いきなり長時間ジョギングしたときの腰痛
ジョギングを始めようといきなり長時間走ったら腰が痛くなった…と悩んでいませんか?
ジョギングは必ずしも腰に悪いということではありませんが、やはり中には走った後から腰が痛くなったといった人もいるのは確かです。
これも短い距離や短時間、普段から走り続けている方は少ないんですが、急に長時間ジョギングをしたときなんかは腰が痛くなりやすいです。
最近はマラソンブームで、フルマラソンにエントリーしたけどあまり練習できなくて本番間近にいきなり何十キロ走ったり、それこそいきなり本番をむかえたりした後なんかに腰痛が出たって方もいると思います。
こう書いてる私も実は以前フルマラソンを走った後、数週間は腰痛に悩まされたことがあります。
練習もそこそこしていて、本番までに20キロ程の距離は走っていたんですが正直フルマラソンを甘く見ていました。
学生時代に陸上部で、その後もジョギングは続けていたのでフルマラソンも完走が目標というよりタイムをどれだけ早くできるかというところにこだわっていました。
なので本番も周りに合わせてかなり速いペースで最初から走ってしまいました。
当然後半は失速しタイムも全然でそれで終わればいいんですが、その無理が腰にきてしまいました。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、今回は急に長時間走った後に腰痛が出てしまう原因として多いものを一つご紹介します。
最近ジョギングを始めて腰痛が出るようになったと言う方は参考にしてみてください。
いきなり無理してジョギングすると痛めやすい筋肉
いきなり長時間ジョギングを行った時に腰痛が出る原因はいろいろあるんですが今回はその中でもよくよく見る原因についてお伝えしていきます。
早速、そのよくよく見る原因が大腰筋という筋肉を痛めてしまっていることです。
大腰筋とは上の写真のように、こんな感じで腰から脚につく筋肉です。
どうして長時間ジョギングを行うとこの大腰筋を痛めてしまうことがあるのか?というと、この筋肉は足を上げたり、姿勢を保ったりするのに働いてくれる筋肉で、走るという動作では常に働き続けることになる筋肉です。
当然、いきなり長時間のジョギングなどはこの筋肉にかなりの負担がかかり、普段それほど使っていなくていないこの筋肉に急に負担がかかることで悲鳴を上げたのが腰痛です。
普段から運動をこなしている方なら、この大腰筋の柔軟性は保たれていますが、それすらない状態というのは、この大腰筋が普段伸び縮みしないために硬くなってしまっていることも痛めてしまう要因です。
さらにこの筋肉を傷めて硬くしてしまうと、足が前に出にくくなったり、階段を上るときに足があがりにくくなるといったこともおこってきます
。
もしそういった症状が腰痛をともに出ている時やいきなり長時間のジョギングをしたときはこの筋肉をケアしてあげてくださいね。
大腰筋のストレッチ
ここではケアの方法としてストレッチをお伝えしていきます。
上向きに寝て、片足を胸の方へ曲げていきます。
そこからさらに両手で曲げた足の膝をもち、肩の方に抱え込んでいきます。
この時反対の足は伸ばしたまま床から離さないようにしてください。
そうすると赤線で囲ったあたりが伸びてきますので、そこで15~20秒キープ。これを左右交互におこなってください。
まとめ
普段運動を行っていなくて、急に長時間ジョギングを行うと、運動していなかったせいで硬くなってしまった筋肉を酷使させ痛めて腰痛を発症することがあります。
その腰痛の原因になりやすい筋肉に大腰筋という筋肉があり、この筋肉はジョギングの際に常に働き続けてくれる筋肉です。
もしジョギングをしていて腰痛が発症した時には、この大腰筋を一度ケアしてみてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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