肩こり改善にどうして姿勢が大切なのか?
慢性的な肩こりで悩んでいてどうにかしたいと思っているけれど、肩こりを治すためには姿勢が大切と言われることがあるのはどうして?と疑問に思っていませんか?
「肩が重たくて鉛がのっているみたい!」こういったひどい肩こりで悩んでいて整体を受けにいったり、肩こり解消とパソコンやスマホで検索すると、姿勢を正しましょうといったことを言われたり目にしたことがあると思います。
ただなんとなく姿勢は正しいほうが良い気がしている方は多いでしょうけれど、肩こりでも姿勢のことを言われるのはどうしてなんでしょう?
それこそマッサージを受けたり、肩や首を整体院などで治療してもらっているだけではだめなの?と疑問に感じている方もいるはずです。
そこで今回は、肩こりを治すためにはどうして姿勢が大切と言われるのか?についてお伝えしていきます。
姿勢が悪いと僧帽筋の負担が増える
肩こりの時にコリを感じやすい筋肉に、肩から背中を大きく覆う僧帽筋という筋肉があります。ちょうど肩がこったと手を当てる部分にある筋肉です。
この僧帽筋という筋肉は頭や腕など多くの場所を支える役割を持っていて、さらに肩甲骨も支えてくれています。
そもそも肩甲骨は腕のうごきと連動して動く骨で、そのために可動域が広がるように肘や膝のように上下の骨がつながるような形ではなく、肋骨にのっかるようについています。
なので肩甲骨は僧帽筋が頑張ってつりさげてくれないとその位置を保てないんです。
つまり起きている間は常に僧帽筋には肩甲骨の位置を保つための負担がかかっています。
これが日常生活の中で、同じ姿勢を長いこと続けていたり、いわゆる猫背姿勢で生活していると、僧帽筋などの筋肉がさらに強いストレスを受け続けて硬くこわばってきしまいます。
すると、血管が圧迫され血液の流れが悪くなり、筋肉に乳酸などの疲労物質がたまる。その結果として痛みや張り、凝りを感じるんです。
こういったように姿勢が悪いことで、ただでさえ普段から頑張ってくれている僧帽筋をさらに酷使することで肩こりが起こってくるので、僧帽筋の負担を普段の生活で減らしてあげるためのも肩こりの時には良い姿勢をとるようにといったことが言われるんです。
頭の位置が前に出ると首にかかる負担が増える
また、猫背など背中が丸まった姿勢は頭の位置が本来の場所から前に出てしまいます。
頭はもともとボーリングぐらいの重たさがあり、それだけ重たい物を首や肩の筋肉で支えているんです。
これが頭の位置が2,5cm前に出ると、首にかかる負担は4㎏増えると言われており、もともと重たい頭を落とさないように支える首や肩の筋肉に、さらに負荷が増えることで肩がこりやすくなってしまいます。
肩甲骨の動きが悪くなる
上記で書いたように本来、肩甲骨は動きの大きく動くことのできる骨です。
これが姿勢が悪くなり背中が丸まって肩の位置が前に出てしまうと、肩甲骨は外に広がってしまい動きが制限されてしまいます。
その肩甲骨には肩や首につながる筋肉が数多くついているため、肩甲骨の動きが悪くなるといことは、それらの筋肉も動くことが減ってしまい段々と硬くなり肩こりを感じるようになってしまうんです。
まとめ
慢性的な肩こりの方は、今までに肩こりを治すためには姿勢を正すことが大切であるといったことを、一度は耳にしたことがあると思います。
どうして姿勢が大切と言われるかというと、姿勢が悪くなると頭の位置が前に出たり、僧帽筋にかかる負担が増えたり、肩甲骨の動きが悪くなることで肩こりを発症させやすくなるからです。
なので慢性的な肩こりに悩んでいると言う時には、マッサージを受けたり湿布を貼ったりするだけでなく、姿勢を正すことを心がけてみてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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