腰は痛くないけど、これって坐骨神経痛?
最近なんだかお尻から足にかけてピリピリと痛んだりシビレを感じる。
こんな時なら今はまずパソコンで「お尻から足 シビレ痛み 原因」などで検索される方も少なくないはずです。
そうすると坐骨神経痛なんて言葉にヒットして読んでみると自分の症状に近く、私もこれなのかな?
だけど私、腰は痛くないんだけれど…ほおっておくのも心配だし…
といった具合に、当店へ来られるお客様で実際いらした来店理由を書いてみたんですけど、こういうことってあると思います。
自分の痛みやしびれの原因を知るためにも、今回は腰に痛みがなくても坐骨神経痛の時があるのかどうか?についてお伝えしていきますね。
腰以外の痛みが強い
坐骨神経痛と聞くとなんだか腰もいたくなるようなイメージを持たれている方もいますが、結論からいうと決してすべての方が腰痛を持っているというわけではありません。
この理由も多々あるので一概には言えませんが、いくつか例をあげると、
お尻や太もものシビレが極端に強い場合などは、経験あると思いますが人ってそんなにいくつも同時に体のあちこちに意識が行かなくて一つ強い痛みがあれば他の小さな痛みは気にならなくて、これによって腰に痛みがほんとはあるのに気が付かないといったケースがあります。
こういった方は少ないんですが、当店に来られたお客様の中にも施術でお尻の痛みが減っていくと、あれ?私って腰も痛みがあったんだと気が付かれる方がいました。
坐骨神経痛はあくまで名称
他にも、そもそも坐骨神経痛というのは腰椎ヘルニアのような病名ではなく坐骨神経の範囲にでる症状につける名前なので、必ずしも腰で神経を押さえたりしているわけではありません。
お尻や足などで筋肉が硬く縮まり神経の通り道を狭くしてそれによって痛みやシビレがお尻や足にでていることがあります。
この場合、腰が原因ではないので腰の部分には痛みがないといったこともあります。
腰以外の筋肉の収縮によっても症状がでる
また、上の原因に似ているんですが、細かい血管や神経というのは筋肉の中にも通っていて筋肉が硬くなることでそれがギューと圧迫されます。
そうするとそれによってシビレや鈍い痛みがおきることもあり、
さらには、血管も圧迫され血流が悪くなるので酸素や栄養分が筋肉に十分に供給されず、なんとも言えない「重いだるさ」をだすことがあります。
この場合は坐骨神経痛とは言えないかもしれませんが、同じような症状がでるので坐骨神経痛と区別は体の知識がなければ難しいです。
まとめ
なので、坐骨神経痛だから腰にも痛みが必ずしもでるというわけではありません。
さらにいうと極論、坐骨神経痛であろうがなかろうがどちらでもいいんです。
問題なのは実際にお尻や足に痛みや痺れがあり、それによってあなたが家事がはかどらないかもしれませんし、仕事を休まないといけないかもと不安に感じてるのかもしれないし、痛みで仕事ができないことかもしれませんし、友達と出かけられないことかもしれませんが、痛みと痺れで不便を感じているという部分です。
自分の体の症状のことを知って安心するだけでいいのであればそれでいいんですが、そうではなくその痛みや痺れをどうにかしたいのであれば、病名を気にするんじゃなくて、どうすればその痛みや痺れが改善していくのかを考えるほうが大切なんですから。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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