腰椎ヘルニア改善・予防のために
注意すべき動作
腰椎椎間板ヘルニアと言う言葉は最近よく聞くようになり、あなたの周りにも悩まれている人や、以前に悩んでいたという人がいませんか?
腰椎椎間板ヘルニアの症状として多いのが、腰痛や腰からお尻、足にかけての痺れや痛ダルさといった症状で、ひどい方では歩くのもつらいなんてこともあります。
そういった話を聞いてできるだけ発症しないように予防を心がけている人もいるでしょうし、もしかするとあなた自身が今、腰椎椎間板ヘルニアに悩まされていて何とか改善策を探しているのかもしれませんね。
腰椎椎間板ヘルニアを発症する原因はすごく簡単に言うと腰に負担をかけ続けた結果です。急に発症することもごくまれにありますが、この場合は事故など強い外力が体に与えられたことによるもので、多くの場合は急に腰などに痛みが発症したとしても、以前からの積み重ねで発症されているんです。
その腰に負担をかける事は、何も激しいスポーツをしたり、重たいものをいくつも運んだりした時だけにかかるものではなく、普段の何気ない日常生活の動作の中に潜んでいます。
つまり腰椎椎間板ヘルニアを予防したり、改善しようと思うならば、普段の日常生活で腰の負担を減らすことがカギになってくるんです。
なので今回は、何気ない普段の生活の中で腰に負担をかけている事とその軽減方法についてお伝えしていきます。
日常生活で腰に負担をかけてしまっている事
「塵も積もれば山となる」のように一回で腰椎椎間板ヘルニアを発症するわけではありませんが、毎日おこなうことで徐々に腰に負担が蓄積してしまっているので、参考にしてくださいね。
●くしゃみをするとき
くしゃみをした時に腰に激痛が走ってぎっくり腰になった経験のある人もいるでしょう。
それほどくしゃみと言うのは腰に負荷のかかるものであって、くしゃみの際に腰にかかる負担は200キロを超えるとも言われるデータもあります。びっくりするよう数字ですね。
そして多くの人は、くしゃみをする時そのまましているものだと思います。ですが、くしゃみをする時にただテーブルの上に手を置くだけで腰にかかる負担が60%軽減できるんです。
テーブルがないときは壁や電柱でもいいので気を付けるようにしてみてくださいね。
●台所で作業するとき
主婦の方などは食事の準備や、その片付け、洗い物など長時間台所で作業することも少なくないでしょう。
私も休日などは食事を作ったりしますが、その時の姿勢は立ったまま前傾姿勢になってしまいますよね。その状態だと腰にはまっすぐ立っている時より1,5倍近くの負担がかかることになるんです。
これを片足を台にのせて作業することで前かがみの角度を浅くすることができ、腰にかかる負担を減らすことができます。
●重たいものを持ち上げるとき
お米屋や荷物、仕事で重たいものを持ち上げるときに、腰だけかがめて手を伸ばし、体から離して床からものを持ち上げる方もいるでしょう。
ですがこれもぎっくり腰を起こすことがある様に、すごく腰に負担のかかる作業です。
膝を曲げできるだけ体を荷物に近づけて、背筋を伸ばしたままで荷物を持ち上げることで腰への負担が4割ほど軽減すると言われています。
●靴下を履くとき
立ったまま靴下を履こうとしたときに腰に痛みを感じる方もいるでしょう。
それほど靴下を履くときの体をかがめる姿勢と言うのは腰に負担がかかるんです。
この時の腰を壁にあてて靴下を履くことで、腰にかかる負担は3割ほど軽減すると言われています。
●椅子にすわっているとき
椅子に座る時点で立っている時に比べ、腰には1,4倍もの負担がかかると言われています。
これが背中が丸まり姿勢が崩れることで腰にかかる負担はさらに大きくなってしまいます。
なのでできるだけ背筋を伸ばし、腰の本来ある前弯のカーブを保ちなが座ることで長時間座るときにも腰にかかる負担を減らすことができます。
まとめ
腰椎椎間板の原因となる腰に負担のかかることは、日常生活の中に色々あります。
言いかえれば、腰椎椎間板ヘルニアを予防したり改善させていくためには普段の日常生活で腰にかかる負担を軽減してあげる必要があると言うことです。
腰に負担のかかる動作は言いだすとかなりありますが、まずは上記の動作を気を付けるように心がけてみてください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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