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肩こりの原因「なで肩」を治す方法

 

肩こりの原因「なで肩」を治す方法

 

なで肩で肩こりの奈良県葛城市のおばさん

肩がすとんと落ちたようななで肩で、カバンやリュックサックはずれ落ちるし、顔も大きく見えやすい、肩もこってこって仕方がない…これってどうにかならないの?と、悩んでいませんか?

 

なで肩の人で肩こりに悩んでいる人は結構いらっしゃて、マッサージに通ったりして肩の筋肉をほぐしたりいるけれど、またすぐにコリを感じるようになる…なん人もいらっしゃるでしょう。

 

なで肩は確かに肩こりを引き起こしやすくなる要因の一つで、今回はそんななで肩の改善方法などについてお伝えしていきます。

 

 

そもそも「なで肩」ってどんな状態?

そもそもなで肩とはどのような状態のことを指すのか?なんですが、正常な肩はまっすぐ立った際に鎖骨の角度が地面と平行、あるいはやや上がった状態です。

 

これが鎖骨が肩甲骨と関節を作る肩鎖関節の部分が下がってしまっている状態を「なで肩」と言います。(ちなみに反対に上がって場合をいかり肩と言います)

 

正面から見ると肩の位置が首よりもかなり下にあり、山のように見えるのが特徴です。

なで肩で肩こりの奈良県葛城市の整体師

 

 

実は「なで肩」じゃない人もいる

ただし上記のように正面から見ると山のように見えて、自分自身でなで肩だと思っている人の中にも実はそうでない人もいます。

 

これは筋肉のつき方によっては、鎖骨の位置が下がっていないのに山のようなカーブを描くことがあるからです。

なで肩で肩こりに悩む奈良県御所市の男性

例えば上の写真の右肩のように、鎖骨は下がっていなくても筋肉の付き片がオレンジのようについていると、反対の肩と比べてなで肩のように見えますよね。

 

このような人の場合、厳密には鎖骨は地面とほぼ並行であるためなで肩ではないんです。

 

実際は「なで肩」でないのに「なで肩」だと思っていて、なで肩を改善するための運動やストレッチを行っても当然効果は少ないので、まずはしっかり鏡で自分の鎖骨がどうなっているのか?を確認してくださいね。

 

 

なで肩だとどうして肩がこりやすい?

なで肩だと肩がこりやすいと何となく思っている人も多いでしょう。また実際にもなで肩で肩こりを感じている人も少なくないです。でもどうしてなで肩だと肩がこりやすくなってしまうのか?

 

その原因として「骨格による負荷のかかり方」「必要以上の肩の筋肉の酷使」「筋力低下」の3つが大きく関わっています。

 

●「骨格による負荷のかかり方」

なで肩の人の場合、本来であれば腕の重たさは肩甲骨が支えることになりますが、それが肩の傾きが大きいため腕から下の重みが肩から首筋までかかりやすくなり、首から肩にかけての筋肉が強く働き腕を支えることになるため、肩こりが起こりやすくなります。

 

●「必要以上の肩の筋肉の酷使」

なで肩の人はカバンを肩にかけるとすぐにベルトがずり落ちてしまうため、それを阻止するために常に首や肩の筋肉を使って肩甲骨を持ち上げなければいけません。

このように一般的な人に比べると肩周りの筋肉を酷使する場面が増えるために肩がこりやすくなります。

 

●「筋力低下」

これは肩がこりやすくなる原因だけでなく、そもそも「なで肩」を作り出す原因にもなりますが、なで肩の人は肩周辺の筋肉が弱ってしまっていることも多いため、わずかな負担でも筋肉が疲労を起こしやすく、筋疲労を起こした筋肉は緊張し硬くなり血液の巡りが悪くなり、さらに疲労が溜まりやすくなるといった悪循環に陥り、肩こりを起こしやすくなります。

 

 

なで肩の原因は?

それではどうしてなで肩になってしまうのか?これも色々な要因がありますが、大きく関係するのが「先天性のモノ」「筋肉が伸張を起こしている」「猫背になっている」の3つがあります。

 

●「先天性のモノ」

先天性というのは生まれつきの骨格が原因でなで肩になっている場合です。

 

骨格はある程度遺伝するため、親や祖父母がなで肩である場合はその子供も生まれつき鎖骨が下がっていて、なで肩になっていることがあります。

 

●「筋肉が伸張を起こしている」

鎖骨は肩甲骨と関節を作っているため、肩甲骨が下がってしまうと鎖骨も下がってなで肩になってしまいます。

 

その肩甲骨を上から支えてくれている、僧帽筋上部・肩甲挙筋・菱形筋といった筋肉が弱ったりして筋肉が伸張(伸びきった)した状態になると、肩甲骨を支えきれずに腕の重みで肩が下がり、なで肩になってしまいます。

 

●「猫背になっている」

猫背は頭や肩を前に出すような姿勢になり背中が丸まってしまうため、肩が自然と内側に入ってしまい、これによって鎖骨はそれほど下がっていなくてもなで肩のように見えてしまいます。

 

 

なで肩を改善するためには?

なで肩を改善するためのポイントは、肩甲骨を支える伸張した筋肉を元の状態に戻すことと、猫背を改善することです。

 

●なで肩改善のトレーニング

なで肩で肩こりの奈良県大和高田市の職員
肩コリのなで肩の改善方法

壁を目の前にして立ち、両腕を上げてバンザイの状態でやや斜め前方壁に手をつきます。

そのまま天井方向に腕を伸ばす意識で肩甲骨から腕全体をあげ、数秒キープして肩をおろします。20〜30回繰り返してください。

 

このトレーニングの大切なところは毎日何度も繰り返して行うことです。

 

これは単になで肩は筋力不足で起こっているのではなく、なで肩の人と言うのはなで肩にならないための筋肉が今まで使えていなくてサボっていた状態です。

 

このサボっていた筋肉を普段から使い、脳自身にそれを刷り込ませる必要があります。

 

でないといくら筋肉がついても、そのついた筋肉を今までのように使わなければまたなで肩に戻ってきてしまいます。

 

言い方を変えれば今までとは違った体の使い方を脳に覚えさせる必要があるため、頻繁に行うようにしてください。

 

●猫背を改善する

猫背の人は鎖骨がそれほど下がっていなくてもなで肩のように見えてしまうため、この場合普段の姿勢を改めることが大切です。

 

これも単に胸を張ればいいというわけでなく、いくら胸を張っても骨盤が傾いていれば、背骨は骨盤の上にのっているため歪んだ骨盤に引っ張られて段々と猫背に戻っていきます。

 

なので肩周りや肩甲骨だけを正そうとするのではなく、体の土台となる骨盤や背骨のカーブから正す必要があります。

 

また肩甲骨自体も硬くなった筋肉によって引っ張られて肩が内に入ってしまいますが、この時の肩甲骨を引っ張る筋肉は肩周りだけでなく、背中や腕の筋肉も影響を与えます。

 

猫背の改善については原因も様々であるため、ここだけで語りつくせませんので、このブログの他の記事も参考にしてもらえればと思います。

 

 

ただしなで肩でも、先天性の生まれつきのモノはもともとの骨格自体がそのような形になってしまっているために、完璧に改善させることは難しいです。

 

 

まとめ

鎖骨は本来地面とほぼ平行ですが、それが下に下がってしまっている状態を「なで肩」と言い、なで肩でマッサージに行ったりするけれど、肩こりが治らない…と悩まれている人いるでしょう。

 

なで肩で肩がこる理由は「骨格による負荷のかかり方」「必要以上の肩の筋肉の酷使」「筋力低下」の3つが大きく関わっています。

 

またなで肩になる原因としては、「先天性」「筋肉が伸張を起こしている」「猫背になっている」などがあります。

 

そのなで肩を改善するためには、伸張してしまった肩の筋肉のトレーニングを行い筋力アップをはかるとともに、今まで使っていなかったそれらの筋肉を使用することを脳に覚えさすため、繰り返し行うことが必要になります。

 

また猫背になっていると、鎖骨はそれほど下がっていなくてもなで肩に見えてしまうため、猫背の改善も大切です。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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