運動してるのに腰痛が出るのはなぜ?
定期的に運動をするようにしているのにどうして腰痛が出るんだろう…と悩んでいませんか?
腰痛の方は適度な運動をしましょうということはかなり以前から言われている事ですよね。
実際に運動を行うことで、筋肉を働かせ伸び縮みさせることで柔軟性保てたり、血液のめぐりが良くなって治癒力が向上したり、筋力を落とさないですんだり、体力低下を予防できたりと、腰痛予防や改善に大いに役立ちます。
ですが、一週間に4~5回ジムに行ったり、ウォーキングを行っているのに腰痛に悩んでいる人は決して少なくありません。
これってどうしてなのか?今回は運動を行っているのに腰痛が出てしまうという方に注意してもらいたい事を1つお伝えしていきます。
運動を定期的に行っているのに腰痛に悩んでいるという方は参考にしてみてください。
運動しても腰痛が出てしまう原因とは
運動を行っているのに腰痛が出てしまう方に気を付けてほしい結論から言うと、座っていることが多くありませんか?
デスクワークに限らず座りっぱなしの仕事や生活スタイルという方は腰痛を発症させやすいんです。
これは猫背や背中を丸くしたり、腰を反らせたりといった崩れた姿勢はもちろんなんですが、姿勢を正していたとしても座っていることが多いと腰痛を発症させやすくなります。
言い換えると、たとえ毎日沢山の運動を行っていたとしても、座位姿勢を長時間継続する生活習慣をおくっていると、運動の体への利点が相殺されてしまうんです。
座る時間が長いと筋肉は柔軟性を失う
そもそも座るという行為自体が、立っている時に比べて腰にかかる負担は大きく、さらに座る姿勢が崩れることでその負担はどんどん大きくなります。
それこそ定期的に運動を行っている人でも、1日当たりの座位時間が長ければ、運動をすることが少なくても座っている時間が短い人よりも腰に負担がかかってしまっていることもあります。
さらに「座っている時間は、運動をしていない時間とみなすよりも、筋肉の動きが停止した時間と定義されるべき」なんて研究結果があるくらいなんです。
腰痛の大きな原因に、腰周辺の筋肉の柔軟性がなくなり硬くなってしまうことがあげられますが、まさに筋肉の動きが停止した状態というのは、筋肉が柔軟性を失っていく時間とも言えます。
運動の腰痛への効果を最大限いかすためには?
せっかくの日々の運動を行うことでの腰痛の予防・改善効果を最大限発揮するために必要なことは、単純ですがやはり体を動かすことを増やして座る時間を減らすことです。
これはなにも一日中運動してくださいと言っているわけではありません。
例えば掃除や買い物、料理などの家事であっても筋肉は停止した状態でなく伸び縮みしてくれます。
デスクワークの方なら、ある程度座る時間が長くなることは仕方がない部分もありますが、それでも連続して座りっぱなしになることを避けてください。
それこそこまめに小休憩をとって、少し歩いたりせめてその場で体操を行うなどしてみてください。
このように、運動を行っているのに腰痛が出るという方は、何かしら体を動かし座る時間を短くしてもらうことで、運動での腰痛への予防・改善効果が高まります。
まとめ
運動しているのに腰が痛いと悩むあなた、毎日座る時間が長くありませんか?
せっかく運動していても、座る時間が長くなってしまっていると、運動の利点が相殺されて腰痛を発症してしまうことがあります。
それだけ座るという行為は体にとって負担の大きいものでもあるため、こまめに体を動かすようにしてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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