体の本当の声を聞いてあげることが
腰痛改善には必要
「身体があなたに伝えたいのはそこじゃない」って話です。
腰痛が出た時に体の悲鳴「痛い!痛い!」ばかりに耳を傾ける方がいます。
余裕がない状態だし、体も「痛い!」「安静にして!」といった事を大声で叫び続けるので仕方ないところはあります。
ですが、もうちょっとしっかり体の叫びを聞いてみてください。
体は何も「痛い!」と言うことだけをあなたに伝えたいんじゃないんです。
むしろその大声にかき消されそうになっている声こそが、あなたに聴いてほしい本当の思いなんです。
例えば、「背中を丸くして座り続けないで」「時間がないといわないで体を動かすようにして」「床の上にあるものは足を曲げて取るようにして」「鞄を同じ手ばかりで持たないで」「ちょっと急に歩きすぎだよ」…
などなど、こういったことを伝えたいからあなたの体に腰痛というかたちで痛みをだして知らせようとしているんです。
腰痛が治るか、または繰り返さないかはこういった「痛い!」にかくれた体の声に気がついてあげられるか?だと思います。
何度も腰痛を繰り返したり、腰痛が取れずに長引いている方ってのは、こういった本当に体があなたに伝えたいことを聞こうとしなかったり、都合の悪いことは聞こえないフリをしてみたり、うるさいと無理やり口を閉じさせようとしたり(痛み止めで痛みを止めようとしたり、速攻で腰痛が取れる〇〇方法なんてのに頼るってのがこれに当てはまりますね)してしまっているんです。
体は何も意地悪で「痛い!」と叫んでいるわけではないんです。
あなたに自分の体の事をわかってほしい、習慣を見直してほしい、もっと大切にしてほしいと思っているんです。
でもね、そういった「痛い!」に隠れた声ってホントに本当に小さな声で、しっかり耳を傾けてあげなきゃ聞こえてこないし、向き合う気がなきゃ聞こえてきません。
ですが知っていてほしいのは、何も意地悪をしたくて、邪魔をしたくて「痛い!」と叫んでいるわけじゃありません。
その証拠に今までだって大体の事は耐えてきてくれたはずです。
本当にあなたが心配になるほどの状態になったから何とか伝えようとしてくれているんです。
だから面倒でもまず耳を傾けてみてください。
そうすることで今までないがしろにしてしまっていたところが見えてきます。
これができるかどうか?が腰痛が改善したり、繰り返さない方とそうでない方の違いだと思います。
まぁそもそもこのブログにたどり着く時点で、まったく体の声を無視しているわけではないはずです。
ならこの際、体の声を聞き流そうとしないでしっかり聞いてあげてみてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
コメントをお書きください