寝すぎて腰痛がでた時の改善ストレッチ
今週はあれこれ忙しかったし休日はゆっくりと寝よう。
朝から夕方まで家の掃除に庭の草引きを頑張ったし明日はいつもよりゆっくり起きよう。
など、いつもより長い時間寝ていて目を覚ますと腰が痛かったり、場合によっては長時間寝てるとだんだん腰が痛くなって目が覚めたなんてことってありませんか?
こういった寝すぎて腰が痛くなったという経験をされている人って少なくないと思います。
そこで今回は、寝すぎて腰が痛くなった時に改善するためのストレッチなどについてお伝えしていきます。
なぜ寝すぎると腰が痛くなる?
まずはそもそもなぜ長時間寝ると腰が痛くなるのか?についてお伝えしていきます。
体を横にしてリラックスしている状態は、一見身体には何の負担も無く休んでいるように見えますが、寝た姿勢をずっと取り続けるのは実は腰にとって負担となっているんです。
というのも横になって寝ると言うのは、腰をずっとベッドやマットレスに押し続けている姿勢をとっているようなもので、長時間椅子に座っているとお尻が痛くなってくる現象と同じようなものなんです。
また、寝ていると筋肉を動かすことが極端に少なくなるので、普段体を動かすことでめぐっている血液の流れが悪くなってしまい、それによって筋肉が固くなったり老廃物も滞り気味になることで痛みがでてしまいます。
ちなみに寝る姿勢ではどうしても腰が沈みやすいので腰に痛みを感じやすいですが、寝方によってはお尻や太ももや二の腕なんかに痛みを感じることもあると思います。
これらも大半が上のような理由で起こっています。
寝すぎて腰が痛いときの対策は?
寝すぎて腰痛になる場合は、寝すぎにより身体の筋肉やスジが固まってしまったり、血行が滞り身体がうまく動かせない、うまく動かいないことによりおこっているので、改善するために大切になってくるのが「体を動かして血流をよくする」ことです。
なのでストレッチや体操などが有効となってきます。
その時のポイントはいきなり無理に動かしたり伸ばしたりしないことです。
先ほど書いたように、寝すぎることで筋肉は固くなってしまっています。
これを急に思いっきり動かしたり伸ばそうとすると、強い痛みを感じたり、それによって体がとっさに痛みから逃れるためにさらに筋肉を固くしてしまいます。
こうなってはせっかくの体操やストレッチも逆効果なので、最初はゆっくり優しくおこなうようにしてください。
それをふまえたうえで、まず動かしていってほしいのが大腰筋という腰からお腹を通り足につく筋肉や、腰だけでなくお腹やお尻の筋肉です。
それを意識してもらえればストレッチや体操はこれじゃなきゃいけないということはありません。
このブログでは寝たままおこなえるものをいくつか紹介しますね。
寝たままおこなえるストレッチ方法
まずは、仰向けで寝て両手で片膝をもって胸のほうに足を曲げていきます。曲げたところで20秒キープ
これを左右交互に何セットかおこなってください。
片足を曲げる時の反対の伸ばした足はできるだけ床につけるようにしてもらうほうがいいんですが、腰痛の強い時はそうすると痛みがでてしまうことがあるので無理やり胸の方に足を抱え込まないように注意してください。
上向きで寝たまま両膝を立て、次に両膝をゆっくり横へ倒していきます。
これを左右へ交互に両膝を倒していってください。
この時、最初は横へ足を倒す角度は小さくして左右へ交互に足を倒しながら、だんだん大きく倒すようにしていってください。
上向きに寝たまま片膝を曲げてそれを両手で持ちます。
曲げた足を両手で円を描くように足の付け根を回して動かしてください。
最初は小さく、だんだん大きく回していってくださいね。
先ほど書いたように、このストレッチでないといけないということはありませんが参考にしてみてください。
寝すぎて腰が痛くなるのは身体からのサイン
最後に大切なことを言わせてもらうと、寝すぎで腰痛がでるということは多くの場合、腰が痛くなる準備が出来上がっていたんです。
たまたま寝すぎたことによって腰に痛みが今回はでただけで、その体の状態なら何か物を持ち上げた時に腰痛がでてもおかしくないし、いつもより歩きすぎたことによって痛みがでてもおかしくない状態だったんです。
つまり寝すぎたことによって腰痛がでてしまうような体になる前に普段からきちんとケアをしてあげることが必要なんです。
もし寝すぎて腰痛がでてしまったなら、それは体があなたに異常を教えてくれたサインだと思って普段からケアや腰に負担がかからないような生活を心がけてくださいね。
まとめ
寝すぎて腰が痛くなったという経験がある方もいるでしょう。
これは同じところを圧迫し続けることや、筋肉の動きが減って硬くなってしまうことで起こってしまいます。
なので対策としては、ストレッチや体操など身体を動かし血流を良くしてあげることがポイントとなります。
その時に急に身体を無理やり動かそうとすると痛みが出てしまったり、筋肉がうまく緩んでくれないので、ゆっくりと少しづつ動かすことを意識してくださいね。
そして大切なのは、寝すぎて腰が痛くなるというのは、腰がいつ痛みを出してもおかしくない状態になりつつあるということです。
そうなる前に普段から身体のケアをしておいてあげてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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