椅子から立ち上がる時の腰痛の治し方
【奈良県葛城市 整体】
椅子から立ち上がろうとすると腰にズキッっと痛みが走る…と悩んでいませんか?
腰痛持ちの人で、座っていて椅子から立つときに痛みがでるといった方は結構多いと思います。
中には痛みで腰が数分伸びない…というような方も当店でも何人もいらっしゃいます。
でもなぜ椅子に座っていて立つときや動き出しに腰に痛みがでるのか?ってことなんですが、今回はその原因と治し方についてお伝えします。
椅子から立ち上がる時に腰が辛いって人は参考にしてみてください。
座っていると固まる大腰筋
椅子に座っていて立ち上がる時に起こる腰痛の原因は結構いろいろあって一概には言えないんですが、当店に来られるお客さんをみていて多いのは大腰筋という筋肉や足の筋肉が原因となっていることです。
大腰筋っていうのは、下の絵の赤線の部分の筋肉です。
この筋肉は腰の背骨から股関節付近の足についていて、股関節を曲げるような姿勢、つまり椅子に座って足を曲げるような姿勢で縮まった状態になります。
この大腰筋が正常な状態であれば、数十分程度椅子に座って立つときは問題なく伸びてくれえるんですが、もともとこの大腰筋が日常生活で硬くなってしまっているような状態だと、数十分座っていることでこの大腰筋が固まり、立ち上がる時にこの縮まって固まった大腰筋が引っ張られて伸ばされることで、腰の骨につくあたりで痛みを出すんです。
上の写真の赤の矢印のように縮まるようなイメージですね
なので腰に痛みを出さないようにしようとすると、体を曲げたままこの大腰筋が急に延ばされないような姿勢をとって、ゆっくりとしか体を伸ばせなくなるんです。
骨盤を引っ張る足の筋肉
また足の筋肉、特に太もも裏にある筋肉は骨盤についていて、この筋肉は座って固まることで骨盤を下に下に引っ張ります。
上の写真で説明すると、三角の赤線が骨盤で、その骨盤が椅子に座っていることで硬くなった太もも裏の筋肉にオレンジの方向引っ張られ、後方に傾いてしまいます。
そうなると腰の部分は写真のように丸まってしまうんです。
この状態から立ち上がろうとすると、骨盤は矢印の方向に引っ張られているので腰は丸まったままで、その腰を無理に伸ばすことになるために腰に負担がかかり痛みを出してしまうんです。
椅子から立ち上がる時の腰痛を出さないための方法
大腰筋なんかは股関節を曲げたり腰が丸まることでさらに縮んでしまうため、ソファーや車の座席など腰の位置が低くなる物に座っていると、そのあとが特に痛みがでやすかったり腰が伸びにくくなります。
なのでできるだけそういった腰の位置が低くなる椅子は避けたり、長時間同じ姿勢を続けて筋肉が固まる前に、途中で立ち上がったり体勢を変えることで痛みは出にくくなります。
後は座席にクッションを置いて腰の位置を高くするようにするのも、腰痛を出さないための一つの方法ですね。
で、やっぱり痛みの原因になる大腰筋や太もも裏の筋肉をストレッチや運動などで普段からケアしてあげる事が予防や治すために大切になって来ます。
その筋肉の柔軟性が保たれていれば、多少椅子に座ったぐらいでは固まることもなく、痛みを出すこともなくなりますので。
ここではケアの方法として、ストレッチをお伝えします。
大腰筋のストレッチ
両足を前後に開いて立ち、後ろの足の膝を床につけ前後の膝を90度前後に曲げます。後ろ足の太もも裏に同じ側の手を当てます。
手で押すようにお尻を前に突き出し、股関節の付け根にツッパリを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。
太もも裏のストレッチ
片足を伸ばして、反対の足を胡坐をかくように曲げて床に座ります。
そのまま体を前に傾けていき、太もも裏にツッパリを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。
まとめ
椅子に座っていて立ち上がる時に腰が痛くなる原因に、大腰筋や太もも裏の筋肉の硬さがあります。
大腰筋が固まれば、椅子から立ち上がる時に急に伸ばされることになり、腰につく部分で痛みを起こし、
太もも裏の筋肉が硬くなれば、骨盤を引っ張り腰を丸めてしまうため、立ち上がろと体を伸ばそうとする時に腰周辺に余計な負荷がかかってしまうためです。
なので、椅子の高さや合間に体を動かすことでも腰痛を発症させにくくできますし、普段から筋肉をケアしてあげることで痛みなく立ち上がれるようになります。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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