朝起きる時の腰痛を治したい
【奈良県葛城市 整体】
朝、起きて布団から出ようとした時にでる腰の強い痛みに悩んでいませんか?
朝起きて体を動かそうとすると腰に痛みが出たり、朝方になると段々腰が痛くなって寝てられなくなったり、
ただ、時間とともに痛みは少しずつひいていって夕方ごろには腰痛がだいぶましになっている。そして寝るとまた腰が痛くなるということを繰り返している方もいるはずです。
今回当店にこれた方も、以前から朝方に腰が痛いことがあったり、それがましになったりを繰り返しておられたようで、ある日その腰の痛みが立てないくらい強く出て、何日か様子を見てたが一向に治っていかないということで当店に来店されました。
●朝起きたときに急に腰が痛くなって、立てないくらいで何日かしたら治るかなと思っていたんです痛みがひかなかったので行っておくべきかなと思って
今はだいぶましになったというか最初の痛みはなくなったので良かったと思います
教えてもらったストレッチも時間も短いので、朝もやろうと思えるのでいいかなと思います。長いと忘れがちになってしまうと思うので
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
なぜ朝方に腰に痛みが出るのか?
朝方に腰痛が起きやすい原因もいくつかあり、寝方が悪かったり、寝具があっていないなども腰痛が出る原因になりますが、もっと重要なのは腰周辺の筋肉が硬くなってしまっているからです。
筋肉が硬くなっていると、寝返りをうとうとした時に硬くなった筋肉が無理に伸ばされるために痛みをだしたり、朝起きる時に伸びるはずの筋肉が硬くなっているために伸びてくれなくて痛みをだしてしまいます。
極端に言ってしまえば、寝方が悪かったり、寝具が合っていなかったとしても腰周辺の筋肉に柔軟性があれば、寝方や寝具によってかかってしまう腰への負担や重力も分散することができ、痛みを出すといったこともありません。
(ただし、寝方が悪かったり寝具が合っていないと、それ自体が腰周辺の筋肉を硬くしてしまう要因になるので改善するにこしたことはないですので、どうでもいいとは言いませんが。)
睡眠中や寝起きは筋肉が硬くなりやすい
朝方や昼にかけて腰痛が合っても、夕方にかけてその腰痛が楽になったりなくなっていく方も少なくないはずです。
これは睡眠中や寝起きに筋肉が硬くなりやすいからです。
というのも、筋肉は動かしていると柔軟性を保つことができるんですが、動かずにじっとしていると硬くなってしまいます。
寝ている時というのは筋肉を動かすことが極端に少なくなってしまうので筋肉は硬くなりやすいんです。
それによって朝方の寝ている時や起きてからすぐは腰痛が出やすいんです。
日中に腰痛が和らぐのは体を動かすため
反対に日中から夕方にかけて痛みが柔らで来るというのは、朝起きてから体を動かすことによって筋肉も動き、それによって少しずつ筋肉が柔軟性と取り戻すためです。
とは言っても、日中に腰に負担のかかるようなことをしていると、筋肉は硬くなったままになるため、痛みはとれて来ないこともあります。
立てない位の腰痛をどのように治していったのか?
それじゃあ当店に来られた、立てないくらいの腰痛が続いていた方をどのようにして改善させ治していったか?というと、ここまで書いてきたようにまず重要になるのは腰周辺の筋肉の硬さです。
腰周辺の筋肉が硬くなっていたために、朝方に筋肉が無理やり伸ばされてしまい痛みを出されていたので、筋肉を整えていくように施術をおこなっていきました。
それじゃあ腰をマッサージすればいいのか?っていうと決してそうではありません。
実際に経験されている方もいると思いますが、いくら腰をマッサージしてもらって、その時は少し楽になっても次の日の朝には腰痛が戻ってしまったり、数日後には腰痛が戻ってしまうことは非常に多いです。
なので本当に大切なのは、「なぜ腰の筋肉が硬くなってしまったのか?」この部分をどうにかしないと、腰のマッサージだけではまたすぐに腰の筋肉が硬くなってしまい腰痛を繰り返してしまうんです。
なぜ腰の筋肉が硬くなってしまうのか?
腰の筋肉が硬くなってしまう要因は人それぞれ生活や仕事などによって違ってきますが、この方の場合はまずは姿勢が悪く、姿勢が悪いと同じような生活をしていても腰にかかる負担が増えてしまうために、腰の筋肉が硬くなりやすいんです。
また骨盤につく太ももの筋肉も硬くなられてて、太ももの筋肉が硬くなると骨盤を引っ張り骨盤の動きを制限してしまいます。
骨盤の動きが減ると、腰周辺の筋肉の動きが減ってしまうために、腰の筋肉が硬くなりやすくなってしまいます。
他にもこの方はデスクワークが多いとのことで、お尻の筋肉も硬くなられておられて、お尻の筋肉も骨盤についているために硬くなると、骨盤の動きを制限して腰の筋肉が柔軟性をなくしてしまいます。
このように腰の筋肉を硬くしてしまう、姿勢や太ももの筋肉、お尻の筋肉にも施術をおこなっていき、それに沿った日常生活のアドバイスをお伝えしていきました。
日常生活でしてもらったこと
ここでは実際に朝起きる時の腰痛を治すために、普段の日常生活でおこなって頂いたことについて書いていきます。
朝方の腰痛に悩まれている方は参考にしてみてください。
座るときに骨盤を起こす
この方はデスクワークが多いとのことだったので、特に座るときに姿勢を意識して頂き、骨盤を立てるようにしていただきました。
上の写真のように骨盤が後ろに傾くと腰が丸まり、腰にかかる負担が増えるために、お腹とお尻に軽く力を入れてもらい、下の写真のように骨盤を立てるようにしてもらいました。
同じ体勢を続けない
デスクワークでついつい同じ体勢で何時間もいてしまうという方も多いと思いますが、そうすると同じ筋肉ばかりに負担がかかり、腰の筋肉も動かないために硬くなりやすいんです。
なので、こまめに動ける時はトイレやお茶休憩など意識的に動いて頂き、なかなかそれが難しい時はその場で立って軽く足踏みや、座ったままで体操してもらうなどをおこなって頂きました。
歩き方に注意してもらう
動画を聞いて頂くとわかるんですが、この方は普段から通勤や仕事が終わってからなどできるだけ歩くようにされていました。
ただ、歩き方が悪いとせっかく体を動かしていても腰に負担がかかってしまう場合があるので、
背筋を伸ばすようにして、歩幅を少し大きめに、しっかり地面をけるようにして、膝が正面を向くように意識して頂きました。
朝や晩にストレッチをする
腰に筋肉や、太ももやお尻の筋肉が疲労で硬くなったままだと腰痛が改善していかないので、しっかり体のケアのためにストレッチをおこなって頂きました。
椅子の高さを調節する
椅子が低く股関節の屈曲が強くなると腰に負担がかかりやすいために、椅子の高さを股関節が90度を少しこえるくらいに調節していただきました。
腕のストレッチをおこなう
デスクワークで手先を使うことが多くなると、腕の筋肉が疲労し、するとそれを支える背中の筋肉も疲労し腰に影響を与えるために、時々腕を伸ばすようにして頂きました。
実際におこなってもらったストレッチ
ここまで読み進めてくださったお礼に、ユーチューブの動画を見ていただくとわかりますが、この方が動画で話していた、朝方に腰の痛みが強かった時におこなってもらっていたストレッチについてもう少し詳しくお伝えしていきます。
上向きに寝て、両膝を曲げて軽く足を開きます。
そこから左右交互にゆっくり両足を倒していきます。
最初は小さく、段々両足を倒す角度を少しずつ大きくしていってください。
上の写真くらい足が倒れればOKです。
このストレッチは骨盤周りの筋肉を伸ばしたり動かして骨盤の動きをよくすることで、腰にかかる負担を減らすためにおこなって頂きました。
上向きに寝て、片足を胸の方へ曲げていきます。
そこからさらに両手で曲げた足の膝をもち肩の方に抱え込んでいきます。
この時反対の足は伸ばしたまま床から離さないようにしてください。
そうすると赤線で囲ったあたりが伸びてきますので、そこで15~20秒キープ。これを左右交互におこなってください。
大腰筋と言われる腰から足につく筋肉のストレッチで、この筋肉が硬くなり伸びにくくなると、体をまっすぐに伸ばすのがつらくなります。
上向きに寝て、両足を曲げて両手で自分の胸に向けて抱え込んでいきます。
腰の辺りに伸びた感覚がでたところで15~20秒キープしてください。
腰の筋肉を伸ばすストレッチで、ゆっくり硬くなった腰の筋肉を伸ばしてもらいました。
上記のストレッチを朝起きるときの腰痛が強い時に、朝晩おこなって頂きました。
まとめ
朝起きたときの痛みは腰周辺の筋肉が硬くなることで発症します。
なので改善していくためには、腰の筋肉を柔軟にしていくとともに、腰の筋肉が硬くなる要因を一緒に改善していく必要があるんです。
マッサージを受けてもすぐに痛みが再発したり、その時だけといったことが起こるのは、腰の筋肉が硬くなる要因を改善していないために起こってきます。
この記事を参考に、普段の日常生活で腰の筋肉を硬くしてしまう習慣も見直してみてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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