腰痛はレントゲンだけで
しっかり診断できるのか?
ひどい腰痛が何日の続いたり、体を伸ばし切るのがつらかったり、反対に屈むたびに腰に痛みがあると、日常生活や仕事に影響が出るので一度病院へ行って診てもらうという人は多いと思います。
そんなときに病院へいくと、ほとんどの場合レントゲンをとって少し話を聞くだけだと思います。
ただこのレントゲンでほんとにしっかりとした診断をすることができるんだろうか?と不安に感じている方もいるはずなので、今回はそれについてお伝えしていきます。
レントゲンでは骨しか映らない
結論から言うと、レントゲンだけでは腰痛の原因をしっかり判断することは難しいです。
レントゲンは基本的に骨しか映りません。なのであなたの腰痛が骨折や骨の極端な変形から出ているものであれば原因がしっかりわかりますが、腰痛の原因と言うのは決して骨の異常だけではありません。
そもそも人の身体って骨だけでできていますか?
違いますよね。皮膚もあれば内臓もあるし、筋肉や靭帯、神経だってあります。
お年寄りの人で、骨粗鬆症の方はたまに圧迫骨折をおこしていまっている人もいますが、
多くの場合腰痛の原因となっているのはこれら骨以外の事が非常に多く、いくら骨を重点的に見たとしても、それだけでしっかりとした腰痛の原因を判断することは難しです。
また、たまに骨と骨の間隔が狭くなっているという事を言われる方もいますが、これも骨と骨の間隔が狭くなっているという事は、その間にある椎間板というクッションがつぶれて神経のほうへ飛び出て腰椎椎間板ヘルニアの疑いがあるという事が言えます。
言えますが、あくまでレントゲンでは骨しか映らないので、本当に椎間板が飛び出てしまっているのか?神経を圧迫してしまっているのか?とい部分はうつりません。
しっかりとした診断はMRIが必要
なので、レントゲンだけでは不安だという方はMRIの検査を受けることをお勧めします。
こちらのほうがよりしっかりとした診断をして頂ける事でしょう。
ただしMRIでも絶対ではない
ただ、MRIでは確かに椎間板が飛び出たり、脊柱管という神経の通り道が狭くなっているかどうか?分離症と言って骨が折れてズレて神経を圧迫していないかどうか?などがある程度鮮明に写すことができますが、それでもあくまでそれが腰痛の原因だという事は絶対ではないんです。
腰痛のない人を適当に10人選んでMRIで検査すると、だいたい3人の人に椎間板の突出が見られます。
つまり椎間板が突出していても必ずしもそのせいで腰痛が出ているわけではありません。
もしそうならその3人の方は無症状ではなくて腰痛があるはずですので。
このようにレントゲンよりもしっかり診断はしてもらえますが、その診断も必ずしも腰痛の原因ではないんです。
病院で軽視されがちな部分
椎間板の突出や脊柱管の狭窄が見られたからだけで必ずしも腰痛が出ているわけではなく、ここに筋肉の緊張や炎症といった事が影響し腰痛を出している事が多いんです。
当店でも、MRIをとって狭窄症と言われた方や腰椎ヘルニアと言われた腰痛もちの方が多々来店されますが、その多くの方が筋肉を整えていくことで腰痛や痺れなどの症状が改善していかれています。(当店のお客様の声はこちらをクリック)
そして多くの病院ではこの筋肉の部分を軽視しがちです。
あなたの周りでも病院で筋肉に対してしっかり治療をしてもらったという方はほぼほぼいないはずです。
あって牽引や電気、薬ではないですか?
ですが筋肉の中にも神経は通っていて、血管だって通っているわけです。
その筋肉が固くなったりすれば、その通っている神経や血管に影響を出すのは想像できると思います。
まとめ
まとめると、レントゲンだけでは腰痛にたいしてしっかりとした診断は難しいです。
なので不安に感じる方はMRIを撮ってもらう事をお勧めします。
ただ、MRIの結果も必ずしも絶対ではなく、その結果に筋肉の緊張や炎症などが影響し腰痛を発症していることが多々あります。
MRIで椎間板の突出や変形、脊柱管の狭窄などがあったとしても、手術と言われずに腰痛が一向によくなっていかないのであれば、病院以外で筋肉や体のバランスを見てくれる所に通うのも一つの方法ですので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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