荷物をよく持つ方の腰痛のケアの場所
仕事で荷物を持つことが多くて、腰痛が治らずいやになる…と悩んでいませんか?
仕事で立つことが多かったり、重たい物を持ち上げたり運んだりするような方の中には、何となく腰上あたりが痛だるいといった症状をもった方も少なくないはずです。
なので腰をマッサージしてもらったり、ストレッチで伸ばしたりしているけれども全然よくならないということもあるでしょう。
今回はそんな荷物をよく持つ方で、腰の上あたりに痛みがあるという方のケアすべきポイントについてお伝えしていきます。
荷物をよく持つ方のケアすべきポイントとは?
そういった荷物を持つことが多い方にケアして頂きたいのが「腰三角」という部分です。
あまり聞かない言葉だと思いますが、イラストで見てもらうとこの部分です。
骨盤のちょっと上あたりで、
上のイラストに書いてあるように、広背筋という背中の筋肉、外腹斜筋という腹筋の一種、骨盤で作られる三角形の部分のことを言います。
なぜ腰三角をケアすべきなのか?
ではなぜこの腰三角の部分をケアしてほしいか?というと、荷物を持つときというのは決して腰だけの筋肉を酷使しているわけではありません。
腰と一緒に荷物を持つときに働いてくれる筋肉がこの腰三角を作る筋肉なんです。
広背筋は荷物をグッと持ち上げる時にしっかり働いてくれる背中の筋肉で、外腹斜筋というお腹の筋肉は荷物を持ち上げる時にグッとお腹をしめて腹圧を高め体を安定させてくれるのに働く筋肉です。
つまり荷物を持ち上げる時にしっかり働いてくれる筋肉によって作られているこの三角は、重たい荷物をよく持ち上げたり運ぶような方では硬くなりやすい部分なんです。
で、硬くなればその周辺で痛みを出し腰に痛みを感じるということが多々あります。
なので、荷物をよく持つような方で腰痛が出たときはこの部分をケアしてみてください。
簡単な方法だと、テニスボールを壁と腰で挟んで上の腰三角の部分をぐりぐりと少し動かしながらほぐしてあげる方法がおすすめです。
場所でいうと、腰の上から下に体を触っていくと、骨に手が当たると思います。それが骨盤なんです。
その骨に沿って左右へ動かすと半円のような形をしているはずです。
その半円の一番高いところから指一本上あたりです。
実際はこの腰三角の部分が硬くなるとその三角よりも上の部分で痛みを出すことが多々あり、痛みがイラストよりも上の腰の部分で出ている時にも一度この腰三角をほぐしてみてください。
それによって痛みがとれるということも非常に多いですので。
腰三角の緊張が腰痛を誘発する
さらに今は腰痛がなかったり、腰痛が軽い方でも荷物を持つことが多い人でこの腰三角が硬く緊張してしまっている方は注意が必要なんです。
というのも、この腰三角を作る広背筋や外腹斜筋が働いてくれることによって、荷物を持つときに負担が腰だけにかからず分散することができます。
これが腰三角の部分が硬くなっているということは、広背筋や外腹斜筋も緊張状態であるといえるために本来の働きができず、その分を腰の筋肉が代用するため、腰にかかる負担を分散できず集中してしまい腰痛を非常に発症しやすくなるんです。
まとめ
荷物を持つときに働いてくれる筋肉で作られる部分があり、それが腰三角というところです。
この腰三角の部分が緊張して硬くなってしまうと腰に痛みを出してしまいます。
また、この腰三角が硬くなってしまっていると、腰にかかる負担が増えるために腰痛を発症しやすい状態だと言えます。
なので荷物をよく持つ方は普段からこの腰三角の部分を硬くしないようにケアしてあげてください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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