神橋筋整体院
前屈のストレッチは腰痛が悪化するのか？
腰痛持ちの人はストレッチや体操をしたほうがいいって聞くけれど、前屈のストレッチって腰痛が悪化しないのかな？と疑問に思っていませんか？
最近では腰痛対策のストレッチなども、本やネットであれこれと紹介されているため、ストレッチが腰痛にいいのかなぁと何となく思われている方も多いでしょう。
とはいっても、前屈などのストレッチは腰をかがめるし、なんだか腰に負担がかかって余計痛みが増しそうにも思えるし…と疑問に感じている方もいると思うので、今回は腰痛の時の前屈のストレッチについてあれこれお伝えしていきます。
前屈のストレッチは腰痛にいいの？悪いの？
早速結論から言うと、前屈のストレッチが腰痛にいいのか？悪化するのか？は、その人によって異なる。といった何とも当たり前の回答になってしまいます。
というのも、ストレッチは適量であれば筋肉の緊張が緩和したり、血流が促進したり、それらによってさらに得られる効果があったりと、体にとって良い反応が起こります。
実際に前屈のストレッチを行うようになって腰痛が軽減する人もいます。
ですが、やり方が誤っていたり、加減を誤って無理に筋肉を伸ばしすぎたり、こういった時には腰痛の症状が悪化してしまうこともあります。
また、腰痛の症状がひどいときなんかに行っても、痛みが増してしまうこともあるんです。
このように、前屈のストレッチが腰痛にいいのか？悪化するのか？は、一概にいうことができず、当たり前の回答しかできないんです。
ただ、自分自身は腰痛の時に前屈のストレッチを行ってもいいのか？悪いのか？の指標になるのは、実際に一度ゆっくり前屈を行ってみて、痛みが増したり強く出る場合にはやめておくほうがいいでしょう。
心地よさを感じる程度の痛みやツッパリならば、まずは数日間でも行ってみてください。
前屈のストレッチのあれこれ
前屈のストレッチが腰痛にいいのか？悪化するのか？は人によって違うという、あたりにも当たり前のことだけをお伝えして、このまま終わるのも何なので、ここからは腰痛を改善するために前屈ストレッチの効果を高めるためのあれこれをお伝えしていきます。
痛いのを我慢して無理に行わない
これは前屈のストレッチだけでなく、ストレッチ全般に言えることなんですが、痛いのを我慢して行わないでください。
どうしても痛いくらい伸ばしたほうが効果がありそうに思っている人もいるでしょうが、決してそんなことはなく、それこそ腰痛を悪化させてしまうことがあります。
腰を丸めて前屈を行わない
前屈を行う時によく見られるのが、腰が丸めて体を前に倒している人です。
このようなストレッチを長時間行っていると腰に負担がかかり腰痛を悪化させる原因にもなります。
上の写真のように腰から丸めるのではなく、下の写真のように背すじを正したまま股関節から体を前に倒していくように意識してください。
足首を起こすか倒すかで伸びる場所が違う
座って前屈のストレッチを行う場合、同じ前屈のストレッチでも足首を背屈させて起こして行うか、脱力して倒して行うかで伸びる筋肉が変わってきます。
足首を背屈して起こして行うと、ふくらはぎの方が良く伸びて、足首に力を入れず立てずに行えば太もも裏の筋肉がよくのびます。
もちろん腰痛の原因によってどちらの方がよいか？は変わってきますが、それがわからない時には２パターンとも行ってもらうとより効果的です。
あまりにも体が固い場合
先ほど腰を丸めずに背すじを伸ばしてと書きましたが、体の固い方はなかなか背すじを伸ばすだけで前屈しなくても足が突っ張って辛い…と感じる方もいるでしょう。
そんなときは、立ったままや、座って両足を一度に伸ばすのではなく、
床に座って片足を胡坐をかくように曲げ、反対の足も膝を曲げてその足のつま先を片手で持ち、少しずつ足を伸ばしていってください。
この時も、無理に足を伸ばさずに、少し痛みを感じたところでとめてキープしてください。
つま先の方向で伸びる部分が変わる
前屈のストレッチを行う時に、つま先が外に倒れていたり、内に倒れていると伸びる筋肉が変わってきます。
体が固い方はどうしてもつま先が外に倒れがちなので、注意してまっすぐにしてください。
これも時間があるなら、つま先の向きを真ん中、内、外の３方向で行ってもらうと効果的です。
まとめ
前屈のストレッチが腰痛に良いのか？悪化するのか？は人によって変わってきます。
あまりにも腰痛が強い時や、実際に前屈のストレッチを行ってみて痛みが出たり、腰痛が悪化する場合にはやめてください。
もし前屈のストレッチを行う場合は、上記でお伝えしたポイントを参考にしてみてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの８割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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