その人の腰痛はきっと治らない
家族が腰痛で苦しんでいたり、友達が腰痛で悩んでいたらどうにかしてあげたいって気持ちになるのはわかります。
わかるんですが、その家族や友達のためと無理に何かを勧めたりしていませんか?
そん時にあなたがその人の腰痛をどうにかしてあげようという考えはちょっと注意が必要です。
というのも、お客さんの体を見せて頂いているこちら側から感じるのが、そういった本人さん以外が必死になっているような時は、その本人さんの症状ってまぁ良くならないことがほとんどです。
よくあるのが、治療院や病院などをあなたがパソコンなどで調べて上げること。
これ自体は悪いことだとは思いませんが、あくまであなたがその本人のためにしてあげることは、その探した場所のパンフレットなりHPを本人に「知らせる」と、そこまでのほうがいいです。
それ以上のその場所に実際に「予約するか?」や「行ってみるか?」は本人に任せるべきです。
当店でもたまにあるのが、奥さんがご主人さんやお子さんのためにとパソコンで調べて、当店のHPを見つけて、腰痛のある本人に一度行ってみるようにと奥さんが予約を取るといったパターンです。
ですが、これは治療院あるあるかもしれませんが、そういった流れでこられた方の症状が改善することは稀です。
理由としてはまず、私たち治療を提供する側がゴッドハンドのような1~2回でどんな症状も良くする技術を持った人がほとんどいないからです。
症状が長年であればあるほどやはりある程度の回数が必要になってしまうことがほとんどです。
そして、そうやって本人以外の方に行くように言われてこられた方ってそもそも本気で腰痛を治す気がない方がほとんどです。
そりゃあ、まったく治す気がないわけではありませんが、絶対にと言うよりは治ればいいなぁ程度のことが多いです。
さらに来られた理由も、腰痛を改善しに来たのではなく勧められた人の顔を立てに来店されています。
もう一度言いますね、あなたの顔を立てるために来店されているんです。
なんで、こちらは腰痛を改善していくためを目的にお話をしていても、向こうは言われたから来たと目的が違うので話もかみ合いません。
そもそも本人が本気で治したいと考えているなら、そのための情報をもらった時点で何かの行動を取るはずです。
そうでないのなら、もし口では腰が痛い、何とかしたいと言っていても、実際はそれほど切羽詰まった状態でないんです。
今回は治療院で例えましたが、それ以外にもこれは当てはまると思います。
例えばよさそうなサプリメントを見つけて勧めてみても、本人が買おうとしないのであればいくらあなたが代わりに購入してあげても、続かないでしょうし、飲むのを忘れたりするでしょうし、
よさそうな健康器具があっても、本人がそれを必要としないのであれば、いつの間にか洗濯ものがその健康器具にかかっているでしょうし、
やはり腰痛を改善するためには最終的に本人がどれだけ本気なのか?の部分が大切ですので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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