腰痛が治ったら運動する?
腰痛があって動くと痛くなったり悪化しそうで不安だし、腰痛が治ったら運動するんだけどな…と考えていませんか?
腰や膝に痛みがあって病院へ行くと、「筋肉が弱っているから痛みが出ているので運動してください」と言われたことのある方もいると思います。
特に年齢が高くなるにつれて、こういったことを言われる方が多いですね。
当店でも病院でそう言われてこられる方が何人もいます。
そしてもちろんそのようなお客さんの中には、痛みを改善していくために身体を動かしたほうがいいという方はたくさんいます。
なのでそういったお話をさせてもらったり、病院で運動したほうがいいと言われてるなら運動されているんですか?といった質問をさせてもらうと、
「運動すると痛いから、痛くなくなったら運動します」といったことを話される方がいます。
その気持ちはわからないことはないです。
痛いから病院等へ行っているのに、痛みがでることをしましょうと言われているんですから。
それに、痛みがでると言うことは筋肉は無理を強いられているわけですから、痛みを我慢して運動すると痛みが悪化することも当然あります。
なんですが、治っていくために間違ってほしくないのは身体を動かさないことも痛みが改善しない理由の一つになることです。
筋肉は動かすことで伸び縮みし、それがポンプの役割をはたして血液の巡りをよくします。
そして血液によって栄養や新鮮な酸素が運ばれるため、運動せずに筋肉を動かさないということは、栄養や酸素がめぐりにくくなるということでもあり、それによって自然治癒力が低下し傷ついた身体の治りが遅くなってしまいます。
なので、「痛いから運動しない」「痛みがなくなったら運動する」ではなくて、あくまで、「できる運動から始めていくから腰痛が治っていくんです」
無理や我慢をして運動をしてくださいと言うつもりはありません。
もちろん我慢して激しい運動を行うことは、その行為自体で身体を傷つけ腰痛を悪化させる可能性のある行為だから。
だからといってまったく何もしなければ、今までと同じ生活を続けているだけなので、腰が痛いという結果は変わらないんです。
治らないない方は腰痛があるから運動はできないとあきらめてしまいます。
治る方は最初はわずかなことかもしれませんが、腰痛がある中でもできることを探されます。このちょっとした差が治る方と治らない方の差なんです。
急に痛くなった腰痛や、立っていることもままならないぎっくり腰の時に運動をしましょうということは言いません。
ですが長期間腰痛に悩んでいるという場合には、まずは出来る運動から行い体を少しずつ動かすことを心がけてください。
そうすることで、あなたの腰痛も今までと違う結果が待っているはずですので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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