頚椎症は骨だけ見てても治らない
頸椎症で病院で首を牽引してもらったり、カイロプラクティックで頸椎の矯正をしてもらっているけれど、一向に良くなっていかない…と悩んでいませんか?
あおむけで寝ていると腕や肩が痛くなって目が覚める、腕から手先がしびれたり痛ダルイ、首から腕にかけての痛みがずっと続いている。
こういった時に病院へいってレントゲンやMRIを撮ってもらうと首の骨と骨の間隔が狭くなっていて頚椎症や頚椎ヘルニアと言われることがあります。
そうなると、首の牽引だったり、肩周辺に電気を当てたり、時には手術なんて言われることもあるはずです。
あなた自身もそりゃどうしても、その首の骨と骨の間隔が狭くなったりしている部分が気になると思います。
でもそんなときに考えてほしいのが、その首と首の骨の間隔はどうして狭くなったのか?という部分なんです。
頸椎症は日常生活の積み重ねで発症するもの
そもそも頚椎症って急になるものではなくて事故や転倒なんかは別として、ほとんどの場合日常生活での習慣の積み重ねが大きく影響しています。
デスクワークの時の座り方や普段の姿勢、腕の使い過ぎやケア不足、最近なんかはスマホの使い過ぎも影響するでしょうね。
そういった習慣によってほうっておくと首や肩周辺の筋肉が硬く収縮し始めます。
頚椎の周囲に付着する筋肉が硬く収縮すると、本来の筋肉の長さではなるため、収縮したぶん頚椎を引っ張り続けてしまうんです。
そうやって引っ張られるストレスが続くことにより、頚椎は徐々に骨棘などを形成したり、椎間板に負担がかかるようになってしまったりして骨と骨の間隔が狭くなったり、変形が進んでいきます。
それがさらに進んでいくことによって頚椎症や頚椎ヘルニアになってしまうんです。
頸椎症改善には日常生活生活も同時に見直すことが必要
上記のように頸椎症は普段の日常生活の誤った習慣の積み重ねで発症してしまうため、その習慣が続いているといくら首を治療していても、また首に負担がかかってなかなか良くなっていかないんです。
また、頸椎に付着する筋肉が硬くなると骨を引っ張ると書きましたが、その硬くなった筋肉を緩めてあげないことにはずっと骨を引っ張り続けるので、これも頸椎の骨を治療しても治りにくい要因となります。
なので日常生活で頸椎に負担をかけないように見直したり、骨だけじゃなく筋肉を緩めてあげることも頸椎症を治すためには重要ということです。
もちろん、頸椎症になってしまう前に普段から姿勢や身体の動かし方に気を付けて、肩こりや眼精疲労などを早い段階でケアすることが大切になってきます。
首の牽引や薬を飲んでも変わらないというときはそういった知識を持って体を整えてくれる専門家の治療を受けてくださいね。
まとめ
頸椎症と病院で診断された時には、どうしても首を治療しないといけないと思いがちです。
もちろん骨を治療することは必要なのかもしれませんが、頸椎症自体、普段の日常生活で頸椎に負担をかけてしまったり、筋肉が硬くなることで頸椎を引っ張り続けることで発症してきます。
なので普段の生活を見直したり、硬くなった筋肉に目を向けてあげることも大切となります。
あなたがもし頸椎症で首の骨を治療してもらっているけれど、一向に良くなっていかないと言う時には、骨以外にも目を向けてあげてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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