何度も繰り返すぎっくり腰を
治すために必要な事
半年に1度ぎっくり腰を起こしてしまって立つのもままならない、年に数回は急に腰が痛くなって腰が真っすぐに伸びなくなるなど、定期的にぎっくり腰の腰痛がでてしまうようになった…と悩んでいませんか?
ぎっくり腰って、あなたもなったことがあるかもしれませんが、もうどうにも動けないくらい痛いときがありますよね。そしてそのつらいぎっくり腰が定期的に発症してしまうようになったという方は案外少なくありません。
一度起こっただけでも二度と経験したくない痛みなのに、それが定期的に出てしまうとなるとかなり辛いですね。
今回はそんな何度も起こしてしまうぎっくり腰を治すために必要なことについてお伝えしていきます。
そもそもぎっくり腰の原因は?
ぎっくり腰というと、急に体をひねたっときとか、重たい荷物をもちあげたときとか、ふいに腰をかがめたときなどにバキッっていって急に腰が痛くなる。このような感じのイメージを持たれている方も多いです。
確かに事故や転倒、スポーツでの接触、ものすごく重たいものをもちあげたときなど急に腰を痛めてしまって発症してしまうこともあります。
ですが、ぎっくり腰の多くの場合は急な動きでなるんじゃなくて、徐々に疲労が蓄積されて起こるんです。
実際にぎっくり腰を発症する前に、激痛でなくとも腰に痛みを感じていたり、疲労感やだるさを感じていたという方も少なくないでしょう。
一見すると急に起こったようにように思える腰痛でも、疲労が蓄積していて、最後の痛みを出すきっかけが急な動きだっただけです。
腰に疲労を溜めないようケアしててもぎっくり腰を繰り返すのは?
ですので、ぎっくり腰を何度も発症させないようにするためには、普段からきちんとケアをして、疲労を蓄積させないでいることが重要になります。
ただ、中には普段から腰を伸ばしたり、ストレッチをおこなったり、腰のマッサージを受けたり整体を受けてケアはしているのに…という人もいるでしょう。それなのにそういった方も繰り返しぎっくり腰を発症してしまうのか?
先ほどお伝えしたように普段からケアをして疲労を蓄積させないことは大切なんですが、これは腰の筋肉に限ったことではないんです。
腰の疲労というのは単に腰の筋肉だけが硬くなっているわけではなく、腰以外の腕や背中、足、首、お尻など全身の筋肉の疲労が腰に影響するんです。
腰だけが原因でぎっくり腰は起こっていない
例えば背中の筋肉は荷物を持ち上げたりする時に腰と一緒に働いてくれます。
この背中の筋肉が疲労してしまっていたらどうですか?荷物をもちあげる時に背中の筋肉が本来の力を発揮できない分、腰がそれをかばって必要以上に働き負担がかかるために、それによってぎっくり腰を起こしてしまうかもしれません。
ぎっくり腰が起こらなかったとしても、腰にたまる疲労は多くなります。
その背中の筋肉ですが、腕や指先が疲労してしまうとその疲労は背中にまで波及してしまいます。
つまり、腕が疲労してしまっていると、背中も疲労し、それが廻りまわって腰に影響を与えることだってあるんです。
少し大げさに言えば、ぎっくり腰は腰だけが原因で起こるのではなく、全身が疲れ切っている状態だってことです。
なのでぎっくり腰を繰り返すという方は、腰だけをどうにかしようとするんじゃなくて、普段から全身の疲労を溜めないようにすることが必要だと言えます。
まとめ
ぎっくり腰というのは、急に腰を痛めてしまうものだと思っている方も少なくないでしょう。ですが多くの場合は疲労がすでに蓄積されている状態なんです。
なので普段からのケアが大切なんですが、この時疲労しているのは腰だけとは限りません。
背中や足なんかの疲労がもとでぎっくり腰を起こしてしまうこともあるんです。
なのでぎっくり腰を繰り返し何度も起こすという方は、腰だけでなく全身の疲労を溜めないことを心がけていただくと、発症する可能性がぐっと下がりますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
コメントをお書きください