腰痛を出さない重たい荷物の持ち上げ方
腰痛を何とかしたいと思って、インターネットで「腰痛 改善方法」「腰痛 ストレッチ」「腰痛 治し方」などで検索したり、テレビや本などで調べたりしている方もいると思いますが、腰痛対策で一番いいのは、そもそも腰痛が出ないようにすることです。
それが一番悩まないで済む方法ですが、実際はそんなわけにはいきませんね。
なんせ痛みがない時に腰痛が出ないようになんて考えすらでてこないですよね。
腰痛になって初めてどうしようか?とか何がまずかったのか?といったことを考えるようになるものですし。
なので、それはしかたないとしても、先ほど書いたように腰痛対策で一番いいのは腰痛が出ないようにすることですので、一度おさまった腰痛を再び出さないようにしていくことが大切です。
そのための予防方法として今回は重たいものを持つときの対策を書いていきます。
なんとなく想像できると思いますが、重たいものを持ち上げる動作は腰痛のきっかけになる可能性が十分にある動作ですので。
そもそも重たいものを持つときに危険な体勢は、「ひざを曲げないで腰を丸めて、しかも体から腕を伸ばして遠い場所にあるものを持ち上げる」体勢です。
この体勢ではぎっくり腰を起こす可能性も十分にありうるくらい腰に負荷がかかる体勢です。
つまり腰に負担のかからない持ち方とは上の反対の体勢で、
●背中をまっすぐに伸ばした状態を保つようにする。
●膝をしっかり曲げてすねと背骨が平行な位置関係をまもる。
●荷物を体の近いところを通過させる。
このようなところを気をつけることで腰痛を防ぐことができます。
重たいものを持つときはできるだけ、もっとも持ちやすい場所を探してください。
そしてそのあとはできるだけ体の近くで持ち上げるように、足を前後左右に開き、荷物をまたぐようなかたちで立ち、
十分に膝を曲げて、持ち上げる際は腰が丸くなったり反りすぎたりしないように背筋をまっすぐに伸ばしたまま、ひざを伸ばしていき持ち上げます。
この時、背中や腰をつかって持ち上げようとせずに膝を伸ばすことを意識してください。
そのほかにも体勢とは別なんですが、できれば事前にある程度の重さを把握するようにしてください。
これは経験があるかもしれませんが、予想していたよりもはるかに重たいものを勢いよく持ち上げようとするとその瞬間に腰を痛めてしまう場合もありますので。
荷物は持たないようにする、といったことができればそれに越したことはありませんが、生活をしているとそんなわけにもいかないので、こういったところに重たい荷物を持ち上げる時は注意して、腰痛を出さないようにしてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
コメントをお書きください