どんな時腰椎ヘルニアが悪化する?
その具体例
奈良県香芝市、上牧、広陵からすぐ
人体模型が恋人の整体パーチの院長、神橋です
病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断されたけれど、これ以上痛みがひどくならないかなぁ…と不安に感じていませんか?
症状が悪化してしまうと、立ったり歩くことも辛くなったり、何か月も入院したり、手術をしたりといった体験談を聞くこともあると思うので、不安に感じている方もいるでしょう。
実際にはこれをしたら確実に症状が悪化してしまう!といったモノはなくて、人によって腰椎椎間板ヘルニアが悪化してしまう要因は違うんですが、そう言ってしまうと何も対策を立てられないので、今回は色々ある要因の中でも腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化しやすい具体例をいくつかお伝えしていきます。
いきなり立ち上がる
床から立ち上がろうとする時に多いんですが、椅子やトイレなんかから立ち上がろうとした時にもたまに聞くことがあります。そういったところからいきなり立ち上がろうとした時に、腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化してしまうことがあります。
これは瞬間的に腰に大きな負担がかかったり、座って(床に横になって)いて腰周りの筋肉が固くなっている状態から急にその固くなった筋肉を引き伸ばしてしまうためです。
痛みの強い時にはそーっと気を付けて立ち上がっていた人も、少し痛みが減ってきた時に、忘れてうっかりスッと立ち上がった時によく見られます。
なので不意にスッと立ち上がらずに、注意しながら立ち上がってほしいんですが、ポイントはお腹とお尻に軽く力を入れて、背骨のカーブを崩さないように(腰を丸めたりせずに)立ち上がることです。
さらに立ち上がる時に「よっこいしょ」と声に出すことも腰椎椎間板ヘルニアの症状を悪化させない予防になります。
これは掛け声を出すことで動作を行う自分自身への合図となり、それに対応して脳が指令を出して体が次の動作にたいして準備を行うためです。
なので、できれば小さくてもいいので声にだし、声に出せない時ならせめて心の中で掛け声を出すようにしてみてください。
咳やくしゃみで悪化する
咳やくしゃみというのは一瞬のことですが、空気を口から勢いよく出そうとするとお腹に力が入るので、その腹圧によって腰の関節や椎間板に強い衝撃が加わり、腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化してしまう事があります。
また腹圧が強すぎると抵抗を少なくしようと、身体が思わず前かがみになってしまいますが、この急な前かがみになることで腰や椎間板に負担をかけることも症状が悪化してしまう原因です。
このように一瞬ですが、咳やくしゃみの瞬間と言うのは腰に大きな負担がかかってしまうため、腰椎椎間板ヘルニアが悪化する危険性があるんです。
対策としては、咳やくしゃみをするときには、壁や椅子などなんでもいいので手を添えて行うことで、腰や椎間板にかかる負担を減らすことができます。
痛みを我慢して歩く
腰椎椎間板ヘルニアの時にも歩いたほうが治りやすいや、歩かないと筋力が落ちるなど言われる事があるので、無理してでも歩いたほうがいいのかな?と痛みが強くても我慢して歩かれる人がいますが、これは腰椎椎間板ヘルニアの症状を悪化させてしまうことがあります。
確かに、歩いたり体を動かす事で血液の巡りがよくなり腰周りの筋肉が緩みやすくなることでプラスになることや、歩かないと筋力が落ちるといった事も間違いではありません。
間違いではありませんが、痛みが強い時に無理に歩くと痛みによって姿勢が悪くなったり、痛みをかばって偏った部分に負担が集中したり、運動によって炎症症状が起こってしまったりと、やはり痛みが増してしまうことも多々ありますので、痛みが強い時には無理しないようにしてください。
ただし安静にしすぎると腰椎椎間板ヘルニアの症状が長引くことが多いため、無理しないくらいに時々体を動かしたり、同じ姿勢を続けないように心がけてください。
強引なストレッチや体操
現代では、腰椎椎間板ヘルニアに効果的な体操やストレッチなどインターネットや本で見かけることもあると思います。
確かにそれらは腰椎椎間板ヘルニアの症状改善に役立ちますが、強引には行わないでください。
よくあるのが、ストレッチや体操などは痛いくらい思いっきり伸ばしたり、痛いくらい動かした方が効果がありそうと思っている方がいます。
ですがそんなことはなくて、強引に筋肉を伸ばしたり動かしたりすることで、効果が出るどころか逆に腰椎椎間板ヘルニアの症状を悪化させてしまうことはよくあります。
なので呼吸を止めず反動などつけずに、少し弱いかな?と感じるくらいで体操やストレッチを行ってください。
長時間のマッサージ
なんとなくマッサージは腰椎椎間板ヘルニアに効果がありそうと思われている方もいるでしょう。
実際に腰周辺や足、お尻などの筋肉をマッサージで和らげてあげることで痛みなどの症状が軽減することも多々あります。
ですが、これもストレッチや体操と同じで長時間、強い力でおこなった方が効果があるように思われている方がいますが、逆効果になってしまいます。
長時間や強い力でおこなうマッサージは筋肉を破壊したり炎症を起こしてしまい腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化してしまう恐れがあります。
長時間座り続ける
長時間座り続けることで腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化してしまうことがあります。
特に背中を丸めた座り方や、背もたれと腰との間の隙間を開けた座り方は腰や椎間板に大きな負荷がかかるため注意してください。
痛みの強い時には安静にすることも大切なんですが、その場合でも、合間合間に体勢を変えたり、少し立ち上がって動いたりするようにしてください。
顔を洗う
朝方寝起きで体を動かしておらず、筋肉がまだ緊張し硬くなっているなか、顔を洗おうと腰を曲げた時に腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化してしまうことがあります。
そういった事が起こらないようにするためにも、顔を洗う時は前後に足を開いいて膝を曲げたり、片足を台にのせてもらうと腰にかかる負担が軽減します。
さらに体を前に倒していくときには、腰の骨(腰椎)の前弯のカーブが保たれたままになるよう心掛けてください。
荷物を持ち上げる
荷物を持ち上げる時にはぎっくり腰が起こることがあるように、腰に大きな負荷がかかるため、腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化してしまうことがあります。
腰だけかがめて荷物を持ち上げずに、しっかり膝を曲げて荷物に近づき、背中を丸めず背すじを伸ばしたまま、上半身だけでなく足の力を使い持ち上げるようにしてください。
さらに上記でもお伝えしたように、「よっこいしょ」など掛け声をかけて自分自身に合図を送ることも、荷物を持ち運びするときに腰椎椎間板ヘルニアを悪化させないために有効です。
まとめ
最初にお伝えしたように、これをしたから腰椎椎間板ヘルニアが悪化するといったモノはないので、今回お伝えした以外の場面でも症状が悪化してしまうこともあるでしょう。
ただそういった、色々ある腰椎椎間板ヘルニアが悪化する事の中でも、よくよく見られるモノをお伝えしてきたので、腰椎椎間板ヘルニアを悪化させたくない方は参考にしてみてください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県香芝市からすぐ整体パーチの院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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