ひどい肩こりは股関節の固さが原因!?
股関節が固くなってしまっていると、ひどい肩こりの原因になるのをご存知ですか?
肩こりのひどい方は肩甲骨を動かすと効果的といったことは最近言われているので、仕事の合間や家でちょっと肩甲骨を動かすストレッチをしたりしている人もいると思います。
確かに肩甲骨には肩こりを起こす筋肉が多数ついているので、肩のこった場所だけでなく肩甲骨から動かしていくことは大切ですしそれなりの効果も見込めます。
ただ肩甲骨を普段から動かすようにしているのに、なかなか肩こりがとれないといった方も当店に来られる方の中にはいらっしゃいます。
特に肩こりが慢性的で症状の強い方なんかに多い傾向があるんですがこれってなぜなのか?
今回は肩こりが治らない時の原因となることがある、股関節の固さが肩こりに与える影響についてお伝えしていきます。
股関節が肩こりに影響を与える
こういった肩甲骨を動かしているのに肩こりがすっきりしない場合に、肩甲骨と一緒にケアしてもらいたいのが股関節なんです。
いやいや肩こりなんですけどって思われるかもしれませんが、股関節の動きは肩と連動しているんです。
ちょっと簡単に言うと、
股関節の動きが悪くなり股関節周辺の筋肉が硬くなって縮まってしまうと、骨盤はそれに引っ張られてしまいます。
例えば股関節の動きが悪くなることで、お尻の筋肉が硬くなって骨盤を引っ張り、骨盤が後ろに傾いてしまうと
こんな感じで、
そうすると骨盤の上に背骨は乗っかているので、
骨盤の後傾とともに背中は丸まり頭の位置がグッと前にいってしまいます。
こういった背中が丸まって頭が前に突き出た姿勢になってしまっていて、普段の生活を過ごしていれば肩や首はめちゃめちゃこりそうじゃないですか?
実際にそうで、これで肩甲骨を動かしたとしてその時はましになったとしても、背中が丸まって頭が前にに飛び出しているので、またすぐに首や肩に負担がかかってこりができてしまうんです。
つまりこの場合は、お尻の筋肉や股関節の柔軟性をつけてあげて、姿勢を改善しないことには肩こりが治って行かないんです。
股関節の固さを首が代用する
姿勢だけでなく、股関節が固くなることで、その悪くなった分を、
例えば体を前に倒して下を向く時、股関節が固い方は柔らかい人に比べて体が前に倒れにくい分を首をグッと丸めて代用します。
といったように、股関節の固さは首や肩の仕事量も増やしてしまいそれも肩こりがとれない原因となります。
まとめ
いっけん肩こりとなんの関係もなさそうな股関節なんですが、人の体は連動して働くために、股関節が硬くなることで姿勢が悪くなったり、動きの悪い分を首で代用したりするために、肩こりが発生してしまうことがあります。
最近あちこちで言われるようになったように肩甲骨を動かすことは大切です。
大切なんですが、そもそも股関節が固くなることで、肩こりのめちゃめちゃ出やすい姿勢で生活をしていた場合などは、股関節を柔らかくしていかない限りいつまでたっても肩がすぐにこってしまうといった状態になってしまうんです。
なのでまずは肩甲骨を動かしたり柔らかくするようにしていただき、それでもスッキリしないといったときは一度股関節の固さを確かめ、もし固ければ股関節も一緒にケアしていくようにしてみてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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