足を曲げれない坐骨神経痛の腰から足の痛み
腰が痛いのをかばいながら生活していたら、だんだんお尻や足のほうまで痛みが出てきてしまった…と悩んでいませんか?
痛みがあって、それをかばっているうちに他の部分が痛くなったということはたまにあると思います。
そうなってしまうと、新しく痛くなったところをかばうことで、最初の痛かった場所が治らななかったり、新たにまた痛みを作ってしまったりと悪循環に陥ってしまうことがあります。
当店にこられたこの方も、痛みをかばっているうちに他の部分にさらにひどい症状がでてこられました。
〈動画から一部抜粋〉
●ぎっくり腰をかばっている間に坐骨神経痛のような腰から左足の先まで痛くて痺れてきて、あぐらをかきにくくなって、左足を曲げるのがつらく伸ばしたまま座っていて、だいぶ長引き痛みが厳しいと感じて、たまたまここのチラシが入っていて一度試してみようかなと伺いました。
歩くのもかばいながら歩いてて、お風呂も足を伸ばせるような風呂ではなかったんで、曲げるのに痛みがあるんで長居もせずに、ちょうど暑い時期だったのが幸いでした。
ゴルフにかばいながらも行ってたんですが、友達に坐骨神経痛は日にち薬やと言われて、ピークの時は辛抱もできず、こちらに寄せてもらった時が痛みのピークでした。
病院は昔、整形外科に違う症状でしばらく通っていたけどあんまり効果なかったんでこちらに来させてもらいました。
今は痛みはないです。
友達にびっことも言われなくなりました。
今回はどうして腰の痛みをかばっていたら、他の部分まで痛くなってしまったのか?当店ではどのようにしてこのお客様の痛みを改善させていったのか?なおどをお伝えしていきます。
痛みをかばうと他に負担がかかる
当店に来られたお客様は腰が痛くなり、それをかばわれていたとのことで、腰が痛いとあなたならどのような姿勢になりますか?
たぶん膝を軽く曲げたり腰から背中を丸めて、重心の位置を下げて腰の位置を落としたりして、腰をあまり動かさないようにするためにそういった姿勢になるはずです。
痛みによっては身体をそらした状態の方もいるかもしれませんが、その場合でも腰をあまり動かさないように膝を曲げたりして重心は下げるはずです。
そうなると、下半身は常に踏ん張った状態になるので、足やお尻といった筋肉にはいつも以上に力が入り、さらに痛くてあまり使わないようにしている腰の分まで上半身を支えるために働いてくれます。
そのため腰を痛いのをかばうことで足やお尻の筋肉を酷使してしまうんです。
酷使された筋肉は次第に固くなって、お尻の奥の部分には坐骨神経が通っていて、お尻の筋肉に負担がかかり固く縮まってしまうと、坐骨神経を圧迫したり刺激してしまうことで腰から足にかけて痛みや痺れを出してしまうことがあります。
今回こられたお客様は、上記のように腰痛をかばうことで足やお尻の筋肉を酷使し、それによって坐骨神経痛が発症し足が曲げれなくなるほど痛みをだされていたんです。
強い力を加える治療は危険を伴う
なので足が曲がらないほどの痛みと痺れをだす一番の原因となる、お尻の筋肉を当院では施術で整えていったんですが、話されていたように足を曲げるのもつらい状態だったので、最初のころはほんとに優しくゆるい施術で少しずつ見せていただきました。
また自宅でおこなって頂くためにお伝えしたストレッチも、ゆるくやさしいものを選んでお伝えして実践していただきました。
お尻や足の筋肉が固くなっていたり、腰痛があるならマッサージのようにグイグイと強い力で揉み解したりストレッチなどで思いっきり伸ばした方がいいんじゃないか?と思われる方もいるかもしれませんが、このように足を曲げれないほど症状が強い時にグイグイ筋肉をもんだり強く伸ばしたりすると、その部分の筋繊維が傷ついてしまい余計に固くなり痛みが増すことがあるのです。
そして傷ついた筋繊維の部分で炎症が起こってしまうことがあり、炎症が起こることでも痛みや痺れを強くしてしまいます。
痛みや痺れなどの症状が強い時に強い力でおこなう治療は、上記のような危険を伴ってしまうため、当店では優しく緩い力で施術をおこなって行きました。
なぜ整形外科では治らなかったのか?
このお客様は以前、違う痛みや痺れの症状で整形外科にかよわれていましたが、思うように治らなかったとのことでした。これってどうしてなんでしょう。
もちろん今回の足も曲げられないような腰から足にかけての痛みと違う症状なので、一概に何が悪かったのか?言うことはできませんが、今回のような症状でも病院では牽引と薬で様子を見ようということが多いはずです。
ですが痛みや痺れは足やお尻の筋肉が原因で起こっており、それを薬を飲んだり牽引しても原因の部分は何も変化がないことが予想できると思います。
このように、対処療法で痛みや痺れだけを抑えようとするだけだったため効果が思うように出なかったと推測されます。
じっとしてれば治るわけではない
お尻の筋肉や当然もともとの原因だった腰痛を一緒に見せていただくことで少しずつ痛みが減っていかれて、再びゴルフにも行けるようになられました。
さらに治るために大きかったのが、この方の場合多少痛みがあても散歩をしてくださったことです。
なんでもかんでも歩けば良くなるとは言いませし、無茶をする必要はありません。
ですがやはり痛いからといってあまり家でじっとしていると、動かさない筋肉は血液の巡りも悪くなり余計に固くなってしまうため、痛みが長引くことが多々あります。
できれば専門家の方にきちんとアドバイスをもらって動くようにしてほしいんですが、痛みの強い最初は家の中だけでもいいです。数分外を歩くだけでもいいです。動ける範囲で動いて頂くことが症状改善への一番の近道になることがほとんどなんです。
このように家でも自分でしっかりお伝えしたケアをおこなっていってもらえれば、ある程度回数はかかりますが足を曲げるのも困難な腰痛から足の痛み痺れは改善していきますので、このようなお悩みの方は一度ご相談ください。
まとめ
腰を痛いのをかばって生活していたら、他の部分まで痛くなってしまった…と悩んでいませんか?
腰の痛みをかばっていたら、お尻や足の筋肉に負担がかかってしまい坐骨神経痛になり、腰から足まで痛みや痺れが出てきたということは珍しくありません。
その前に腰痛を治すことがベストですし、もし他の部位にまで痛みが出てしまったとしても、マッサージしとけばいいとか牽引しておけばいいと単純に考えず、しっかり原因となる部分を治療していってくださいね。
その際も強い力では筋繊維を傷めてしまい、症状が悪化してしまうことがあるのでご注意ください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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