肩こりの「こり」って何なのか?
肩こりがひどくて仕事をするのも辛かったり、目の前のことに集中できないという方もいると思います。
ただ、そもそも肩こりの「こり」って何なの?って思ったことありません?
今回はそもそも「こり」とは何なのかについて書いていきます。
というのも肩こり解消については色々な方法が言われていますが、そもそもの「こり」の正体もわからまいままでは、どうしたらこりがほぐれるか?解消方法が効果がありそうなのか?もわからないと思いますので。
「こり」と聞くとなんとなく固くなった状態であるという想像される方が多いはずです。
それであながち間違いではありませんが、もう少し詳しくいうと、同じ筋肉がずっと緊張状態をキープさせている状態で、緊張状態が続くということは筋肉がずっと働きっぱなしということです。
つまりあなたの体の一部分が休む間もなく筋繊維を収縮させていて、筋肉は収縮するとグッと固くなります。この固くなったのが「こり」です。
それじゃあどうして固くなった筋肉は「こり」として感じるようになるのでしょうか?
例えば肩こりを感じているとして、もし肩の筋肉の一部が固くなっているだけで何も感じなければそもそも肩がこっていると感じることはないですよね。
「こり」ができることで痛みや不快感を感じるから、肩がこったとあなたは認識するはずです。
なぜ筋肉が固くなるとそういった不快感や痛みを出すのか?
筋肉はポンプのような働きをしていて、大きく動くことで血液を流させる作用があります。
しかし固くなった筋肉は伸びたり縮んだりできなくなることで、その部分の血液の流れが悪くなってしまいます。
血液はエネルギーとなる栄養や酸素を運んだり、老廃物を回収してくれています。
このおかげで筋肉は温度が適温で柔らかく保たれているんです。
その血液の流れが悪くなることで、酸素や栄養が運ばれなくなり、老廃物が回収されなくなった部分は冷たくて固くなっていきます。
こうなるとその部分からは「ブラジキニン」といった痛みの原因になる物質や、「プロスタグランジン」という痛みが増強する物質を多く発生してしまいます。
これが筋肉が固くなると「こり」として感じる不快感や痛みのを出す原因です。
さらに、痛みや不快感がではじめると自律神経のバランスが乱れ、血管を収縮させる交感神経の働きが優位になってしまい、よけい血液の流れが悪くなるといった悪循環に陥ることで、肩こりはなかなか改善しにくくなっていくんです。
ここまで「こり」について書いてきましたが、こりを作らないために大切なのは同じ筋肉がずっと緊張状態でいないようにすることです。
こういわれると、なんとなく日常生活でしないといけないことが見えてくると思います。
例えば、同じ体勢ばかりにならないようにする。こまめに筋肉を動かす。
姿勢が悪くなることで筋肉の緊張状態になるのを作らないようにする。
座り方を考える、等々
単純にこったからほぐすといった考え以外にも対策が色々考えつくと思いますので早速実践してくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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