デスクワークで腰痛の方の意外な原因
デスクワークや一日座ることが多い方で腰痛に悩まれている方は結構います。
こういった座ることが多い方の腰痛対策は色々言われていますね。
代表的なのはやはり座る姿勢。「坐骨座り」とか言われたりしますが、骨盤を起こして座ることで背骨のカーブを崩さないことで、腰の負担を減らす座り方や、
あとは地味で効果的なのが、同じ姿勢で居続けない。合間合間でほんの少しでいいので歩いたり身体を動かすことで、腰の筋肉の疲労がリセットされます。
とまぁ、ほかにも色々ありますが、よく目にするのはこのあたりですかね。
これらの対策は実際に効果がありますし、できていないで腰痛があるのなら、まずはここを見直してもらうほうがいいです。
ただ、それだけで腰痛対策は完璧というわけにやはりいきません。
なので家で腰のストレッチをしたり、体操で腰を伸ばしてケアしているという方もいますね。
それで腰痛が出ていなければいいんですが、それでも腰痛がとれなかったり出てくる方に一緒にケアして欲しいのが股関節なんです。
デスクワークでは当然腰に負担はかかるんですが、それ以外にも股関節がとても固くなりやすいんです。
以前もこのブログでも書きましたが(こちらの記事)、股関節は腰とすごく関係が深く、股関節が固くなると腰痛が出やすくなってしまいます。
簡単に言うと、股関節が固くなるとそれとつながる骨盤の動きが悪くなります。
そうすると、例えば身体を前に倒す動作の時、本来は骨盤が前に傾いてくれるんですが、股関節が固くなっていると骨盤が前に傾きにくくなり、その分腰の背骨が前にグッと曲がって代用します。
このように、普段は骨盤がしてくれる仕事まで腰が働くことになるので、負担が増えて痛みが出てしまうんです。
写真で説明すると、本来上下の赤の矢印の部分が前に傾きますが、青丸の股関節が固くなると、下の赤矢印(骨盤の部分)が前に倒れずに上の赤矢印(腰骨の部分)だけで下の矢印の分の動きを代用します。
このように、デスクワークや座ることが多い方は股関節が固くなることで腰痛が出ていることがあり、
なので股関節のケアもしてあげてくださいね。
簡単なストレッチは、
上向きで寝て、片足を反対の肩に向けて曲げていきます。
この時、伸ばしている方の足が床からあまりうかないようにしてください。
これを15~20秒。
次の同じような体勢で、上向きで寝て片足をまげて両手で膝を持ちます。
その曲げた足を外から内へゆっくり回してください。
これを30~1分ほどおこなってください。
あとはやはりストレッチはすぐに効果が出るわけではないので続けてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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