知って予防!ぎっくり腰が
癖になる人の特徴とは?
ぎっくり腰は癖になるなんてことを耳にしたことがあるかもしれませんが、あなたも何度もぎっくり腰を繰り返してしまうと悩んでいませんか?
実際にぎっくり腰が癖になるのか?っていうと、ぎっくり腰自体が癖になるというよりも、普段の生活や身体の使い方の習慣や癖が、ぎっくり腰を起こしやすい事をしているといった方がしっくりくると考えています。
つまり、ぎっくり腰を何度も再発させないためには、普段の日常生活でぎっくり腰を起こしやすい習慣や癖を改善していくことが必要だと言えます。
今回はぎっくり腰を起こしやすい人の特徴についてお伝えしていきます。
ぎっくり腰は突然起こるわけではない
「いやいや、何の前触れもなく突然動けなくなるぐらい痛みが出てくるじゃない。」と思われるかもしれませんね。
実際にぎっくり腰になるときってのはある日突然起こります。ですが、痛みは突然に起こったとしても、実は身体には相当な疲労がたまってしまっているんです。
なので普段ならなんてことなかったちょっとした動作でも、身体が悲鳴を上げかけている状態なので、そのちょっとした動作で限界を超えて身体が悲鳴をあげるんです。
つまりぎっくり腰を起こさない、又は再発させないためには普段から身体に疲労がたまる事を改善していく必要があるんです。
ぎっくり腰に前兆や予兆はあるのか?
こんな時はぎっくり腰になりやすい時だからといった前兆があるのなら、そんなときは細心の注意をしてぎっくり腰を予防できればいいんですが、ほとんどの場合ぎっくり腰になるときに前兆や予兆といったものはありません。
しいて言えば腰に何か違和感がを感じていたという方もいますが、必ずしもそういった違和感が表れるものでなく、本当に何気ない動きで突然発症したという方がほとんどでしょう。
なのでやはり普段の生活でぎっくり腰を発症しやすい生活習慣や身体の使い方を取り除いておくことが何よりのぎっくり腰の予防だといえると考えています。
ぎっくり腰になりやすい人の特徴
ぎっくり腰になりやすい人の特徴としては大まかに言うと以下の3つのパターンにわかれます。
1、同じ姿勢で長時間いることが多い人
2、腰に負担をかけてしまう癖がある人
3、腰に負担がかかることが多い人
ここからは各パターンごとにもう少し詳しくお伝えしていきます。
同じ姿勢で長時間いることが多い人
運動不足であまり身体を動かさない
運動不足などで身体を動かすことが少なくなってしまうと、筋肉は伸び縮みすることがなくなって徐々に硬くなって行きます。
硬くなった筋肉は本来の力を発揮できなくなるので、いつものように荷物を持ち上げたときや、今までと同じように身体を動かしたときにぎっくり腰になってしまう事があります。
また、硬くなった筋肉が何かの拍子に急に伸ばされることでぎっくり腰を発症することもあります。
デスクワークや車の運転をすることが多い
座ると言うことはそれだけで立っているときよりも約1,4倍もの負担が腰にかかってしまっているんです。さらに腰が丸まったりパソコン作業で前傾姿勢になった場合はその負担が増します。
これが日常的に繰り返し行われている場合は、立って作業している人よりも知らない間に腰周辺に疲労が蓄積してしまっていることがあります。
寒い所に長時間いることが多い
身体は寒くなると血管を収縮させ熱の発散を防ごうとし、その結果筋肉への血液の巡りも悪くなり筋肉が硬くなりやすくなります。
その筋肉が硬くなった状態で、急に身体を動かし筋肉を無理やり伸ばすことを繰り返すことでも身体に必要以上の疲労が蓄積してしまいます。
腰に負担をかけてしまう癖がある人
太り気味で暴飲暴食が多い
体重が増えてしまうだけでも腰にかかる負担は大きくなってしまいます。
さらに暴飲暴食が多くなると、胃に負担がかかることで胃が硬くなり、それが腰周辺の筋肉にも影響を及ぼすことで腰周辺の筋肉も硬くなってしまいます。
ほかにも、お腹が出てしまうと重心が前にかかってしまい腰が反りやすくなるのもぎっくり腰を起こしやすくなる原因になります。
ハイヒールを履くことが多い
これは一概に腰に悪いとは言えませんが、ハイヒールをきちんと履きこなせている方は意外に少なく、
ハイヒールを履くことで膝が曲がって歩いたり、腰を丸めてみたり、反対に反り返ってしまったり、こういった事が腰に負担をかけてしまいます。
いつも同じ肩に荷物をかける
片方の肩に荷物をかけることで、同じ腰の筋肉ばかりに負担がかかってしまいます。
またバランスをとろうとして身体を歪ませ、骨盤を傾けて荷物をかけている方の肩を高くしたりすることもぎっくり腰の原因になります。
腰に負担をかけることが多い人
荷物を持ち運ぶ機会が多い
荷物を持つということは、やはりその分腰の筋肉を使って身体を支えることになりますので、腰に疲労が蓄積しやすくなります。
さらに膝を曲げないで足の筋肉を使わず、腰だけでモノを持ち上げようとした際などは、かなりの負荷が腰にかかってしまいます。
腰を曲げたり捻ったりすることが多い
特に腰の背骨は捻ることは不得意な構造になっています。
なのでスポーツなどで体を捻ったりする場合には、腰を捻ろうとするのではなく、腰の背骨の上につながる胸椎と言われる部分を捻るようにイメージしてください。
さらに拍車をかける姿勢
さらに上記のぎっくり腰を起こしやすい特徴の3つのパターンすべての人に当てはまるのが姿勢の悪さです。
普段の日常生活で背中を丸めていたり、お腹を突き出していたり、姿勢が悪いほど腰への負担に拍車をかけてしまいます。
反対に言えば姿勢を正すことで、同じように腰に負担がかかる生活をしていたとしてもぎっくり腰を発症したり再発させる可能性は低くなります。
まとめ
ぎっくり腰は癖になるというよりも、ぎっくり腰になるような生活が癖になってしまっているんです。
そして突然発症したり再発したりするように思えるぎっくり腰も、実際はそうではなく、身体に疲労が蓄積してぎっくり腰になる準備ができていたんです。
なので発症したり癖にさせないために必要なのは普段の生活で身体に極力ぎっくり腰の準備をさせないことです。
そのために上記のぎっくり腰になりやすい方の特徴を参考に、当てはまる所がある人は生活習慣や癖を見直してもらうことで、ぎっくり腰のリスクが下がりますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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