神橋筋整体院
肩こりと日中の異常な眠気の原因とは？
肩こりがあって肩周りが重たく感じてて、最近では日中に仕事をしている時に異常な眠気に襲われることもあるけれど、これって何か原因があるの？と、疑問に思っていませんか？
肩こりがあって気分が悪いだけでも、仕事などに集中できずにがっくりなのに、そこに異常な眠気も襲ってきたら、休日の横になれる時ならともかく、仕事の時などであれば本当につらいですね。
そんな肩こりと異常な眠気、何か病気が原因なの？両者関係しているの？など疑問に感じている人もいると思いますので、今回は肩こりと異常な眠気の関係についてお伝えしていきます。
単純に睡眠不足が原因
肩こりと昼間に異常な眠気に襲われる原因として多いのが、単純に睡眠時間が足りていないことがあげられます。
本当に当たり前のことですが、結構心当たりのある人も少なくないんじゃありませんか？
睡眠時間が短く睡眠が足りていなければ、昼の間に異常な眠気に襲われることも納得でしょう。
また肩こりは簡単に言えば肩周りの筋肉に疲労物質が溜まって、筋肉が緊張してしまっている状態であるため、睡眠不足によって自然治癒力が低下し、日常生活でできてしまった筋肉の小さな傷が回復しきらずに翌日に持ち越してしまうと、それだけ肩こりが起こりやすくなります。
また睡眠不足は自律神経を乱してしまう原因にもなるため、自律神経が乱れることで血液の巡りが悪くなって疲労物質などの老廃物が溜まってしまうことも、肩こりを発症しやすくなる要因です。
寝る前にスマホを使用していませんか？
最近、肩こりと異常な眠気の原因になる睡眠不足の人に多いのが、寝る前のスマホの使用です。
パソコンも身近になりましたが、スマホなんかは一日中肌身離さず持っているなんて人も多いでしょう。
そうなると寝る直前までスマホを操作している人も少なくないはずです。
寝る前にはパソコンの使用やスマホの使用は控えるようにといったことは、最近では聞いたことがあると思いますが、これはスマホやパソコンの画面からでるブルーライトの刺激を網膜が受けると、脳は「朝だ」と判断するので、メラトニンという睡眠を司るホルモンの分泌が抑制され覚醒してしまうからです。
１件のメールチェックで脳がエスプレッソ2杯分を飲んだときと同じくらいの覚醒状態になる、なんてことも言われることがあるくらい、寝る前のスマホは睡眠の質の低下にもつながってしまいます。
これによって寝不足になったり睡眠の質が低下することで、肩こりが起こったり、昼間に異常な眠気に襲われる人は以前と比べると多くなったのではないかと考えられます。
電車の中で寝ているから大丈夫？
他にも知らず知らず睡眠不足になっていて、肩こりや異常な眠気に襲われてしまう要因に、電車の中で寝ている分を睡眠時間に足していることがあげられます。
私自身も以前は、夜中に寝る時間が４時間ほどでも通勤・通学の時に電車の中で片道１時間くらい寝ているし…なんてことを考えていたころがあります。
眠気や肩こりに襲われる人の中には、私のように通勤の時などの睡眠をプラスしてトータルで６時間ほどは寝ているのに…と考えている人もいるでしょう。
ですが連続して眠った6時間と、細切れで眠ったトータル6時間の睡眠の質はノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが、細切れでは正しく現れないため、まったく違います。
このように夜中、ベットで寝る時間は４時間ほどだけど、電車で２時間ほど寝るし…なんて考え方は、睡眠不足を引き起こして肩こりや昼間の異常な眠気の原因となってしまいます。
肝臓の異常によって
肩こりと異常な眠気が出てくる原因に暴飲暴食による肝臓疲労など、肝臓の異常によることがあります。
肝臓の疲れや異常によってどうして眠気が起こりやすくなるかというと、肝臓には食事から摂取した栄養を、体内で必要なエネルギーに変える機能やアルコール、アンモニア、薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する働きを担っています。
これが肝臓の異常によって働きが低下してしまうと、解毒されるはずの老廃物はろ過できなくなるためそのまま体内に残ってしまい、エネルギーとして代謝しきれなかった栄養は中性脂肪となり蓄積されます。
このように体にとって不要なものがどんどんたまっていってしまうことに加え、エネルギーが作れなくなってしまうことで、体を動かすことがつらくなり、体が睡眠を欲するようになり異常な眠気が起こりやすくなります。
さらに肝臓には平常時、体内の約３０％モノ血液が貯留されているため、肝臓が疲労したり異常をきたしてこれだけの血液の流れが滞ってしまうことで、筋肉へ流れる血液も滞ってしまい「こり」を作りやすくなってしまいます。
肝臓は異常を起こしていてもなかなか症状としてあられにくいため、もし毎日毎日しっかり睡眠もとっているのに体の疲れが取れなかったり、異常な眠気に襲われるのであれば、一度病院で検査を受けておくのも悪くはないでしょう。
暴飲暴食によって
上記で少しお伝えしたように暴飲暴食は肝臓にも負担をかけてしまうため、肩こりや異常な眠気の原因になることがあります。
夕食の食べ過ぎは、寝ている間も内臓が働かなくてはいけなくなるので睡眠の質が下がってしまったり、血液が内臓に集中することで肩周りの筋肉の血液の巡りが悪くなってしまいます。
アルコールはわずかであれば睡眠の手助けになると言われていますが、飲みすぎてしまうと反対にアルコールが体内で分解されると、交感神経を刺激する作用を持つ「アセトアルデヒド」という物質が発生するため、本来であれば副交感神経が優位でなければいけない睡眠の時間に、交感神経が刺激されることで睡眠の質が下がってしまいます。
また、体にとっては有毒であるアルコールを解毒するために肝臓が過剰に働かなくてはならないため、上記でお伝えしたように血液が滞り肩こりを起こしやすくなってしまいます。
なので肩こりと異常な眠気に襲われる時には、普段から暴飲暴食になってしまっていないかを確認してくださいね。
体の歪みによって
最近では脳の誤作動によりドーパミンが出てしまうことで、筋肉が緊張状態となって肩こりと不眠を引き起こすことがあると言われています。
その脳の誤作動を起こしてしまう要因となるのが体の歪みで、バランスの崩れた状態であり続けることで、脳が誤作動を起こしやすくなってしまうんです。
また骨盤の歪みが肩こりの原因と言われることがあるように、体の歪みによって姿勢が崩れてしまうと、背骨のカーブが崩れることで肩こりを起こしやすくなってしまいます。
このように体の歪みが肩こりや異常な眠気の原因になることも考えられるため、普段からストレッチや体操、整体院の施術を受けるなど、体のケアを怠らないようにしてください。
ストレスによって
万病のもとであるストレスもまた、肩こりや日中の異常な眠気の原因となることがあります。
人はストレスを受けると、心拍数や呼吸が速くなったり、血圧が上がるなど、心身に大きな負荷がかかります。また、脳が興奮して覚醒状態になるので、脳が休まる態勢にならず脳が覚醒して交感神経が優位になることで眠れなくなってしまうんです。
またストレスをため込むことで自律神経が乱れてしまうと、血液の巡りが悪くなり、肩周りの筋肉の血液も滞ってしまうことで肩こりも起こりやすくなってしまいます。
なので普段から適度な運動を心がけたり、生活リズムを正したり、休みの日には趣味に没頭したり時には何もしない時間を作るなど、ストレスをため込まないようにすることも大切です。
まとめ
日中の仕事の時などに、肩こりと一緒に異常な眠気に襲われる…なんて人もいるでしょう。
肩こりと異常な眠気の原因の一つにやはり単純に睡眠不足が挙げられます。
また睡眠時間はきちんと確保していると思っている人の中にも、通勤で使用する電車での睡眠を足していたりする人もいますが、夜寝るのと細切れで寝るのとでは睡眠の質が違うため、知らず知らず寝不足になっていることがあります。
最近では寝る前のスマホの使用も、ブルーライトによって睡眠の質を下げて肩こりと異常な眠気の原因となることがあるので気をつけて下さい。
その他にも、肝臓の疲労や病気によっても肩こりと異常な眠気に襲われることがあるため、いくら寝ても疲れが取れなくて体が重たい時などは、一度病院で検査を受けるのも一つの方法です。
ストレスや暴飲暴食、体の歪みなどもまた肩こりと異常な眠気の原因となるため、普段の生活リズムや習慣、体のケア、運動習慣なども見直すのもいいですね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの８割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
コメントをお書きください