手術しないで脊柱管狭窄症を治す方法とは
腰から足にかけて痛みを感じて歩くのがつらくなり、病院で検査すると脊柱管狭窄症による間欠性跛行だと言われ、手術しかないのかなぁと悩んでいませんか?
病院で脊柱管狭窄症と言われた方の中には、痛みによって10分と立っていたり歩いてられないと行った人も珍しくありません。
正直こうなると、仕事でも苦痛に感じることが多かったり、家事も痛みではかどらなかったり、外出も制限されたり、毎日の生活にかなり支障が出てきますね。
病院でも鎮痛剤や痛み止めの薬は出ると思いますが、どうしてもそれらはあくまでも原因を治すためのモノではないので、効果が切れるとまた痛みに悩まれる方がほとんどです。
今回当店に来られたお客さんも、病院へ行っても良くならない脊柱管狭窄症の間欠性跛行に悩まれていました。
●今まで腰痛とは無縁の日々を過ごしていたのですが、ある日突然、足に違和感を感じるようになり、その違和感は次第に次第に痛みへと変化していき、10分間以上歩いたり立つことができないほどの症状となっていきました。
整形外科を受診したところ、狭窄症による間欠性跛行と言われ、鎮痛剤を処方されました。
鎮痛剤により一時的に痛みを押さえることはできますが、間欠性跛行に悩む日々が続いていました。
そんな時、こちらのホームページに出会い、他の皆様の喜びの声を読んでいるうちに、ぜひ先生に見てもらいたいと思い、来院いたしました。
症状からみて、結構ハードな施術になるかもと覚悟を決めて初来店しましたが、実際はあまりにもソフトな施術で驚き、初日の施術だけでも歩行時の辛さがかなり解消されたと実感できました。
また、先生からはストレッチ方法などのレクチャーもいただき、今では間欠性跛行に悩む日はほとんどなくなり大変感謝しております。
これからもどうぞよろしくお願いします。
10分も立っていたり、歩くのも困難になると手術を考える方もいると思いますが、そうは思いつつも狭窄症のお客さんからもよく聞くのが「できることなら手術はしたくない」といったことです。
今回は手術なしで脊柱管狭窄症が良くなった方法についてお伝えしていきます。
必ずしも手術で良くなるとは限らない
そもそも手術で脊柱管狭窄症が良くなるのか?というところなんですが、悩まれている方は色々な話を聞かれていてご存知かもしれませんが、手術をしたからといって必ずしも症状が改善するとは限りません。
実際に脊柱管狭窄症と病院で診断された方の中には、手術をしようかと医師に相談すると、「今の症状なら手術しても確実に症状が改善するとも限らないし、手術はしないでうまく付き合って行くほうがいい」なんてことを言われた人もいるでしょう。
特に最近では手術なしで様子を見るという傾向が多いです。(当然中にはそく手術という症状の方もいますが)
これは脊柱管狭窄症が手術しても確実に治らないということを実感している医師が増えているのと、脊柱管狭窄症の症状は背骨の部分だけでなく、その周りの筋肉や炎症有無の状態の影響を大きく受けるため、手術しなくても症状が軽減したり改善することがあるのを知っておられるからだと考えています。
手術なしでも筋肉を整えることで症状が改善する
上記でお伝えしたように、脊柱管狭窄症の痛みや痺れといった症状は筋肉や炎症の有無の影響を大きく受けるため、手術をしなくても筋肉を整えてあげることで症状が軽減したり、改善することが多々あります。
手術なしで脊柱管狭窄症が良くなった方法
脊柱管狭窄症の原因も人それぞれなので、治すための方法も異なってくるんですが、今回来店された方の場合は大腰筋という筋肉が緊張し硬くなってしまっていたことが症状をだす原因になっていました。
このお客さん以外にも、脊柱管狭窄症の方で大腰筋が緊張し硬くなって症状が出ていたり、悪化している人は少なくないんです。
その大腰筋という筋肉が下の写真の赤線の部分にある筋肉です。
この大腰筋は姿勢を安定させて保持できるように働いてくれます。
言い換えると、この大腰筋が緊張して硬くなってしまっていると、いい姿勢を保持することができなくなってしまうということです。
そして大腰筋が働けなくなってくると、何とか姿勢を保持しようとお腹を前に突き出した姿勢をとったりして体を支えようとします。
上の写真のような姿勢ですね。
このような姿勢になると腰の部分は反ってしまっているのがわかると思います。
脊柱管狭窄症は腰が反ってしまうと痛みやしびれなどの症状が悪化しやすいことが非常に多いです。
なので大腰筋が硬くなってしまっていると、真っすぐ立っていることができなくなり、お腹を突き出し腰などを反らせる、すると脊柱管狭窄症の症状が悪化し痛みで立っていられなくなる。
大雑把な説明ですが、筋肉の状態によって症状が悪化してしまうというのはこのようなことです。
なので当店に来られたお客なんも、大腰筋を整えてあげることで最初はなかなか良い姿勢がとれなかったのが、段々姿勢が良くなるにつれて立っていられる時間が増えていかれました。
大腰筋に大きく関係するお尻や太もも裏の筋肉
上記のように、手術なしで脊柱管狭窄症の症状を治すためには大腰筋を緩めてあげることが効果的なことが多いんですが、その大腰筋を緩めるためにポイントとなるのがお尻や太もも裏の筋肉なんです。
お尻や太もも裏の筋肉は骨盤についていて、大腰筋と拮抗するように体に存在しています。
太もも裏やお尻の筋肉が硬くなってしまっていると、骨盤を引っ張り後ろに傾けさせてしまうため、骨盤が後ろに傾いたままでは大腰筋がうまく働けなくなってしまったり、骨盤を後ろに倒れた状態からまっすぐに起こすために必要以上に頑張らないといけないために、非常に緊張し硬くなりやすくなってしまうんです。
なので大腰筋を緩めてあげるためには、お尻の筋肉や太もも裏の筋肉の緊張も一緒に緩めてあげることが必要になってくるんです。
なので当店に来られたお客さんの場合も、大腰筋や腰周りだけでなく、お尻や太ももの筋肉も一緒に整えて行きました。
手術なしに脊柱管狭窄症を治したストレッチ方法とは
ここからは、手術なしに脊柱管狭窄症の間欠性跛行を改善するためにお客さんにお伝えしたストレッチをいくつかお伝えします。
もし同じように脊柱管狭窄症に悩まれているのであれば参考にしてください。
ストレッチ方法
●上向きに寝て、両足を曲げて両手で自分の胸に向けて抱え込んでいきます。
腰の辺りに伸びた感覚がでたところで15~20秒キープしてください。
●上向きに寝て、片足を胸の方へ曲げていきます。
そこからさらに両手で曲げた足の膝をもち肩の方に抱え込んでいきます。
この時反対の足は伸ばしたまま床から離さないようにしてください。
そうすると赤線で囲ったあたりが伸びてきますので、そこで15~20秒キープ。これを左右交互におこなってください。
●床に座り、片方の足のヒザを外側に曲げて外くるぶしが、伸ばしているもう一方の反対の足のヒザ上あたりに来るように乗せます。
伸ばしている方の足のヒザを曲げて体の方へ引き寄せます。
背中が丸まらないように注意して、お尻にツッパリを感じたところで15~20秒キープしてください。左右交互に行ってください。
●椅子に軽く腰掛け、片足を伸ばし体をゆっくり前に倒していってください。
この時背中だけが丸まらないように、腰から体を前に倒してください。
太もも裏にツッパリを感じたところで15~20秒キープ。これを左右交互に行ってください。
まとめ
脊柱管狭窄症の方で、歩くのも立っているのもつらいという人は、手術しかないのかなぁ…と悩まれることもあると思いますが、決してそんなことはありません。
それどころか、手術を行っても症状が治らない時だってあります。
これは背骨だけが脊柱管狭窄症の症状の原因ではなく、筋肉の状態や炎症の有無が大きく関係するからです。
なので筋肉を整えてあげることで症状が改善することも本当のに多くあり、その時に原因になりやすいのが大腰筋やお尻、太もも裏の筋肉なんです。
もし脊柱管狭窄症だけども手術なしで何とか治した…という時には一度上記を参考にしてみてください。(ただし原因は人それぞれですので、自分の狭窄症をしっかり専門家に見てほしいという方はご相談ください。)
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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