改善するために知りたいのは
病名じゃありません
当店のカウンセリングや検査は結構長いかもしれません。
とくに初回で初めての方については30~40分かかることも多々あります。
また2回目以降はそれほどかかることは稀ですが、それでもしっかり身体の状態を聞きますし、施術中だって日常生活の習慣なんかを聞いたりします。
たまにさっさと施術してよって空気をお客さんから感じる時もあります。まぁこういうお客さんはマッサージ感覚でこられたり、その場だけよくなればいいかなって方が多いですが。
でも、そんな空気を感じることもあるのにどうして時間をかけるのか?って言うと、知りたいのは「病名」じゃないからです。
当店に来店される方は病院にも通っていたという方が多いので、病院でヘルニアや狭窄症と言われたという人も多々います。
いますが、ヘルニアや狭窄症といった「病名」を知ったところでそれだけで良くすることはできません。
「病名」とは、あくまで今までの結果であって痛みや症状の「原因」ではありません。
確かに病名も一つの情報なので当然教えていただきたいんですが、ヘルニアだって狭窄症にしたって、腰痛にしたって同じ病名でもその人によってなぜその症状が発生したのか?という原因が違うんです。
それをはっきりさせて行かないと、どのようにすれば良くなっていくのか?どこを施術していかないといけないのか?どんなところに注意してもらわないといけないのか?がわからないので良くなって行かないし施術のしようもないんです。
例えば骨盤の歪みがあってそれで腰に負担がかかり腰痛やヘルニアにまでなってしまったのか?股関節や膝が悪くてその影響で腰痛が出ているのか?では当然おこなう施術も変わってきます。
なのでできるだけ原因を特定していくためにカウンセリングや検査に時間をかけています。
あとはその情報をもとに施術中の会話や実際にお客さんの身体に触れてみた感覚とで微調整しながらですね。
病院だとどうしても「病名」を知ることを大切にされますが、先ほど書いたように同じヘルニアという病名だったとしても、そうなった経緯が人によって違うんです。
病名という結果だけ見ていては対処方法しかできません。
例えば高血圧の方がいたとして、高血圧だから血圧を下げる薬を出されるでしょうが、この方が塩分のとりすぎで高血圧になっていたとしたら、塩分の量を減らさなければいつまでたっても高血圧で薬を飲まないといけないですよね。
ホントに高血圧を良くするためには、塩分をとりすぎという原因を明らかにしていくことが必要です。
腰痛やヘルニア、狭窄症だってこれと同じです。
ですのでまずはしっかり話をお聞かせくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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