朝起きると背中に出る激痛が改善
【奈良県葛城市】
最近なんだか背中が急に痛くなってきて、朝起きる時にも激痛がはしる…と、悩んでいませんか?
普段から肩こりに悩まされている方で、ひどい時には背中にまでハリや違和感を感じるという方は少なくありませんが、それが強い痛みまで感じるようになるとちょっと大丈夫だろうか?と心配になりますよね。
今回当店に来店されたお客様も、突然背中が痛くなり、朝起きる時もつらい状態でした。
なぜ突然背中が痛くなってしまったのか?もちろん朝起きるのもつらい背中の痛みの原因はその人によって違いますが、このお客様の場合を例えに原因や朝起きる時の激痛の対策、感想にも記入頂いている実際に行って頂いたストレッチについてお伝えしたい来ます。
突然の背中の痛みがほぼ痛みなく動かせるように
●理由のわからない突然の背中の痛みを感じ、朝起きる時の激痛と戦っていました。
整形外科で診てもらおうと思いましたが、予約がすごにとれず、我慢の限界でこちらにお電話しました。
その日に見ていただき終わるときには少し痛みが取れ、安心して帰宅できました。
来店3回目には身体もほぼ痛みなくスムーズに動くようになりました。
先生に教えていただいたストレッチを欠かさず行っています。ちょっとした時間にできるこのストレッチを気に入っています。
また背中の痛みで来店し始めましたが、右肩の痛みにも対処して下さり感謝しています。
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
背中の痛みの原因は筋肉の問題
今回のお客様のように背中の痛みの原因で最も多いのは、筋肉も問題でしょう。
筋肉が固く緊張することで柔軟性を失い働きが低下し、今までならそうでもなかった動作でも耐えることができなくなり、痛みという信号を出してしまいます。
また筋肉が固くなってしまうと、その部分を通る神経が圧迫され痛みを出したり、血管が圧迫され血液の巡りが悪くなることで疲労物質などの老廃物が滞り、それらが神経を刺激することで痛みを出してしまいます。
このお客様の場合理由がわからないとのことでしたが、カウンセリングでお話を聞かせてもらうと、小さいお子さんがいて抱っこすることも多く、仕事の関係上普段しない太鼓をたたく機会があったとのことでした。
子供を抱っこするときには背中の多きの筋肉を使いますし、太鼓をたたく際もバチを後ろに引く時に背中の筋肉を使用するため、普段から家事や子育て仕事で背中を酷使している上に、慣れない太鼓をたたくことが続いたため朝起きるのも辛い背中の痛みを出されていたんです。
背中の痛みを引き起こす筋肉達
朝起きるのも辛いような背中の痛みを引き起こす筋肉で多いのが、広背筋と呼ばれる筋肉と、菱形筋と呼ばれる筋肉です。
上のイラストの赤線の部分が広背筋と呼ばれる筋肉で、下のイラストの赤い部分が菱形筋と呼ばれる筋肉です。そうそうこの辺りが痛いの…なんて人も多いでしょう。
なので当店ではこれらの筋肉を中心に、それに関連する筋肉を施術し整えていくことで、朝方も辛かった背中の痛みが改善していったんです。
内臓が原因の背中の痛みもあるのでご注意ください
背中の筋肉が痛みの原因になる事が多いとお伝えしてきましたが、なんでもかんでも背中の痛みの原因が筋肉にあるとは言いません。
今回来店されたお客様の場合 、カウンセリングや徒手検査でそういった所見が見られなかったものの、筋肉の問題に比べると圧倒的に少ないですが、内臓などが原因で痛みが起こっていることももちろんあります。
急性大動脈解離と呼ばれる大動脈の内側の壁が裂けてしまう病気も突然、意識消失・麻痺などといった症状の他にも、胸や背中(肩甲骨の間)に激しい痛みが起こることがあります。
狭心症や心筋梗塞など心臓の疾患も圧迫感・吐き気・冷や汗・呼吸困難などに加え、背中の左側部分に痛みを出すことがあります。
十二指腸潰瘍も腹部にも鈍痛やさすような痛みを感じるとともに、右背中にも痛みを出すことがあります。
このように病気や内臓の問題によっても背中に痛みを引き起こすことがあるため、痛み以外にも麻痺や吐き気、冷や汗、背中以外の強い痛み等を感じることがあれば、一度病院へ行きしっかり検査を受けることをおススメします。
ちなみに肋骨の骨折などによっても背中に激痛を感じることがあるため、転倒や打ち身などの後、だんだん呼吸をするのも痛くなってきた…なんて時にも病院で検査を受けてみてくださいね。
実際に行ってもらったストレッチ
それでは実際に今回来店されたお客様の朝方に激痛が起こる背中の痛みを改善するために行ってもらったストレッチを一部ご紹介していきます。
麻痺や吐き気、冷や汗、背中以外の強い痛み等はなく、背中の痛みに悩んでいる方は参考にしてみてください。
●広背筋のストレッチ
この背中の筋肉は重たいモノを持ち上げたり抱える際などに働くため、家事などを行う際に使用される筋肉です。
背中の大きな筋肉であるため、この筋肉が緊張し固くなると痛みの原因となります。
●両手を上に上げます。片方の手で背中を伸ばす側のもう片方の手首を掴み、斜め上へ引き上げてください。この時に上半身も横へ倒してください。
ポイントは腰を伸ばそうとするのではなく、わきのあたりを伸ばそうと腕を引っ張ることです。
背中にツッパリ感が出てきたらその場で20~30秒キープ。左右同じようにおこなってください。
●菱形筋のストレッチ
肩甲骨の内側にある筋肉で、まさにその部分が痛い!なんて人も多いでしょう。
この筋肉は肩甲骨を内側に引き寄せ安定させるために働くため、腕を使ったりする時に働き、この筋肉も家事などを行うときにはよく使用される筋肉です。
●片腕を水平に内側に伸ばし、反対の腕の肘で挟みます。
挟んだ腕でゆっくり外側に引っ張ていき、肩甲骨の辺りに突っ張りを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。
●両手を身体の後ろに回して手を組み胸を張ります。
そのまま胸を前に付きだすようにし肩甲骨を寄せていってください。
●胸のストレッチ
一見すると背中と胸は関係ないように思うかもしれませんが、胸の筋肉は肩甲骨についており、この筋肉が緊張し硬くなってしまうと肩甲骨を前に引っ張ります。
すると左右の肩甲骨は引き離れるように外側に歪むため、菱形筋が常に引き伸ばされた状態で働くことになり、背中に痛みを出すのを助長します。
●片手を軽く肘を曲げて腕を上げ壁に当てます。腕を上げたまま、体を挙げた腕とは反対に捻っていき、胸のあたりにツッパリを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。
●腕のストレッチ
腕の筋肉は上記でも書いたように、菱形筋や広背筋といった背中の筋肉と共に働くため、腕の筋肉が疲労したままだと、その分背中の筋肉にかかる負担が大きくなり、背中に痛みを出しやすくしてしまいます。
片腕を体の前に突き出し、肘を伸ばしたまま反対の手で体の前に突き出した腕の手首を自分の方に曲げていきます。
腕にツッパリを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。
一方向でなく、手の甲を正面に向けたりなど手をいろいろな方向に向けて行ってください。
朝方の背中の痛みを和らげる対処法
今回来店されたお客様の感想にもありますが、寝ていたり朝起きる時に背中に激痛が起こる…なんて方は背中の痛みに悩む方の中には少なくありません。
ここからは朝起きる時の背中の痛みを改善していくための対処法についてお伝えしていきます。
●寝る前にスマホを使用しない
寝る前にスマホを使用している人も少なくないでしょう。ですがそのスマホが起きる時に背中に痛みを出す要員になります。
スマホを行うときには背中はどうしても丸まり姿勢が崩れやすく、その状態でなん十分と操作していると、肩から背中の筋肉が緊張を引きずった状態で寝ることになるため、寝て血流が余計悪くなった時に痛みを起こすことがあります。
また寝る前のスマホの使用は、神経を高ぶらせてしまうため神経が休まりきらず眠りの質が落ち回復力も低下してしまいます。
なので寝る前にはスマホやパソコンの使用は控えるようにしてください。
●ストレッチを寝る前に行う
寝ているとどうしても筋肉の動きが減るため、筋肉が硬くなっていると余計に血液の巡りが悪くなり痛みを出しやすくなります。
寝る前にゆっくりストレッチを行い、背中の筋肉をケアしてあげることで、朝起きた時の背中の痛みを和らげてくれます。
●運動習慣を普段からつけておく
日中にデスクワークなどで体を動かすことが少なくなっていると、背中の筋肉は硬くなりやすく、その状態で寝てしまうと朝起きる時などに背中に痛みを出しやすくしてしまいます。
普段からできれば全身運動を習慣に身に着けておくことで、筋肉の柔軟性が保たれ痛みを起こしにくくなります。
●ストレスをため込んでおかない
ストレスが溜まった状態では筋肉は緊張し硬くなりやすくなります。
また眠りの質も落ちてしまうため、夜の間にしっかり回復ができずに朝方に痛みを起こしやすくなります。
ストレスが0ということは難しくても、できるだけ発散方法を見つけておき、普段からため込まないよう心がけてください。
●マットレスや枕が合っていない
朝起きた時の背中の痛みには、寝る時の姿勢が大きく関わっています。
柔らかすぎたり硬すぎるマットレスは、背骨のカーブを崩したり背中の部分を圧迫してしまうため朝方に背中に痛みを出しやすくなります。
また枕も寝る時の姿勢に大きく関わるため、枕が合っていないことも背中の痛みを出す要因になります。
こればかりは一概に「この硬さ」ということは言えないため、まずは枕の代わりにバスタオルなどで高さを変えて調節したり、膝下や腰の下にバスタオルを丸めて置いてみるなど試してもらい、寝やすい状態を模索してみてください。
まとめ
最近背中が痛くなってきて、朝起きる時にも痛くて辛いなんて方もいると思います。
その背中の原因で多いのは筋肉の問題です。ですが、内臓の疾患や病気でも背中に痛みを起こすことが稀にあるので、痛み以外に痺れや腹痛、めまい等々、ほかの症状がみられる場合は一度病院でしっかり検査を受けてくださいね。
ですが多いのはやはり背中の筋肉の問題であるため、上記でお伝えしたストレッチを参考にしていただいたり、朝起きる時に背中が痛くて辛いなんて時にも、上記でお伝えした対処法を実践していってください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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