体の歪みのせいで正しく歩けない
たまにモデルのように一歩一歩の歩幅が大きく背筋が伸びて綺麗な歩き方の人を見かけるけれど、私が歩くときに背中が丸まっているよと言われるのは体が歪んでいるからなの?と悩んでいませんか?
骨盤が歪んでいるから姿勢が悪くなるといったことを、ネットや雑誌などでも最近では目にすることがあると思います。
なら、骨盤などが歪んでいると正しく歩けなくなってしまうんでしょうか?こういった質問を受けることがあります。
結論から言えば歪みがあれば正しく歩きにくくなるでしょう。反対に正しく歩かないことで体が歪んでくるといったこともあるんです。
歩き方が悪いと体が歪んでいく
というのは体が歪んでいると正しく歩けないというのはなんとなく想像できると思います。
例えばかなり簡単にいうと骨盤が右が高く左が下がってしまっていれば、体が傾くのでこれで正しく歩くってのはしんどそうですよね。
ただし、正しく歩けないわけではないですよ。そんな骨盤でもきちんと意識して水平を保つように歩けば、それを続けているうちに骨盤が水平になって歪みが改善していくといったことだってありますし。
で、正しく歩かないと骨盤など体が歪んでくるというのは、例えば極端に内またで毎日歩いたとします。
そうすると、体ってのは構造的に内またで歩きやすいようにだんだん股関節を内にひねって、それと共に骨盤は開いていってしまいます。
また、内またで歩くことで内またで歩く筋肉ばかり使われ、反対に内またにならないための筋肉は弱り、だんだん内またになるための筋肉に股関節や骨盤が引っ張られて体が歪んでいってしまいます。
かなり簡単に大げさに書きましたが、体が歪んでいれば正しく歩きにくい、正しく歩いていないと体が歪んでいくというのはこういうことです。
正しく歩くために注意することは?
ならしっかりきちんと歩かないとって思われたかもしれませんが、歩き方の癖や体の歪みも人それぞれなので一概にこうすればいいということは言えないんですが、歩き方がどうも正しくないように感じている方がいればまずはこの部分を意識してみてください。
その部分が膝の向きです。
結構ね、自分自身では正しく歩いてるつもりの方でも膝の向きが真っすぐじゃなく、内や外に捻じられてしまっている人って多いんです。
でもどうして膝が正面を向いていないと体が歪むのか?っていうと、膝が内や外を向いてしまっていると股関節はねじられてしまい、その捻じられた股関節に対して骨盤がバランスをとろうと歪んでしまうんです。
ちなみに上の写真は膝が内を向いてしまっています。
もし真っすぐに思われたならちょっと自分の歩く時の膝の向きを確認してみてくださいね。
だいたいこれで真っすぐですね。
先ほど書いたように、体に歪みがあると膝を真っすぐにして歩きにくくなってしまいます。
また、膝がまっすぐ正面を向かずに外や内を向いてしまっていると、骨盤がバランスをとるために歪み初めて、体全体が歪みはじめてしまいます。
反対に意識して膝を真っすぐに出して歩こうとすることで、股関節の捻じれはなくなり、骨盤が元の状態に戻ろうと働くので結果的に歪みは改善していくんです。
まとめ
体が歪んでしまっていると、背骨などが本来のS字カーブを描けなくなるので、背中が丸まりやすかったり、お腹を突き出してしまったりして、正しく歩くことが難しくなります。
ですが多くの場合、たとえ体が歪んでいたとしても自分自身で歩き方を意識することで改善することができます。
そして歩き方が改善すると、歪んでいた体が元の状態に戻ろうと働くために段々と体の歪みもなくなっていくんです。
そのためのポイントとなるのが膝の向きなので、歩くときに膝を真っすぐ出すように意識してくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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