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合わない靴は腰椎ヘルニアに悪影響を与える

 

合わない靴は腰椎ヘルニアに悪影響を与える

 

合わない靴で腰椎椎間板ヘルニアになった奈良県御所市の男性

なんだかしっくりこない靴をせっかく買ったものだからと履き続けていたら、最近なんだか腰が痛くなってきて、病院を受診すると腰椎椎間板ヘルニアと言われた…。これってやっぱり靴のせいなの?と、疑問に思っていませんか?

 

靴は履き心地だけでなく、見た目などファッションに合わせて選んでいるという人も中にはいらっしゃるでしょう。そうなるとどうしても気に入っているけどしっくりこない…なんて靴もあるかもしれませんね。

 

ですが靴と腰椎椎間板ヘルニアに影響を与えることがあるのか?今回は靴と腰椎椎間板ヘルニアの関係についてお伝えしていきます。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアに影響を与える?

靴が腰椎椎間板ヘルニアに影響を与えることがあるのか?なんですが、合わない靴を履いていると腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えることがあると考えられます。

 

もちろん腰椎椎間板ヘルニアを発症してしまったとしても、すべてがすべて靴だけの問題だということは少ないでしょうが、腰椎椎間板ヘルニアを発症させる一つの要因にはなるでしょう。

 

これは腰椎椎間板ヘルニアというのは、簡単に言ってしまえば、腰に負担をかけ続けたことによって、腰椎(腰の骨)の椎間板が変性を起し飛び出してしまった状態です。

 

そして合わない靴を履いているとこで、腰には少なからず負担がかかることになるためです。

 

 

合わない靴はどうして腰に負担を与える?

では合わない靴を履くことでどうして腰に負担がかかってしまうのか?についてお伝えしていきます。

 

●足の筋肉に負担がかかる

合わない靴で歩いていたら足が疲れた…という経験をお持ちの人もいるでしょう。

 

靴のサイズが小さければ足の指を折り曲げて歩くことになるため、指の変形の原因になったり、指や足の筋肉に力が入りやすくなり疲労しやすくなります。

 

反対に靴が大きくぶかぶかな場合はうまく踏ん張りがきかずに、前に進むためにいつもより足に力を入れなくてはなりません。

 

このように合わない靴を履くことで足の筋肉は必要異常に疲労し硬くなってしまいます。

 

足の筋肉は足を動かすだけに働くのでなく、地面からの衝撃が腰に直接かからないように吸収する、クッションのような役目も果たしており、その足の筋肉が疲労し硬く柔軟性をなくしてしまうことで、腰に地面からの衝撃や反発力がかかりやすくなり、これらが負担となり蓄積することで腰椎椎間板ヘルニアの発症を高める要因となります。

 

また、ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれることがあるくらい、体の血液の巡りに大きく影響を与えています。

 

そのふくらはぎが合わない靴のせいで疲労してしまうと、血液を巡らせるポンプの役割を果たせなくなるため、腰周りの筋肉や椎間板に栄養や酸素が送れず、疲労物質が蓄積しやすくなることも、腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えます。

 

●姿勢が崩れる

大きなぶかぶかの靴を履くとしっかり足をあげられずに、足を擦って歩くことで背中が丸まってしまったり、履きなれないヒールを履くと歩くときに膝を曲げて姿勢を崩してバランスをとろうとする人がいるように、合わない靴で歩いていると知らず知らずバランスをとるために姿勢が崩れやすくなります。

 

姿勢の大切さは最近ではたびたび言われることも増えてきたので、なんとなく知っている方もいるでしょうが、姿勢が悪くなってしまうと背骨に本来あるはずのS字カーブが崩れてしまいます。

 

背骨は頚椎と腰椎の部分が前弯のカーブを描いていて、このカーブがあるおかげで上半身の重たさを分散し腰に負担がかかりにくい構造になっているんですが、姿勢が悪くなり腰椎のカーブが消失してしまうと、腰にかかる負担が大きくなり、椎間板が変性を起して腰椎椎間板ヘルニアを発症させてしまうことがあります。

 

●足のアーチが崩れる

足の裏にはご存知の通り土踏まずがあるように、ぺったんこでくアーチが形成されています。

 

さらに実際には土踏まず以外にも足裏の外側と指の付け根のやや下に沿って横に走るアーチもあります。

 

このアーチがあることでクッションの役割を担い、床からの反発力を分散してくれています。

 

しかし合わない靴を履くことで、このアーチが崩れてしまうと、クッションの役割を果たせなくなり、それがふくらはぎや腰に影響を与えだします。

 

上記でお伝えしたように、ふくらはぎが疲労して硬くなると血液の巡りが悪くなったり、腰にかかる負担が大きくなるため、腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えてしまいます。

 

 

次第に体が歪み始める

買ったばかりだから…、見た目が気に入っているからと、合わない靴を履き続けることで上記のような影響だけでなく、次第に体が歪んでしまうことがあります。

 

最初は足が疲れやすかったぐらいに感じていたモノが、履き続けることで段々と悪い姿勢が習慣化してしまったり、ふくらはぎや足の筋肉の柔軟性が慢性的に失われてしまいます。

 

すると足の筋肉や姿勢が悪いことで負担のかかる一部の筋肉が、次第に骨を引っ張り出して体が歪んだままで固定されてしまうためです。

 

こうなれば、合わない靴を履いていないときにも日常生活でも体が歪んだままになるため、腰には常に負担がかかりやすくなってしまい、腰椎椎間板ヘルニアを発症させるリスクが高まります。

 

人間の足の裏というのは、体の表面積のうちわずか1%ほどしかありませんが、そのわずか1%で体重のほとんどを支えてくれているわけです。

 

そんなわずかな部分で繊細なバランスを保っているのに、合わない靴によってそれが崩れてしまえば、体が歪んでしまうのもイメージできることでしょう。

 

 

靴を選ぶポイントは?

最近ではインターネットも普及し、実際に靴屋さんなどの店舗に足を運ばずに買い物をすます人も増えていることでしょう。

 

そういったサービスが便利なことは確かですが、靴はメーカーによっても微妙に足の幅や大きさ、形も違っています。

 

なのでやはり店舗に足を運んで実際に履いてみることが大切だと考えています。しっかり踵を合わせた時に、つま先には適度な余裕があり、かつあまり緩すぎないモノを選んでください。

 

さらに座って履いている時にはぴったりでも、実際に立って体重をかけると多少足が外に広がるため、小さく感じることもあるので少し実際に歩いてみてください。店員さに見てもらうこともいいですね。

 

 

慣れない靴を履いた後のケア

ここからは慣れない靴を履いた後に腰椎椎間板ヘルニアを予防するためのケアの方法についてお伝えしていきます。

 

●足底の筋肉のストレッチ

慣れない靴や合わない靴で歩いた時には足底の筋肉が疲労しやすく、足底には土踏まずもあり、土踏まずのアーチが崩れてしまうと腰に負担がかかりやすく、腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えてしまいます。

 

靴が合わなくて腰椎椎間板ヘルニアになった奈良県葛城市の先生

正座をして両足の指を立てます。足の裏にツッパリを感じたら15~20秒キープ。

 

●脛(すね)の筋肉のストレッチ

慣れない靴や合わない靴で歩き回ったときに疲労するのは、ふくらはぎだけではありません。表側のすねの周りの筋肉も疲労してしまいます。

 

すねの周りの筋肉も体を支えるために働いており、疲労して硬くなることで重心の位置がずれて姿勢が崩れやすくなってしまい、腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えます。

 

合わない靴で腰椎ヘルニアになった奈良県葛城市の女性

片足を伸ばして、反対の足を正座するようにまげて床に座ります。

片手で曲げた足の膝を持ち、ゆっくり体の方へ膝を持ち上げてください。

すねの部分にツッパリを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。

 

●足のストレッチ

上記でお伝えしたように、合わない靴や慣れない靴で歩くと、足の筋肉がかなり疲労しやすく、これが骨盤を歪ませたり、クッションの役割を果たせず腰にかかる負担が増えて、腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えます。

 

合わない靴で腰椎椎間板ヘルニアになった奈良県大和高田市の男性

片足を伸ばして椅子に軽く腰掛け、片足を伸ばしたまま体を前に倒してください。

足の後面にツッパリを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。

 

●お尻の筋肉のストレッチ

合わない靴で歩いて足の筋肉が疲労してくると、段々とお尻の筋肉にも負担がかかり始め柔軟性を失っていきます。

お尻の筋肉は腰のサスペンションのような役割を担っていて、硬くなることで日常生活で腰にかかる負担が増え、腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えます。

 

奈良県御所市の腰椎椎間板ヘルニアに悩む男性

椅子に座り写真のように足を組みます。片手で膝を床に向けて抑え、反対の手で足首を上に引っ張ってください。

この時背すじを伸ばしたまま体を前に倒していき、お尻にツッパリを感じたところで15~20秒キープ。左右交互に行ってください。

 

●腰のストレッチ

もちろん合わない靴や慣れない靴で歩くことで疲労してしまった腰の筋肉をケアすることも、腰椎椎間板ヘルニアを予防するうえで大切です。

 

合わない靴で腰椎椎間板ヘルニアに悩む奈良県大和高田市の職員

上向きで寝て片足を曲げ、足を反対側へクロスさせて股関節と膝を約90°に曲げます。

背中にツッパリを感じたところで15~20秒キープしてください。左右交互に行ってください。

 

 

まとめ

合わない靴を履いていると腰痛になることもあるし、腰椎椎間板ヘルニアにも何か影響があるんだろうか?と疑問に思う人もいるでしょう。

 

実際に合わない靴を履き続けることは、腰椎椎間板ヘルニアに悪影響を与えると考えられます。

 

もちろん靴だけの問題ではないでしょうが、「足の筋肉に負担がかかる」「姿勢が悪くなりやすい」「足のアーチが崩れる」といったことが腰に負担をかけてしまうためです。

 

人間の足の裏というのは、体の表面積のうちわずか1%ほどしかありません。それほどわずかな部分で体を支えているため、ほんの少しバランスが崩れてしまうことで体には大きな影響が出てしまいます。

 

なのでできるだけ自分の足に合った靴を選んで履くように心がけてください。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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