腰痛を怖がると腰痛がとれなくなる
腰痛がでると不快だし、できるだけ痛くないように体を動かさないようにしていませんか?
何度もぎっくり腰を経験したことあるような人や、何とか腰痛が出ないようにと腰をかばいながら生活されている方の中に、腰痛を怖がって腰痛になってしまっている方がいます。
腰痛を怖がって腰痛?ってどういう事???ですよね。
今回は腰痛を怖がるあまりに、腰痛がでやすい体になってしまっている人の特徴についてお伝えしていきます。この記事を参考に当てはまる方はそのせいで腰痛が治らないのかもしれないので気を付けてみてください。
腰痛がでないように安静にしすぎていませんか?
腰痛が出ないようにするためにはどうしたらいいと思います?
これも答えはいろいろありますが、腰をできるだけ動かないようにすれば痛みが出なくなるように思いません?
使うから痛いのであって動かさないで使わなければ痛みが出ないといった考え方です。
で、このような考え方なのか、腰をできるだけ動かさないように常に腰周辺の筋肉にガチガチに力が入っている方がいるんです。
実際に腰をできるだけ動かさないように生活をちょっとしてもらうとわかるんですが、歩いたりなど動きが硬くぎこちなくなって動くことが減るんです。
肝心の腰もできるだけ筋肉が動かないようにと常に力んでいる。
ですがこれね、余計腰に痛みが出そうじゃないですか?
なんせ腰の筋肉に常に力が入っているんですから、筋肉は硬く柔軟性を失い血液の巡りも悪くなります。
さらに動くことが減るので筋肉が伸び縮みせずに余計に血液の巡りが悪くなり、本来血液が流れる事で筋肉が修復されるのがおこなわれなくなり、いつまでたっても腰痛が改善しなくなってしまいます。
腰をかばいすぎると姿勢が崩れる
ほかにも腰をかばい動くこと自体が減ると、腰以外の筋肉も徐々に固く縮まりだしてしまいます。
硬くなった筋肉は骨を引っ張り体の歪みを作り、それによって腰痛が改善しなくなるといった事もおこってきます。
例えを出すと腰をかばって生活している人に多いのがこんな姿勢になっている人
ちょっと大げさですが、腰を動かさないようにするためにだんだんお尻や足の筋肉が硬くなり、骨盤を引っ張り骨盤が後傾し、バランスをとるために立つときは膝をちょっとまげて立たれます。
これね、本人は腰をかばってできるだけ腰に痛みが出ないようにと思われているんですが、はたからこの姿勢をみてみるとどうですか?
なんか腰あたりが丸まってしまってすごく腰に負担がかかりそうに思いませんか?
実際にこのような姿勢は腰にかかる負担が大きくなるために腰痛を発症させたり、腰痛を長引かせる原因になってしまいます。
つまり腰をかばいすぎてしまうと、かえって姿勢が悪くなって腰痛がでてしまうことがあるんです。
あなたがすでに腰をかばってこのような姿勢になってしまっている時は、まずは腰だけでなくお尻や足のストレッチ(または体操でもいいですが)を一緒におこなって、後ろに傾いた骨盤をもとに戻しながら膝がしっかり伸びるようにしていってくださいね。
それによって腰の筋肉のこわばりや血液の巡りが改善していき腰痛が軽減していきますので。
余計な力みは腰痛を長引かせる
確かに腰痛ってのはあまり気分のいいものではありません。なのでできるだけ出さないようにと動きが減ったり余計な力が入るのはわからなくもないです。
ただあまりに怖がってしまい、余計に力んだり動きが減って腰痛がいつまでたっても良くならないといった事にならないように注意してください。
体もむちゃくちゃ動かさないといけないという事はありませんが、やはりある程度動かさないと血液であったりリンパであったり流れないといけないものまで流れなくなってしまうので、それも腰痛が改善しない原因になってしまいます。
まとめ
必要以上の安静や、腰をかばって動かさないようにしようという力みはかえって腰痛を悪化させたり長引かせてしまう可能性があります。
人の体はある程度動かすことで筋肉が伸び縮みし、それによって血液の巡りやリンパの流れがよくなり腰痛を予防したり、腰痛が治っていくような構造になっています。
また腰痛をかばいすぎると姿勢が崩れて結果的に腰の負担を増やしいてしまっていることもあるんです。
腰痛を怖がりすぎるあまりに、腰痛に悩まされないように注意してください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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