その首こりは首の筋肉の働かせすぎ
デスクワークやパソコンをよく使う方に肩こりと並んで多い首こり。
あなたもデスクワークやパソコン作業が多ければ、ついつい特に首の付け根あたりに知らない間に手がいってませんか?
そんな時は自分でマッサージやストレッチでこりを緩めてあげるのもいいんですが、やはりなぜ首がこるのか?この部分を変えていかないとすぐにまた首がこってきてしまいます。
今回はそんな首がなぜこるのか?の原因についてお伝えしていきます。
いくらマッサージやストレッチをしてもすぐにまた首がこるという方は参考にしてみてください。
首の筋肉の働かせすぎ
それじゃあなぜ首がこるかなんですが、首こりの方に非常に多いのが首の筋肉を働かせすぎなんです。
そもそも頭ってボーリングの球ぐらいの重たさがあって首の筋肉はそれを動かすために働いたり、頭が落ちないように支えてくれています。
で、首こりが出やすい方って頭が前に行ってしまっているんです。
こんな感じで、
本来なら
こういう感じで頭がきちんと胴体の上にあるので、頭の重たさは首の筋肉だけでなく背骨にきちんと乗っかることで、背骨や骨盤などにも分散されます。
それが上のように頭が前に行けば、台から転げ落ちようとする頭を首の筋肉で落ちないように引っ張っているような形になってしまいます。
なので首の筋肉ばかり働いて頭を支えるものだから、首こりになってしまうんです。
首こり予防は頭の位置を正す
なので首がこらないようにしていくためには頭の位置をきちんとしたところにもっていく必要があるんです。
ただ、この時ついつい頭の位置だけ後ろにしようとする人が多いんですが、それではなかなか続かないんです。
というのは、頭が前に行ってしまっている方の大半が肩や背中も丸まってしまっているからです。
例えば、上の写真の方が肩や背中はそのままで頭だけ後ろに移動させようとしたらどうですか?
なんだかめちゃめちゃ窮屈そうに思いませんか?
実際にあなたもちょっと大げさに肩と背中を丸めて、頭だけを後ろに持っていこうとしてみてください。
かなり首のあたりが窮屈に感じるでしょ?
つまり、肩の位置が前に行ってしまったり背骨が丸くなってしまっている状態は、頭をのせる土台自体が傾いてしまっているようなもので、そんな傾いた土台に正しく頭をのせられないんです。
のせられないものだから、働かせすぎてこっている首の筋肉をさらに使って首の位置を後ろで保とうとします。
首の筋肉に負担をかけないように頭の位置を正すはずが、首の筋肉を使って頭の位置を正そうとしてしまっていると本末転倒ですね。
頭の位置を正すために肩や背骨を正す
なので頭の位置だけ正そうとすると首の筋肉を使ってしまうので、肩の位置や背中の丸さを一緒に改善していく必要があります。
そのために意識すべき点は、
●足の裏の重心の位置をくるぶしの下に持ってくる。
重心の位置が前や後ろにかかってしまうと、身体がバランスをとって安定させるために背中を丸めてしまいます。
●お尻とお腹に力を入れる
背骨の土台となる骨盤が不安定では背すじを正すことはできません。
なのでお尻とお腹に軽く力を入れてあげることで骨盤が安定し、背骨を正やすくなります。
●肩甲骨を軽く寄せて下げる
肩の位置が前にいって肩が丸まってしまっているのは、肩甲骨が外側に歪んでしまっているからです。
なので肩の位置を正すためには肩甲骨の位置を正してあげることが必要なんです。
そのために肩甲骨を軽く背骨の方に寄せて下にさげてください。
この時ポイントはあくまでも軽くです。力んでしまうと長時間続けることが不可能ですから。
このような点に注意してみてください。
まとめ
首こりのかたってのは首の筋肉の使い過ぎによってこりが起こっています。
そして首のケアや頭の位置を正そうとするだけでなく、肩や背骨周り一緒にケアをしていってあげないとなかなか改善していかないです。
もし首のマッサージやストレッチはするけどなかなか首こりがとれない時は、頭の位置を正すプラス肩や背中周りのストレッチも入れてみてください。
それによって背すじが正されて肩が開けば、今までより首は楽になりますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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