体の歪みで腰痛にならないため
気をつけたい生活習慣
骨盤が歪むと腰痛になるって最近聞くことがあるけれど、私の腰痛も体の歪みから出ているのかな…と悩んでいませんか?
実際に体が歪んだ状態になると、体のとある部分だけにかかる負担が大きくなるので、その部分で痛みを出しやすくなります。そして歪みは乙版周辺などに起こりやすいため、腰は負担がかかりやすい場所で痛み(腰痛)を出しやすいんです。
その体の歪みと言うのは突如おこるものではなく、多くの場合生活習慣によって作られます。
体の歪みの原因となる習慣も色々ありますが、今回は多くの人に当てはまる体の歪みを作りやすい、気を付けるべき生活習慣をお伝えしていきます。参考にして頂き腰痛の予防に役立ててみてください。
そもそも体の歪みって?
体の歪みといった表現はよく使われることがありますが、「これ」といった定義があるわけではありません。
一般的によく使われる体の歪みという表現は、本来のよく見られる骨格通りの形でないことをさすことが多いです。それも変形など骨の形自体が変わっていると言うよりも、骨が定位置にないことをさしていることがほとんどです。
骨盤が開いている=骨盤が定位置よりも広がっている、背骨が歪んでいる=背骨の本来のS字カーブが乱れているといったように。
そして体の歪みの多くは、繰り返される動作によって骨が定位置でないところで固定されたり、同じ部分にばかりかかった負担で硬くなった筋肉に骨が引っ張られて起こっています。
繰り返され動作によって起こるからこそ、生活習慣を見直すことが必要なんです。
1、椅子の座り方
一日を立ったままか寝ているだけという方はほとんどいないでしょう。
どんな生活リズムであっても座ると言う動作は頻繁におこなっていませんか?
それだけ毎日繰り返される動作だからこそ、座り方が悪いとそれだけ体を歪めてしまう可能性が高まります。
そして椅子の座るときの姿勢が悪いことで、そもそも腰に負担がかかってしまい腰痛を発症してしまう事がありますが、座る姿勢が悪いと体も歪みやすく、体が歪んでしまうと腰痛が慢性化したりとさらに腰の痛みが悪化してしまいます。
体を歪ませないためのポイントは常に骨盤を立てて座ることです。
反対に骨盤を歪ませてしまい腰痛を発症させてしまう座り方で多いのが、骨盤が後ろに倒れてしまっていて背中が丸まった座り方です。
注意が必要なのが、骨盤は後ろに倒れたまま背中を伸ばそうと胸だけ張っている方をたまに見かけますが、胸だけいくら張っても骨盤が倒れたままではどんどん歪んでしまうので、骨盤から起こすように気を付けてください。
こんな座り方ですね。上の写真が正しい座り方だと思った方は注意してくださいね。
ローソファーや沈み込みの大きいタイプのソファーだと、骨盤が傾き背が丸くなりやすいので気をつけましょう。
椅子によっては背もたれが斜めになっていて、もたれかかると骨盤が傾いてしまいやすいものもあるので、そんな椅子にも注意が必要ですね。
2、テレビの観方
テレビを見る時間が毎日の生活の中にある方も多いはずです。
なので先ほどの座り方にも関わりますが、テレビを見る時の姿勢も毎日繰り返しおこなわれる事なので体を歪めて腰痛を発症しやすくする要因になります。
椅子で見る時は上記のような姿勢に注意が必要で、テレビを見る際には床に座るという方もいるでしょう。
床に座る場合は、あぐらで背中が丸くなってしまったり、横に寝転がって同じ側ばかり下にして見たり、横座りも体を歪ます原因になるので気を付けてください。
テレビの位置も、できるだけ自分の正面に来るようにおいてもらうと、同じ方向ばかりに体を捻ったりしなくてすむので体は歪みにくくなります。
テレビ番組を見る時には、CMごとにストレッチをしたり、部屋を軽く歩いたりすることなどがおすすめです。じっと同じ姿勢で過ごしていると、関節や筋肉の同じ部位に負荷がかかり硬くなり、歪みにつながります。
3、スマホ操作
最近では一日のうちでスマホを操作している時間がかなりある人も多くなってきているでしょう。
なのでスマホを操作する時の姿勢にも気を付けないと、毎日の繰り返しで段々体が歪んで腰痛を発症しやすくなってしまいます。
特に立っている時も座っている時も、背中を丸めて画面に頭を近づけて操作されている人を良く見かけます。
このような姿勢になると肩甲骨が外に広がり骨盤が後ろに傾きやすく、それが毎日続くと肩甲骨や骨盤の歪みにつながり、腰周辺の筋肉に負担がかかりやすくなり腰痛が発症しやすくなります。
片手で操作できるのであれば、片手を反対の脇の下に挟んでスマホを操作してもらうと、姿勢を正しやすくなりますので。
4、鞄の持ち方
よく言われるように、同じ側の肩にばかり鞄をかけたり、同じ側ばかりで荷物を持つのが癖になっていると体が歪む原因になります。
片側だけに荷物を持ったり肩や肘にかけたりしていると、バランスをとろうと体は鞄を持たない側に自然に傾きます。
その姿勢を安定させるため、部分的な筋肉の緊張をまねき、その筋肉の緊張によって体の歪みがつくられていくんです。
同じ側だけで鞄を持つと骨盤も左右の高さが違っていき、それが腰痛をさらに出しやすくさせます。
鞄をこまめに持ち帰ることを意識し、帰宅後は腰だけではなく、背中や腕のストレッチをおこなってもらうことで体が歪んでいくことを予防できます。
5、車の運転
車の運転も通勤や買い物に使われる方は毎日使うことになるので、その時の姿勢が悪いと体の歪みを作ってしまいます。
シートに浅く座っていた入り、膝が伸びきっていたり、肘が伸びきった状態で運転していると体の歪みを作り腰痛を発症・悪化させる原因となります。
また、片手でハンドルを握ることが多かったり、片肘を肘掛けなどに置くことが多いのも体が片側に傾き、左右の筋肉の緊張が変わるために歪みを作りやすくなります。
しっかりシートに深く座り、軽くひじや膝が曲がるところへシートの位置を調節してください。
まとめ
体が歪むとそのひずみは体の要となる腰に影響を与えやすいために腰痛を発症しやすくなります。
そして体の歪みは、なにげない日常生活の動作の繰り返しから生じることがほとんどです。
なので日々の行動に気を配ることで、体を歪ませずに腰痛を予防することができます。
さっそく上記を参考にあなたの日常生活を見直し、体の歪みを予防・解消していきましょう。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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