痛みで姿勢を正せない時にすることは?
姿勢を正した方がいいのはわかっているけれど、姿勢を正そうとすると痛いところがあって正せない…と悩んでいませんか?
腰痛に悩んでいる方なら、座り方の姿勢や立ち方の姿勢など腰痛を改善するために普段の姿勢を正そうといったことを聞いたり、もしかするとヨガなどの教室の先生やジムのインストラクター、整体の先生などに言われたことがあるかもしれませんね。
というのも、姿勢が悪い→一部の筋肉に負担がかかる→その筋肉が硬くなり痛みをだす→硬くなった筋肉があるせいで姿勢が悪くなる→一部の筋肉に負担がかかる…
といったような悪循環に陥ってしまうからです。
なので反対に好循環にして腰痛を改善していくためには
姿勢を正す→一部の筋肉に負担がかからない→筋肉が緩んで姿勢を正しやすくなる→姿勢を正す→一部の筋肉に負担がかからない…
単純に言えばこういうことですね。
ただ、当店に来られるお客さんの中にも何人もいらっしゃるんですが、姿勢を正したほうがいいのは知っているけどそもそも腰痛があるので姿勢を正せない!といった方もいます。
姿勢を正そうとすると痛みが出るため、悪循環から抜け出せないんです。
これはどうしてなのか?
単純に考えれば先ほどのように悪循環の反対をおこなえば腰痛は改善していくはずなんですが、実際には痛みで良い姿勢をとれないので悪循環から抜け出せないんです。
実は腰痛を改善していくために悪循環を断ち切るためにはもう一つのステップを踏まないといけないんです。
こんな感じですね、
筋肉の硬結があって痛みで姿勢を正せない→筋肉の硬結を緩める→姿勢を正しやすくなる→姿勢を正す→一部の筋肉に負担がかからない→筋肉の硬結を緩める→姿勢を正しやすくなる→一部の筋肉に…
といったように、そもそも痛みをだす筋肉や姿勢を正せなくしている筋肉の硬結を緩めるという作業をしなきゃいけないんです。
これね、文章で書くと当たり前に感じますが、実際に自分のこととなると手間もあってか案外抜け落ちてしまうんです。
痛いけど姿勢を正さなきゃ…でも痛いから正せない…でも正さなきゃ…
といったように。
姿勢を正せば確かに痛みは出にくくなりますし、自然治癒力も高まるので症状も改善しやすくなります。
ただ、そのためにはそもそも姿勢を悪くしている原因を何とかしないと姿勢を正せないんです。
その方法はストレッチでも、体操でも、専門家に施術してもらってもなんでもいいですが、
当たり前の部分ですが、昨日まで姿勢が悪くて急に今日から良い姿勢にしようという方がすごく多いです。
その意識はすごく素晴らしいんですが、昨日まで姿勢の悪かった身体のままで気持ちだけで正しい姿勢を維持できる方はほんのわずかです。
手間かもしれませんが、姿勢を正すためにまずはストレッチなり体操なりヨガなり、整体なり、姿勢を正せなくしている原因を緩めてあげてくださいね。
そうすることで、一向に姿勢が良くならなくて自分には無理だとあきらめないですみますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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