肩こりにお腹の奥の筋肉が関係している事実
肩がこったと思った時にあなたはどのような対処をしていますか?
一般的に多いのはマッサージやストレッチ、体操に最近はヨガといった意見もあるかもしれません。
それじゃあこういったことをなぜするのか?というと肩の固くなった筋肉を緩めるためですよね。
肩こりが肩の筋肉が固くなっておこっているのはなんとなくイメージできると思います。
ですが実は肩こりにお腹の筋肉が影響していると聞いたらどう思いますか?そんな馬鹿げた話…なんて思う方も少なくないでしょうね。
今回はそんな一見すると馬鹿げた、でも実際は肩こりとお腹が大きく関係しているという話をお伝えしていきます。いくら肩を揉んだり動かしてもなかなか取れないという方は参考にしてみてくださいね。
肩こりで方だけ揉むのは間違い
肩こりっていうのは簡単に言えば肩の筋肉が固くなった状態であるため、緩めるためにその固くなった肩をマッサージというのはなんだか合理的のように思えますが、実際にはどうですか?慢性の肩こりほどマッサージの効果の薄さを感じられていると思います。
その時は良かったのにすぐにもとに戻ってしまうといったように。
これってなぜなのか?というと、肩こりで肩を揉んで緩めるという行為はあくまで対処療法でしかないのです。
肩の筋肉が固くなってしまう原因に対して何もおこなっていないので、いつまでたっても肩がこってはマッサージ、そして時間とともにまた肩の筋肉が固くなってはマッサージと、いたちごっこを繰り返してしまうんです。
肩こりを治したければ、なぜ肩の筋肉が固くなるのかを考える
上記のように固くなった肩の筋肉だけをもみほぐすというのはあくまで対処療法であり、肩こりを治したければ肩の筋肉が固くなる原因をどうにかしないといけないんです。
つまりなぜあなたの肩の筋肉はこりを感じるほどに固くなってしまうのか?を考えないといけないということです。
肩の筋肉が固くなるのにお腹が関係している
その肩の筋肉を固くなる原因の一つに、お腹の奥の筋肉が関係しています。
こう聞くとどうですか?肩こりなのにお腹?と不思議に思うかもしれませんね。
ただ、お腹の奥の筋肉はあなたが思っているよりも肩こりと関係が深いんです。ここからはもう少しお腹と肩こりの関係について深くお伝えしていきます。
肩こりと深く関わっているのが、お腹の奥にあるこの大腰筋と呼ばれる筋肉です。
下のイラストの赤丸部分にある筋肉で、だいたいこのあたりにあります。
このお腹の筋肉は骨盤の動きを調整しているんですが、固くなってしまうと、骨盤が前に傾いてしまいます。
そうなると、骨盤から続く背骨も骨盤のゆがみに伴い本来の形を崩してしまい、下の写真のように結果的に背中が丸まってしまったり、頭の位置が前にいってしまいます。
猫背や首が丸まってしまうとなんとなく肩がこりそうなイメージはわくと思います。
これは猫背などで頭が前に出ることで、前に出た頭を落とさないように首や肩の筋肉が一生懸命に働くためです。
また背中が丸まって首の前弯のカーブが減少してしまうと、首や肩には本来の頭の重たさの5~6キロが何倍もの負荷となってかかってくるためです。
このようにお腹の筋肉が緊張する→骨盤が歪む→姿勢が崩れる→肩や首に掛かる負担が大きくなる→肩の筋肉が固くなりこりを感じる、といったことが起こってしまいます。
肩こりの根本の原因を考える
上記のような原因で肩こりが発症しているときには、固くなった肩だけをもみほぐすのではなく、お腹の奥の筋肉を和らげ姿勢を正すことが必要になります。
マッサージだけでは慢性の肩こりが改善しないのは、こういった肩以外にある原因に何もおこなっていないからです。
これはマッサージだけに限らずストレッチや体操なんかでも一緒で、いくら肩の筋肉だけ緩めてもなかなか肩こりが良くならないんです。
なのでしっかり肩の筋肉がこりを感じてしまう根本の原因は何なのか?という考えをもって、肩こりの改善に励むようにしてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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