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筋トレで腰椎ヘルニアになるの?

 

筋トレで腰椎ヘルニアになるの?

 

筋トレで腰椎ヘルニアになった奈良県御所市の男性

最近身体がたるんできて、ジムなどに通って筋トレを始めようかと思うけれど、もともと腰痛持ちで筋トレをすることで腰椎ヘルニアにならないか心配…と悩んでいませんか?

 

最近は筋力を落とさないことの大切さ、筋肉をつけることの大切さをよく言われるようになってきたので、筋トレをしないといけないんだろうなと思っている人は多いでしょう。

 

ですが腰痛持ちの人であれば、筋トレをすることで腰椎ヘルニアになったりしないかな?と心配になることもあると思います。

 

そこで今回は、筋トレを行うことで腰椎ヘルニアになるのか?について考察していきます。

 

 

筋トレは腰椎ヘルニアを発症させるリスクを高める

結論から言ってしまうと、筋トレをすることで腰椎ヘルニアを発症する可能性はあります。

 

これは厳密に言えば、筋トレだけで腰椎ヘルニアが発症するわけではないでしょう。筋トレ以外にも日常生活の習慣や姿勢、仕事内容などが大きくかかわります。

 

なので筋トレ「だけ」で腰椎ヘルニアを発症したかどうか?を見極めるすべはありませんが、筋トレは腰椎ヘルニアを発症させる要因の一つになったり、発症させるリスクを高める可能性はあります。

 

 

どうして筋トレで腰椎ヘルニアが発症する?

そもそも椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある椎間板と呼ばれるクッションがつぶれて飛び出し神経を圧迫することで発症し、これが腰の部分で起きたものが腰椎ヘルニアです。(したの写真の赤丸の部分が椎間板です)

運動で発症した腰椎椎間板ヘルニア

筋トレというのは、筋肉に負荷や負担を意図的にかけて、その筋肉にダメージを与え筋繊維を損傷させます。

 

その損傷した部分を修復する時に、ダメージを受けた様な負荷や負担がかかっても次回からは損傷し壊れないようにするため、より強い筋肉がつくられます。

 

この意図的に筋肉に負荷をかけダメージを与え、筋繊維を損傷させ修復時に今までよりも強固にする一連の流れが、筋トレのメカニズムです。

 

この負荷を身体にかけるときに、もちろん筋肉だけですべての負荷を受け止められるわけでなく、腰や椎間板にもその負担の一部はかかってしまうため、それによって椎間板が傷つき変性を促し潰されてしまう可能性があるんです。

 

 

必ずしも筋トレで腰椎ヘルニアになるわけではない

だからといって必ずしも筋トレを行うと、腰椎椎間板ヘルニアになるわけではありません。

 

これは筋トレをする場所によって腰椎の椎間板にかかる負荷が変わるためで、例えば足や腕など、腰から離れれば腰椎の椎間板にかかる負荷は少ないため、影響はかなり低くなります。

 

もちろん重りなどをもって行うか?そうでないか?など負荷の強度によっても椎間板にかかる負荷は大きく変わります。

 

他にも、同じ筋トレであってもフォームによって筋肉にかかる負荷や椎間板にかかってしまう負担も変わり、どの筋肉や部分に負担がかかるかも大きく違ってくるため、筋トレ=腰椎椎間板ヘルニアになるといった単純なものではありません。

 

 

筋トレがプラスに働きこともある

また筋トレは腰椎ヘルニアになるリスクを高めるとお伝えしましたが、決して悪いことだけではなく、プラスに働く一面も秘めています。

 

筋トレを行うこと自体、身体を動かすことになるため、血液の巡りがよくなります。

 

栄養や新鮮な酸素は血液によって運ばれ、疲労物質などの老廃物は血液によって流されるため、身体を動かし血液の巡りを良くすることは、筋肉が硬くなったり疲労したままでいることの予防になるため、腰椎周りの筋肉が正常に働けることで日常生活で腰の椎間板にかかる負担を少なくでき、腰椎ヘルニアの予防になります。

 

他にも、筋トレによって筋肉をつければ、例えば荷物を持つときなども筋肉のおかげで椎間板にかかる負担が減ったり、歩くときなども床からの衝撃を筋肉が吸収してくれるため椎間板に衝撃が加わりにくくなるなど、腰椎ヘルニアの予防につながることもあります。

 

つまり一概に筋トレはダメというわけでなく、やり方によってはプラスにも働くんです。

 

なので真剣に筋トレに取り組もうとするほど、フォームや種目、負荷の強さなどに気を配ってください。

 

できればやはり専門家の方にアドバイスやフォームなどを見ていただくのがお勧めですね。それだけでも腰にかかる負担は減るでしょうから。

 

 

体幹の筋肉をつけることが腰椎ヘルニア予防におすすめ

そして目的によってどの筋肉を鍛えるのか?は変わってきますが、もし腰痛や腰椎ヘルニアを予防するために筋トレを行うのであれば、体幹の筋肉を鍛えることがお勧めです。

 

お腹や背中、お尻の筋肉などの体幹の筋肉は腹圧を高め姿勢を維持し、脊柱を安定させることに働いてくれます。

 

そのため体幹の筋肉を鍛えることで、日常生活でモノを持ち運びする時の腰にかかる負担は軽減されたり、良い姿勢を維持できるため背骨のS字カーブを保てて腰や椎間板に負担を直接かからなくし分散できるようになります。

 

これによって椎間板が変性し腰椎ヘルニアを発症することを予防してくれるんです。

 

 

まとめ

筋トレで腰椎ヘルニアになるのかな?と疑問に思っている方もいるでしょう。

 

結論から言うと、筋トレは腰椎ヘルニアを発症する一つの要因になりえます。

 

これは筋トレというのが、身体に意図的に負荷をかける行いであり、その負荷は腰の椎間板にもかかってしまうため、椎間板が傷つき変性するリスクを伴うためです。

 

ですが必ずしもマイナスに働くわけでなく、筋トレによって筋肉が鍛えられればそれだけ日常生活で椎間板にかかる負荷を吸収することができるためプラスに働くこともあり、それにはフォームや種目、負荷の強さなどが関わってくるので、真剣に取り組むほど椎間板にかかる負担が大きくなってしまうリスクを伴うため、そのあたりを適当にしないでくださいね。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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