なぜ同じ姿勢でいると
肩こり・腰痛になるのか
腰痛や肩こりで悩んでいて整体などをうけに行くと、そこで同じ姿勢でいるのは良くないですよと言われたり、同じ姿勢で長時間いないようにしましょうといったことを耳にしたことがある人もいると思います。
どうして同じ姿勢をとっていると腰痛や肩こりが出やすくなってしまうのか?
それは同じ姿勢を続けるということは同じ筋肉に弱い負荷が絶え間なくずっとかかってしまっているからです。
筋トレなんかのように、明らかに筋肉に負荷がかかると痛みの原因になるというのはなんとなくイメージできるとおもいます。
ただ筋肉は、明らかに大きい負荷でなくても持続的にかかる負荷には弱い構造になっているんです。
さらに筋肉の中には血管が通っていて、長く負荷をうけて筋肉の緊張状態が続くということは、中を通る血管もずっと圧迫をうけるわけで、そうなると血液をとおして運ばれる栄養や酸素が入ってこなくなってしまいます。
なので筋肉は酸欠状態になり、疲労物質も流れ出てしまいますが、血液のめぐりが悪くなっているのでその疲労物質もその場に居座ってしまうんです。
このあたりの、筋肉に酸素や栄養が巡りにくくなるとどうなるかを詳しく書いた記事はこちら
で、疲労物質が長居することによって痛みやこりを感じてしまうようになります。
対処方法としては、やはり同じ筋肉に負荷がかかるのを防ぐために定期的に体勢を変えたり軽く体を動かすことが大切です。
仕事中などはなかなか体を動かすこともおこないにくいかもしれませんが、ほんの数秒でもいいです、立ち上がって足踏みなり、トイレ休憩なり、飲み物を取りにいくついでに動かすなり、そういったことだけでも全然変わってきます。
体を動かさなければそれほど体に負荷はかかっていないようについつい思ってしまいますが、決してそんなことはなく、持続的に同じ場所に負荷がかかってしまっていることをお忘れなく。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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