姿勢を正すと違和感がでるのはなぜ?
私って周りから猫背とか背中が丸まっているとか、姿勢がよくないって言われるから、姿勢を正そうとするけれど、姿勢を正すとめちゃくちゃ違和感を感じる…と悩んでいませんか?
姿勢って腰痛にしても肩コリにしても改善していくためにはとっても重要になってきます。もちろん見た目とかもです。
なので当店でも、正しい姿勢をとるためのポイントなどをその人その人に合わせてお伝えするんですが、たまにいわれるのが「この姿勢をとると違和感を感じる」といったことです。
このように姿勢を正すと違和感を感じるといった方は以外に多いのでは?
今回は正しい姿勢をとろうとすると違和感を感じてしまう3つの理由についてお伝えしていきます。
1、体が歪んでいるため
どうして姿勢を正しているのに違和感がでるのか?っていうとまずは、体の状態が正しい姿勢をとる準備ができていないことがあります。
というのは、例えば体や骨盤のゆがみなんて言葉は聞いたことあると思いますが、骨盤がゆがんでいる方の場合、
真ん中のイラストが正常な骨盤で、その左右がゆがんでいると言われる状態です。
この場合、真ん中の骨盤の状態の方と左の骨盤の状態の方が同じように姿勢を正せそうですか?
単純に左のほうが骨盤が前にもともと傾いているので、姿勢を正そうとすると、骨盤を後ろに少し傾けるために真ん中よりも後ろに体重がかかるように思いません?
そうなれば姿勢を正すために体の中心ではなく、後ろに体重をかけるんだから違和感を感じてしまうでしょうね。
他にも骨盤が水平でなく、右側が下がっていたとします。その場合姿勢を正すためには右の骨盤を左を同じ高さにするために上げないといけませんよね。
当然不自然に右側の骨盤だけ上げようとするわけですから違和感が出てもおかしくありません。
このように体に歪みがあると体重のかける位置だったり、重心の位置が変わるので、ゆがみが大きい人ほど違和感を感じやすいです。
2、硬くなった筋肉に引っ張られる
また、人の体は骨のゆがみでだけでなく筋肉の状態も大きく影響を受けます。
例えばよく言われる腹筋と背筋のバランス。
もし腹筋がめちゃめちゃ強くて背筋が弱い人なら、姿勢を正そうとするとかなり背中を伸ばさないといけませんよね?
そうなればもちろん姿勢を正そうとすると違和感を感じるのも当然ですね。
これは筋肉の強さだけでなく硬さでもそうです。
例えばデスクワークの方なんかは、椅子に座って前傾姿勢で体の前で作業を行うことがほとんどでしょう。それが毎日続けば体の前側の筋肉が硬く縮んでしまいます。
このように体の前面の筋肉が疲労などで硬くなっていれば、その硬くなった筋肉に引っ張られて余計に体は前に倒れようとするので、その状態で姿勢を正そうと思うとかなり違和感がでるはずです。
3、習慣による脳の勘違い
もう一つは長年の習慣による脳の勘違いです。
あなたが今までずっとおこなってきた姿勢を脳は正しいものだと思い込んでいます。なんせ今までずっとしてきたことなんだから。
それと違うことをしようとするんだから脳はこれはいつもと違う!と違和感に感じるんです。
正しい姿勢で違和感を感じなくするためには?
なので正しい姿勢で違和感を感じなくしていくために必要なのは、体を整えながら自分自身にこっちが正しいんだよってことをおぼえこませていくことです。
とはいってもなかなか自分でここが歪んでいるとか、この筋肉が硬くなっているってのはわからないと思うので、整体にしろ運動にしろそういった知識のある方にきちんと体のバランスを見てもらったり、整えてもらうのが有効ですね。
そして正しい姿勢を継続して、脳の誤った姿勢を上書きしていくことですね。
あとはそもそも正しいと思っている姿勢が実は間違ってたりなんてこともありますが、それについて書くと長くなるのでこのブログの他の記事を読んでみて正しい姿勢ってどういったものか知ってくださいね。
まとめ
上記のように、体が歪んでいたり、筋肉が硬くなってしまっていると正しい姿勢で違和感を感じてしまうことがあります。
また、長年の悪い姿勢を続けることで脳がそれを正しい姿勢だと勘違いしてしまっていることもあります。
違和感があるから間違っているではなく、違和感に感じるその姿勢が実は正しい姿勢かもしれませんので気を付けてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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