あなたの腰痛、骨が痛いと思ってませんか？

あなたの腰痛、骨が痛いと思ってませんか？

奈良県香芝市、上牧、広陵からすぐ
人体模型が恋人の整体パーチの院長、神橋です

なんだかズキズキと、腰の辺りの骨から鈍い痛みが出ているように感じるし、こんな骨に痛みを感じる時にはやっぱり病院へ行ったほうがいいのかな？と悩んでいませんか？

腰痛持ちの方で、どうも痛みが体の表面ではなく奥のほうが痛くて、骨から痛みが出ているような気がするという方がたまにいらっしゃいます。

実際に当店に来られるお客様の中にも、「腰の辺りの骨が痛くて…」と、相談に来られる方はちょこちょこいらっしゃいます。

今回は腰の辺りの骨の痛みと腰痛との関係についてお伝えしていきます。

実は腰痛の痛みは骨のせいではない

いきなり骨が痛くて腰痛が出ていると思われている方にとっては、「腰痛の痛みは骨のせいでない」というのは、驚きの言葉だったと思います。

ですが最初に腰痛と骨の関係についてお伝えしておくと、腰痛で骨が痛いという事は極めて極めて稀なケースなんです。

ゼロではなく極めて稀という表現を使ったのは、骨折などの時には骨が原因で(実際には骨膜なんですが、その説明は後程)痛みを出していることがありますが、それ以外の腰痛で骨が痛みを出していることはまぁないんです。

つまり言い換えると、あなたが腰の骨を骨折していないのであれば、その腰痛は骨が痛いんじゃないということです。

腰痛で骨が痛いと思われている方の中で、自己判断だけでも骨折しているか？と聞かれて「はい」と答える方はかなり少ないはずです。

骨折までは…と思われている人は骨が痛くて腰痛が出ているわけではないということです(ごく少数でレントゲンを撮ってみたら折れていたなんて人もなくはないでしょうが)。

骨には神経がない

ではなぜ骨が痛むことは稀なのか？というと、実は骨には神経が通っていないんです。

神経が通っていないため、「痛い」なんてことを感じることがないんです。

でも神経が通っていないと言っても、骨折をしたときなんて激痛があるじゃないかって思われるかもしれませんが、骨折の時に痛みを出しているのは、骨折の時に一緒に損傷した骨の周囲の筋肉や靭帯、または骨の周囲を覆う骨膜と言われる膜があるんですが、この骨膜は神経や血管・リンパを通しており、その骨膜が痛みを出しているんです。

ほとんどの腰痛は骨を治療する必要はない

上記のように腰痛の場合、腰の骨自体が痛みを出しているのではなく、ズキズキと感じる痛みであっても、筋肉や靭帯、骨膜などの組織が痛みを出しているんです。

つまり腰痛だからって、腰の骨をどうのこうのと治療する必要は実はないんです。

骨をどうのこうのするのではなく、その周辺の筋肉や靭帯などを治療する必要があるということです。

骨と骨の間隔が狭いという表現

でもどうして骨が痛いと思われる人がいるのか？と考えると、その一つに腰痛で病院へ行った時に「骨と骨の間隔が狭くなって痛みを出しています」ということがよく言われることがあるのが要因ではないかと考えられます。

骨と骨の間隔が狭いということは、＝(イコール)骨が悪いといった具合に。

ですがこの場合も、あくまで骨が悪いのではなく、骨と骨の「間隔が狭くなっている」事が悪いんです。

また「骨がずれている」なんてことも言われることがありますが、これも骨自体が痛みを出しているのではなく、骨がずれることでその周辺の筋肉などの組織が緊張したり炎症を起こすことで痛みを出しているんです。

腰痛を治すためには「どこ」を治療するべきなのか？

骨が痛みを出して腰痛が出ているわけではないので、腰痛を治すためには骨ではなく、その周囲の筋肉や靭帯などの組織を整えていくことが多くの場合必要になってきます。

骨が痛みを出していないということがわかると、腰痛の時にどこへ行ったり、どんな治療が必要なのか？の参考になると思います。