからと言って薬をまったく使用してはいけない!というつもりはありません。
頚椎症や頚椎ヘルニアの症状に悩まされる方の中には、薬を飲まないと四六時中痛くて夜も眠れないという方もいます。
こんな時は無理に我慢せずに痛み止めを飲むことも必要だと思います。
そして大切なのは、痛み止めを使用するときも、薬で痛みをごまかすだけで終わらずきちんと頚椎症・頚椎ヘルニアを治療していくことだと思います。
痛み止めを常用して症状を悪化させてしまう前に、しっかり頚椎症のほんとの原因の部分を治療していってくださいね。
もしどこに行ってもダメだった。どこに相談して良いか分からないという人は遠慮なく私に相談して下さいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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