病院のリハビリで
腰椎ヘルニアが治らない根本的理由
腰痛や腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛があって病院でリハビリをうけているけれど一向に良くならない…と悩んでいませんか?
腰痛があって病院へ行って検査をうけると腰椎椎間板ヘルニアだと言われたり、腰の骨と骨の間隔が狭くなっていると言われたりした方は多いでしょう。
そしてそのまま病院で牽引や電気で温めたり、リハビリをうけているけれども全然よくなっていかないという人も少なくないはずです。
どうしてリハビリに通ったのによくならないのか?今回はその理由となる根本的な考え方についてお伝えしていきます。
病名を診断できる=治せるではない
腰痛があって病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断されて、そのままリハビリに通っている人の中には、「病名を診断できる=治すことができる」と考えている人も少なくないでしょう。
ですが結論から言うと必ずしもそうとは言い切れません。
これは腰痛や腰椎椎間板ヘルニア以外の事を例えに出すとイメージいしやすいと思いますが、
例えば癌なんかはどうですか?体に不調を感じて病院へ行ってあれこれ検査をうけた結果、末期の癌であることを診断された。だからそのまま病院で治療を受けることで癌は治りますか?治ることもありますが、まだまだその確率は高いとは言い難いですよね。(初期であったり特定の癌であれば改善率が8割を超える事もありますが)
いやいや癌じゃぁ…と思われるかもしれませんが、風邪を例えにしてみましょう。
咳が止まらなかったり、熱が出て病院へいき検査をうけて風邪だと診断された場合、その風邪はその病院で治してくれますか?
もちろん薬は出してくれますが、いまだに風邪の治療薬というものは開発できておらず、頂く薬は風邪を治すものでなく咳止めだったり、熱を下げる解熱剤であったり、体が弱っている時に細菌にかからないように予防のための抗生物質が出されているんです。
つまり風邪自体は診断できても、その風邪自体を治す治療はできないという事ですよね。(少し強引ですが)
だからといって、検査などが無駄だと言っているわけではありません。
腰痛や腰椎椎間板ヘルニアを治していくために、身体の状態をできるだけ詳しく知ることは大切です。
なんですが、必ずしも「病名を診断できる=治すことができる」ではないんです。
病名と原因は別物
さらに、腰椎椎間板ヘルニアが原因で腰痛が出ている(病名=原因)と思われている方も多いでしょうが、これも必ずしもそうだとは言えません。
こちらも風邪で熱が上がったのを例えにすると、風邪だから熱が上がっている。このように書くと一見違和感なく見えますが、熱が上がっているのは風邪という病名が原因ですか?
そうではなくて風邪のウイルスが身体に侵入し、身体の免疫機関がそのウイルスと戦う事で熱が出ているんですよね。
同じようなことを言っているように思えるかもしれませんが、熱を下げるためには風邪という病名だけ知ってもどうしようもなく、熱がウイルスによって出ていたり、免疫が過剰に働いて出ているという原因を知るから対処ができるんです。
話を戻してこれが腰椎ヘルニアなら、腰椎ヘルニアという病名だけ分かってもどうしようもないと言う事です。
そうじゃなくて、どうして腰椎ヘルニアになってしまったのか?ここがわからないと、いつまでたっても腰痛に対して的確な治療を行なう事ができません。
そして多くの病院では、腰椎ヘルニアという病名を教えてはくれますが、その腰椎ヘルニアになった原因やなぜ骨と骨の間隔が狭くなってしまったのか?の理由を教えてくれるところは少ないんじゃないですか?
リハビリは何のために行なっているの?
このように病院では画像検査やMRIなど病名を診断することに力を注ぎますが、なかなか腰椎椎間板ヘルニアになった原因まで調べたり判断できるところが少ないんです。
なので腰椎ヘルニアという病名には牽引をして、腰痛があれば痛み止めを出すといった根本的な治療でなく、表面的でワンパターンな治療になってしまいます。(保険制度の問題もあり、保険請求できる治療が限られているのもあるでしょうが)
なので原因を治療したり改善させようとしているわけでないので、いつまでたっても症状が治って行かないという人が出てきてしまうんです。
まとめ
「病名を診断できる=治すことができる」と思っている方は多いでしょう。
ですが必ずしもそうだとは限りませんし、「病名=原因」でもありません。
腰椎椎間板ヘルニア(病名)になって腰痛が出ているのには、姿勢が悪かったり、腰周辺の筋肉が異常に緊張していたり、骨盤が歪んでいたり、運動不足だったり、そういった原因があるんです。
その原因を治療したり改善するわけでもなく、ワンパターンになってしまっているリハビリだけを受けてしまっているので治らないことが起こってくるんです。
上記で書いたように、身体の状態を知ることは大切なので、検査や診断をしてもらう事は悪いことではありませんが、
そのあとは、きちんと原因を治療してくれたり改善方法を教えてくれるところへ行くことが、腰椎ヘルニアの腰痛を改善する近道であると考えています。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
コメントをお書きください