車の運転で起こる腰痛対策
車の運転をすることが多くて慢性的に腰が痛い…と悩んでいませんか?
車に長時間のることの多い方で腰痛に悩んでいる方は少なくないはずです。
腰が痛くなってくると何とか背すじを伸ばしてみたり、腰をひねってみたり、車から降りて腰の体操をしたりして腰の筋肉をケアしようとしますよね。
こういった腰の筋肉自体のケアももちろん大切なんですが、実は車をよく運転される方は腰の筋肉以外にも腰痛の原因となっている部分があって、それによって腰痛が慢性化している方も少なくありません。
腰以外の腰痛の原因となる部分
その腰以外で腰痛の原因となっている筋肉が太もも裏の筋肉なんです。
上のイラストの赤線の部分にある筋肉で、ハムストリングと呼ばれる筋肉です。
椅子に座ってのデスクワークの多い方もそうなんですが、車の座席に座っていることによってこの筋肉は常に圧迫されることにより、血流が悪くなったりで硬くなりやすいんです。
さらに車の運転だと、アクセルやブレーキを踏ために足を動かすのにこの筋肉を頻繁に使用したりとかなり酷使してしまっているんです。
硬くなると骨盤を歪める
で、この筋肉は骨盤についているために、硬くなることで骨盤を引っ張って骨盤を歪め姿勢を崩してしまいます。それによって余計腰が丸まり腰痛が発症してしまいます。
またハムストリングが硬くなることで骨盤を引っ張り、骨盤の動きが悪くなることで、その骨盤の動きを補うために腰周辺の筋肉が必要以上に働きます。
そして普段から腰周辺の筋肉が頑張りすぎることで腰痛になったりといったことも起こってきます。
対策法方
なので腰の筋肉自体を動かしたりケアしてあげることも大切なんですが、例えば運転中の休憩の時なんかに、腰を回したり伸ばしたりするだけでなく、太もも裏の筋肉もケアして緊張を和らげてあげることで腰痛が解消しやすくなります。
簡単な方法だと、立って膝を伸ばしたまま体を前にゆっくり倒していく、いわゆる前屈ですね。
これでかなり太もも裏に突っ張りを感じる方もいると思いますが、そんな方ほどこのハムストリングが硬くなり、腰痛を助長している可能性が大です。
なので前屈で反動をつけてぐいぐい伸ばすのでなく、ゆっくり呼吸を止めずに体を前に倒しながら伸ばしていってあげてください。
床に座れる所があるなら、床に座って足を伸ばして、そのまま体を前に倒して太もも裏を伸ばしてあげるほうが楽にできるはずです。
この時両足いっぺんに筋肉を伸ばそうとするよりも、片足ずつ伸ばして反対の足を曲げておこなってあげるほうが、筋肉の硬さは必ずしも左右対称ではないのでしっかり伸ばすことができます。
こんな感じですね。
立ったままおこなう時も、座っておこなう時も、背中だけ丸めるのではなく、腰から体を前に倒していくとさらに効果が高まります。
普段はあまり車を運転しなくても、連休で車で遠出した後なんかにでる腰の疲労感や痛みの予防にもなるので、そんな時も腰のストレッチと一緒におこなってみてください。
まとめ
車を長時間運転するなど、座りすぎたときは太もも裏の筋肉が硬くなってしまいます。
そして太もも裏の筋肉は骨盤についているために、硬くなると骨盤を引っ張り歪みをつくり腰痛を発症させたり長引かせる原因となります。
車の運転する時間が長くて腰痛に困っている時は、腰だけじゃなくて太もも裏の筋肉もケアしてあげるようにしてくださいね。
それによって腰だけを体操やストレッチで動かすよりさらに腰痛改善に効果的ですので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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