私が整体の道を選んだ理由
毎日を走って過ごしていた日々
高校時代は奈良県の学校で陸上部の長距離に所属し毎日を走って過ごしていました
そんな日々ですからケガは絶えることがなく、そのたびに奈良県に住む治療家の父の整体で体のケアをしてもらっていたことを覚えています
そんななか高校生活最後の駅伝大会で奈良県で入賞することができ、近畿大会へコマをすすめることができました
突然におそわれた痛み
近畿大会もあと1週間と迫ったある日、いつものように練習に励んでいた際に突然、背部に痛みが走りました
今までもこんな生活でしたので、足を痛めたことも数回ありましたが運が良かったのか、走れなくなるほどのケガや痛みとは無縁で過ごしてきました
ただその時は今までと様子が少しばかり違いました
走るたびに激痛がはしり呼吸ですら違和感を感じる、初めての経験でした
残りわずか一週間、正直絶望的であるとまだ整体を志してない素人であった私にすらわかるほどの痛み
諦めきれなかった思い
歩くだけでも背中に響く痛み
それでも高校生活最後の駅伝大会、私は諦めることができませんでした
正直、父親だけが頼りで、練習はそこそこに早くあがらせてもらい実家で毎日、父の整体をうけて回復を祈りました
整体をうけるたび、痛みが減少していくのは感じていましたが、今回は時間がないこと、また試合前にもかかわらず練習ができていないこと、不安ばかりが頭をよぎっていました
そしてとうとう出発の日がやってきました
奈良県外で大会が行われるために、前日に現地にいき、コースの下見をかねて練習を行う予定
その練習の走りを監督が見て、試合に出してもらえるか判断するとのことでした
その日がやってきて
1週間、父の整体をうけ日に日によくなっているのは感じていましたが、ほとんど走ることはしていなかったので、実際にやってみないと何とも言えないという状況
不安のなかコースでの練習がスタートしました
走り始めると痛みはほとんどなく、練習を走り切ることができ翌日の大会のメンバーに入ることができ、ただただ父親に感謝
それをさかいに
大会自体の結果は決して胸を張れるものではなく、チームで口惜しさがあふれるものでしたが、それもいい経験と思い出となっています
ただ、その時から自分を走らせてくれた父のように、誰かを助けることができればと整体の道に進むことを決意しました
その時の自分を
今でも胸にあるのは、その時の自分が目の前に現れたら、その自分を助けてあげられるよう
整体の技術をさらに勉強し父親が助けてくれた以上に早く痛みをとってあげられるように
そう進んでいくことで多くの患者様の手助けができると考えています
こんな思いが整体の道を突き進ませてくれる原動力です