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春にでやすい腰痛の原因と対策

 

春にでやすい腰痛の原因と対策

 

春の腰痛対策

3月に入ったところですがここ数日暖かい日が続いていますね。

夜にランニングしていると梅の花?なのかな、もうヒラヒラと散りだしていました。

 

そんな春に近づいてきたこの季節は腰痛にお気を付けください。

こういった体を整える仕事をしてきて10年以上なりますが、春の季節ってぎっくり腰を含め、腰痛になられる方が多い季節でもあるんです。

 

これは寒い時期にはそれほど動くことも減って、腰を痛めるようなことも少ないんですが、暖かくなってくると動く機会が増えたり、外に出ていくことも多くなったり、活動的になることで腰痛になる方が多いです。

 

今回はそんな春に起こりやす腰痛の原因と対策についてお伝えしていきます。

 

 

冬に硬くなってしまっている筋肉

奈良県香芝市の腰痛男性

冬の寒い時期には普段の生活でも体を動かすことが減ってしまってたという方は少なくないはずです。

 

ちょっとした用事でも外に出るとなると、それなりに服を着こんだり、手袋やマフラーを着用したりしないといけないので、私もついついまぁいいか…と後回しにしたり、家の中でも極力暖房のきいた部屋から出ないようにしてしまいます。

 

ただでさえ冬の寒い季節は血管が収縮して血液の巡りが悪くなっているのに、体を動かすことが減ることで筋肉が動かないためにさらに血液の巡りが悪くなり、筋肉が硬くなりやすいんです。

 

その冬で硬く柔軟性を低下した筋肉を、少し暖かくなってきてそれに伴い体を動かすことが増えたり、急に思いっきり動かし筋肉を無理やり働かさせることで、痛みを発症してしまうんです。

 

対策

冬にはあまりおこなっていなかった運動を、暖かくなって始めるときにはしっかり準備運動をおこなうようにしてください。これがしっかりできていないと腰痛だけでなく怪我のもとにもなります。

 

出かける際も、意識はしなくても冬よりも動くことが多くなりやすいので、硬くなった筋肉を働かせたまましておかずに、ストレッチや体操などでケアしてあげてください。

 

もちろん普段から体操やストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保っておくのもいい方法です。

 

 

荷物を持つことが多くなる

これからの季節は、暖房器具を片づけたり家具の入れ替えをおこなったり、4月の新生活に向けて引っ越しの作業をされる方も増え、荷物を持つことが多くなる季節でもあります。

 

当然荷物を持つことが多くなれば、腰に負担がかかることが増えて腰痛を発症しやすくなってしまいます。

 

なので、荷物の持ち方を意識して頂いたり、腰痛が出る前に荷物を運んだり持ったりした時はケアをしてくださいね。

 

対策

荷物をもちあげる際は、荷物の位置から体が離れてしまうほど腰に負担がかかってしまうのでできるだけ近づき、しっかり膝を曲げて、背中や腰を丸めることなく身体を落とし、そのまま背中を伸ばしたまま腰だけでなく足の力も使って荷物を持ち上げてください。

 

また、ストレッチや体操などケアをおこなう場合には腰周辺だけではなく、一緒にケアしてあげてほしいところがあります。

 

それが背中の筋肉です。特に広背筋と言われる腰から背中を覆う筋肉。

奈良県香芝市の女性

(上のイラストは、人を後ろから見たときのものです。)

この筋肉は荷物を持ち上げたりするのにすごく頑張ってくれる筋肉で、この筋肉が疲れて固くなれば、見ての通り腰にまで広がる筋肉ですので腰の部分で痛みを出すことがあります。

 

そしてこの筋肉が疲れて働きが低下すれば、その分の仕事を腰の筋肉がカバーするために腰が普段以上に頑張らないといけないことになりそれによって腰痛を起こすことがあります。

 

こんな時に腰だけストレッチにしてもマッサージにしても運動にしてもケアをしてあげても、腰痛の原因となった背中がそのままではすぐに痛みが再発してしまいます。

 

荷物の持ち運びが増えやすいこの時期だからこそこの背中の筋肉も一緒にケアしてあげてくださいね。

 

簡単なストレッチとしては

香芝市の整体師

片手を肘を曲げて頭の後ろから背中に回します。

反対の手で後ろに回した腕の肘を持ち、矢印方向に体を倒していってください。

背中にツッパリを感じたところで15~20秒キープ

 

写真では少し前かがみに見えますが、おこなうときはできるだけ胸を張るようにしてくださいね。

 

 

お酒の飲みすぎ

春に向けてのこれからの時期は、歓送迎会やお花見など何かとお酒を飲む機会も多くなる季節です。

 

そうなると当然内臓も、いつもよりも疲労してしまいやすくなります。

 

特に肝臓はアルコールを解毒するために働き、機能が低下してしまいます。

 

肝臓の機能が低下すると肝臓に血液が滞留してしまうんですが、肝臓には血液量全体の約30%ほど血液があり、これが滞留してしまうと筋肉の血液のめぐりも悪くなるってしまい、補給や老廃物を送り出す事ができなくなり、筋肉の働きが衰え結果として腰痛を出しやすくなります。

 

対策

当然飲みすぎには注意するようにしてください。

 

また、飲み会などで座敷で長時間座る時には、お尻に座布団を折りたたんで敷いたり、時々立ちあがって身体を少し動かし同じ体勢を続けないようにしたり、椅子があるお店では座敷よりも椅子に座るようにしてください。

 

それ以外にも足は第二の心臓と言われているんですが、その足の柔軟性を高めておくことで重力で足元に集まる血液を心臓に向けて押し戻してくれて身体の血液のめぐりをよくしてくれて、肝臓に滞留する血液も出ていきやすくなります。

 

 

花粉症によって

最近では年中、何らかの花粉症に悩まされている…という人も多いでしょうが、やはり春はスギ花粉など花粉症に苦しむ人が多い季節ですよね。

 

そんな花粉症も腰痛の原因となる事があります。それが花粉症の時に起こりやすい咳やくしゃみによってです。

 

咳やくしゃみと言うのは一瞬のことですが、空気を口から勢いよく出そうとするとお腹に力が入るので、その腹圧によって腰の関節や椎間板に強い衝撃が加わります。

 

また腹圧が強すぎると抵抗を少なくしようと身体が思わず前かがみになってしまいますが、急な前かがみになることで腰や椎間板に負担をかけることも原因です。

 

瞬間的にですが、腰に大きな負担が加わる咳やくしゃみを、花粉症の時には止まらなくなることがあるくらい連続して行うため、それだけ腰痛のリスクが高まります。

 

対策

咳やくしゃみをするときには、壁や机に手を当てることを心がけてください。そうすることで咳やくしゃみの際に腰にかかる衝撃を分散させることができます。

 

周りに何もないという時にはせめて、膝を曲げて膝に手をのせてください。それだけでも咳やくしゃみの時に上半身が大きく動くことを制限でき、腰にかかる負担を軽減することができます。

 

また、咳やくじゃみをするときには、背中を丸めずに背骨をのばして腰椎の前弯のカーブを保つことで、さらに腰にかかる負担を減らすことができます。

 

 

寒暖差によって

春はお昼になると気温が高まり20度を超える日でも、朝晩には10度を下回る事も多く、非常に寒暖差の激しい季節で、この寒暖差が腰痛の原因となる事があります。

 

大きな気温の変化は身体にとっては一種のストレスになり、筋肉に負担をかけます。

 

すると筋肉を硬直させてしまい、それによって血管が圧迫されれば血流が悪くなり、疲労物質などの老廃物が溜まってコリや痛みを出しやすくなったり、栄養や酸素がきちんと筋肉に巡りにくくなるため、筋肉の働きが制限されて傷めやすくなります。

 

もちろんこれは腰の筋肉でも起こり、身体の要の部分である腰はその影響を大きく受けやすい部分です。

 

対策

特に夕方以降、日が暮れだしたときに身体を冷やさないようにすることが大切です。

 

出かけるときには日中は薄着でも、夜にかけて身体を冷やさないように着るモノを準備したり、寝るときにも布団などをしっかりとかぶって足元を冷やさないように気を付けてください。

 

お風呂でしっかりと身体を温めてあげることも、春の季節はまだまだ冷え対策に有効です。

 

 

ストレスをため込まない

春の季節は別れの季節でもあり、新しい出会いの季節でもあるように、人間関係が大きく変化をしやすい時期であるため、ストレスも思いのほか溜まりやすくなります。

 

それ以外にも上記でお伝えした寒暖差も、人の身体にはストレスとして受け取るため、これらストレスによって自律神経が乱れることで血液の巡りが悪くなり、痛みにも敏感になり腰痛を起こしやすくなります。

 

対策

職場が変わったり、学校を卒業したり、入学したり、こういった人間関係の変化はどうこうできるものでないため、それ以外の所でストレスをため込まないようにすることが必要です。

 

また、自分なりにストレスの発散できる事を行ったり、運動を行ったり、睡眠時間をしっかり確保するなど、ストレスを発散させることも大切ですね。

 

 

まとめ

春の季節は段々と温かくなり始め、腰痛にもよさそうなきせつですが、私の経験から言うと実は腰痛を起こす方が多い季節なんです。

 

これにはいろいろな要因がありますが、例えば冬の間はあまり動いていなかった身体を、温かくなってきた春に急に動かし筋肉に大きな負担をかけてしまうことや、引っ越しなど腰を酷使することが多い季節でもあるためです。

 

また季節柄、人間関係が大きく変わりやすく、寒暖差も多いためストレスによって腰痛を起こしやすくなったり、花粉症の咳やくしゃみで腰痛を起こしてしまうこともあります。

 

上記でお伝えした対策を参考に、せっかく暖かくなり始め、旅行など外出やスポーツにもってこいの季節ですので、腰痛を起こしやすい季節でもある事を忘れず、春を満喫してくださいね。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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