姿勢を正すとしんどく感じるのは?
姿勢はやはり腰痛や肩こりを改善していくうえでも大切なことなので、当店でもお客さんにしっかりお話させて頂きます。
そうやって説明して実際に正しい姿勢をとってもらうと、しんどく感じたり苦しく感じるといった方は少なくありません。
もしかしたらあなたもそうかもしれませんね。
なぜ体にとっては良いと言われる姿勢をとるとつらく感じてしまうのか?
簡単に言えば、悪い姿勢が癖になってしまっているからです。
例えば猫背でいると、首や肩がこりますよね。これは前に倒れそうになる体を首と背中の筋肉で支え続けているからです。
そしてこれが毎日続けば、背中や首の筋肉は段々硬直し始めます。
柔らかくしたままよりも、毎日続くことなら筋肉を固めてしまってしまったほうが、猫背で前に倒れそうな体を支えるのに効率がいいので、体が適応してくれるんです。
ここまでいくとまさに癖ですね。
そうやって癖になった猫背を治そうとするとどうですか?姿勢を正そうとするということは、硬直した筋肉が伸ばされることになりますよね。
こののばされる刺激が体にとっては不快に感じる刺激となります。
また硬直した筋肉を伸ばすためには、それ以外の筋肉が必要以上に働いて固まった筋肉を伸ばすくらいの力をだす必要があります。なのでこれも姿勢を正すとしんどく感じる原因ですね。
こういったことが悪い姿勢が癖になっている方が姿勢を正そうとすると、しんどく感じたり不快に感じる理由です。
なのでこんな時はその硬直した筋肉をストレッチなり体操なりで緩めていって上げることで、姿勢を正した時の不快感は減っていきます。
悪い姿勢が癖になっている方が姿勢を正そうとすると不快に感じるのは、言い換えると当たり前の現象なんです。
なので、自分にはできないんだとすぐにあきらめないで、悪い姿勢が癖になっているんだから最初は不快に感じるのが当たり前くらいで臨んで頂ければ、正しい姿勢を続けていける一歩を踏み出せると思いますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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